インフィニット・ストラトス 伝説を塗り替える者 作:バリスタ
始まります
西宮
「あの野郎…
死に際に厄介事を残していきやがった…」
鈴
「なんかこの感じ…懐かしいわねぇ」
目の前には5万を超える出来損ないの無人機
弾
「いや…あの時と比べたらスケール全然違うからな?」
一夏
「しかもあん時は千冬姉が助けに来てくれたし…
俺と鈴は捕まってたし…」
セシリア
「なんか…詳しく聞きたいような…
聞きたくないような…」
簪
『みんなごめん…』
楯無
『頑張って!先に帰って待ってる!』
西宮
「無理すんなよ?」
楯無
『大丈夫!帰ることは出来るから!』
本音
「不安だよー…」
箒
「私とセシリアで大半いけるぞ?」
セシリア
「まぁ…まだ…完璧ではないですが…」
鈴
「いーなー…いーなー…セカンドシフト…」
一夏
「…ごめん…」
白式・雪羅になっている一夏
鈴
「私出遅れてる!」
西宮
「安心しろ…俺もだ」
ラウラ
「…私達もな」
シャル
「普通にびっくりなのが…直人…
まだそれでファーストシフトなんだね…」
西宮
「システム上…if・style
って区分らしい」
本音
「装備はサードシフト基準なのにね…」
西宮
「…なぁ本音…お前のIS…電気使えたよな…」
本音
「うん……って……まさか…」
西宮
「バッチこい!」
鈴
「あんたそれ本気!?」
西宮
「いやぁ…ライジングの安定化
出来るかなって思って…」
束
『せめて修理できる状況下でお願い!』
西宮
「うっす…」
本音
「…あ、そうだー…雷電招来『ばりばりばりー』」
本音のISからほとばしる電撃
箒
「うっそーん…」
山田
「えっと…ぜ、全機墜落を確認!」
西宮
「無双ゲーかよ!」
宿にて
西宮
「あだだだだ…肩外れてる…」
千冬
「どれ!」
グリィッ
西宮
「ふっぐ!?
治してくれるならせめて
前兆ぐらい見せてくださいよ!」
千冬
「気が抜けてる時でなくてはいけないからな…」
西宮
「ごもっとも…」
ライカ
「やっほー…パンドラについて
いくつか 分かったことがあるよー」
束
「なになにー?」
ライカ
「パンドラの能力には大きな区分けがあるみたい」
束
「へぇ…」
ライカ
「直人みたいな『力』を与えるのと
一夏君みたいに『願い』を叶える
今のところわかってるのはこの2つ」
束
「…もしかしたらもっとあるかも?」
ライカ
「可能性はゼロじゃない…それと…
グレイシアにたたき落とされた子…
もしかしたら…」
束
「薬を打ち込まれたかも?」
ライカ
「その可能性がありうる…」
束
「…分かったよ」
ライカ
「…どうか…杞憂であって…」
簪
「…私…守れなかった…
お姉ちゃんを守れなかった…
私が無力だから…
私にも…力があれば…」
本人は気づかない程度に
少し白髪の交じる髪…
それはストレスからか…それとも…
シャシャッ
わかる人にはわかる