インフィニット・ストラトス ダラーズの真似をしたかっただけなのに   作:嘘吐き

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偽りの王

 始めましては俺の名は龍宝院帝。こんな名前だが、一般人………だった。

 いやまあ、今でも一般人のつもりなんですけどね?でもたぶん今俺の正体が世間に知れたらとってもまずーいことになる。うん、確実に。

 え?じゃあお前は何者かって?悪の秘密組織の長やってます。

 いや嘘じゃないよ?まあ正確には立場的にって感じですがね。

 昔、デュラララ!!という小説に出てくるダラーズと言う存在すれども存在せずっていうカラーギャングがかっこよく思えてさ、昔からそういう組織があったような噂を夏休み全て使い切って流して、裏サイトも作った訳よ。

 最初は普通の裏サイトだったんだけどさ?なんか、本物の秘密組織達が傘下に入り始めてさぁ、今じゃペンタゴン並みのセキュリティーでしかもスパコン何台を使ったサイトになっとるし、訳わからん。

 いや確かにダラーズも原作じゃヤクザとか紛れてたよ?でもさ、混じりだろ何やってんだ裏組織。馬鹿か、馬鹿なのか!?

 馬鹿なんだろうなぁ。小学四年が作った噂話鵜呑みにしちゃうぐらいだし。怖いから様々な情報流して偽りの長を作ったんだけどさ、俺は何時の間かその補佐的立ち位置にされていた。

 常にネットを介して姿を現さぬボス。俺は唯一それを知っているんだと。失敗したね。

 しかもなんか振り込まれてるし。今更嘘でーす、てへ☆なんて言ったら間違いなく物理的に死ぬな。死んじゃうのかよ。

 死にたくないので必死に悪の秘密組織の大幹部を演じ続けてやりましたよ。ええ。

 まあたとえば、あのISはすごいよな~って呟くだけなんですがね。そしたら強奪に成功したとか連絡来たよ。馬鹿じゃねーの!?

 欲しいなんて一言も書いてないじゃん!つーか計画に移るならせめてそこから連絡してくれよ、止められねーじゃん。

 他にもこんな事があった。ドイツが織斑千冬っつー世界最強のIS乗りをうまく引き込めないかと依頼してきたので、日本人なら恩でも売れば?と書いてみた。

 すまん、織斑千冬の弟一夏君。誘拐されたんだってね?それ、ドイツが織斑千冬に恩を着せるために行った自作自演です。決行犯は形では俺の部下。作戦考えたの、俺ってことになってる。

 そんなある日、家に天災がやってきました。

 ISの生みの親篠之乃束。

『私を持ってしてもたどり着けたのは君までだったよ~。ねえ、ボスは何処?』

 ニッコリ笑顔でそんな事言われても居ない者は居ない。必死に説明する俺だが全く信じてくれませんでした。曰く『いくら束さん以外の凡人が馬鹿でも存在しない者を信じる訳ないじゃん。その嘘は流石に無理あるよ~』とのこと。うん、俺も嘘みたいって思うよ。でも、本当なんだよ!

 結局脳から直接記憶を読みとられそうになったところでスコールとか言う奴が助けに来てくれた。で、危険だからと引っ越して今は外国。

 俺が、俺がいったい何をしたって言うんだぁ!ちょっと自作の都市伝説を広げたかっただけじゃないかぁぁぁぁ!

 かぁぁぁぁ!

 

 ぁぁぁぁ!

 

 ぁぁぁ! 

 

 ぁぁ!

 

 

 

 

 

 そして現在。

 

「う、嘘!2人目のIS適性持ち!?」

 

 ははは。いっそ滅んじまえこんな世界。

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