インフィニット・ストラトス 伝説を塗り替える者   作:バリスタ

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黒い目









紫の騎士(un control)

臨海学校 2日目

 

 

 

 

「…」

 

千冬

「今日は専用機持ちは私が

 

それ以外はクレアとクリアが面倒を見る」

 

全員

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本音

「……」

 

「織斑先生…なんで本音が?」

 

「それはだね…本音ちゃんのISが

 

やっと出来たからなんだよ!

 

 

昨日徹夜で仕上げたからね!

 

いでよ!九尾の魂!」

 

本音

「おぉ…」

 

千冬

「そういう訳だ…

 

布仏、お前は今日からIS学園代表候補だ」

 

本音

「は、はい!」

 

 

 

「あの…西宮は?」

 

千冬

「…止めれなかった…」

 

セシリア

「それじゃあ!」

 

「うん…今…1人で

 

…相手が来るのを待ってる…」

 

シャル

「なら!」

 

千冬

「あぁ…分かっている…

 

最悪の事態を想定して…空我には

 

タイタンの為に暮桜のデータを入れた」

 

「あとは…空我が

 

対応してくれればいいんだけど…」

 

 

 

 

山田

「織斑先生!」

 

千冬

「山田君……まさか」

 

山田

「…西宮くんが暴走しました…

 

敵機体は2機…西宮くんは暴走しながらも

 

善戦はしていますが…」

 

 

千冬

「各員に次ぐ!戦闘可能な専用機持ちは

 

高機動パッケージをインストールし次第

 

西宮の元へ飛べ!

 

 

それ以外の生徒は山田先生の指示に従え!」

 

「はい!」

 

「束さんが余計なデータを抜きながら

 

インストールするからねー!

 

箒ちゃんはいっくんを乗せてあげて」

 

セシリア

「でしたら、本音さんは私が乗せますわ」

 

本音

「うわーい、ありがとー」

 

「束さん」

 

 

 

 

 

「全員同時に30秒で!

 

ついでに敵の情報も一緒に入れとくね!」

 

 

 

 

「弾、乗りなさい」

 

「すまねぇ」

 

 

 

シャル

「パッケージの武装は…シールド…

 

タンクか…」

 

ラウラ

「レールカノンが二門…シャル」

 

シャル

「ガードは任せて!」

 

 

「インストール完了…お姉ちゃん」

 

楯無

「うん…織斑先生!」

 

千冬

「あぁ…各員に次ぐ…

 

 

誰一人欠けることなく…帰ってこい!

 

 

これは命令だ!分かったな!」

 

『はい!』

 

 

 

 

 

 

同時刻…西宮

 

 

 

 

 

 

西宮

「ちっ…空我が暮桜を拒んでやがる…」

 

 

《system refuse》

 

 

西宮

「…来る」

 

山田

『西宮君…ご武運を!』

 

西宮

「はい!」

 

 

 

 

千冬

『福音 …銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)

 

篠ノ之の紅椿と同じく多機能型だ、

 

近中遠全てに対応するらしい』

 

 

 

 

西宮

「とは言ってたけど…武器らしい武器は無いよな…」

 

 

《EMERGENCY》

 

 

《system cracking》

 

 

西宮

「は?」

 

 

《暴走》

 

西宮

「な!?」

 

 

グレイシア

「…ふふっ!ははっ!

 

やっぱりあの天才程度の作品じゃ

 

簡単に暴走させられるや!」

 

西宮

「てめぇが…あの時の!」

 

 

グレイシア

「久しぶりだね、モルモット!

 

…あー…西宮くん…だっけ?」

 

 

西宮

「ふざけるなぁ!がはっ!?」

 

 

グレイシア

「ははっ!もうそのISは君の言うことを聞かないよー!

 

君の目に入る全ての物を壊す…ズタズタになるまで

 

止められないよ!」

 

西宮

「クソっ!」

 

 

グレイシア

「あっとその前に」

 

頭を握られる

 

 

グレイシア

「さぁ…吐け…世界の真実を」

 

西宮

「……ばーか…

 

 

 

俺達の人生狂わせたやつに教えるかよ!」

 

 

 

 

 

グレイシア

「それが君の答えか……

 

 

 

 

 

 

なら…絶望して死ね」

 

頭を強く握られる

 

西宮

「がっ!?」

 

頭の中にどす黒い何かが流れ込んで来る

 

西宮

「やめろ!やめろ!」

 

グレイシア

「それは君の心の奥にあった闇さ…

 

蓋を無理矢理開けちゃったから

 

もう二度と閉められないよ!」

 

 

西宮

「あっ!がっ!?」

 

 

 

西宮の意識が闇に沈んでいく…

 

 

 

クレア

「あぁ…やっと…やっと完成した…

 

 

究極の力…」

 

 

 

そこに立っていたのは…

 

 

 

 

黒く刺々しいモヤを纏った西宮だった

 

 

いつかの頃(3年前)とは違く…真っ黒な瞳の






前回の黒い目の笑顔


今回の究極の姿…


西宮の中の闇



全部…西宮君の過去に…




オットここまでだ(´º∀º`)

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