犯罪者になったらコナンに遭遇してしまったのだが   作:だら子

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其の七: 「紫の銃剣」

江戸川コナンは焦っていた。

 

「動くな」

「は?! アンタ今、自分の状況が分かってんの?!」

「ええ。分かっていますよ。分かっていて、貴方に拳銃を向けている」

 

バックミラーを見ると、そこには幾世あやめが映っている。彼女は強盗犯の女へ拳銃を向けていた。怯えることなく、真っ直ぐと強盗犯を睨みつけていたのだ。その顔を見て、冷や汗が流れる。

 

(幾世さんは何をしているんだ…?!)

 

先程まで、強盗犯の女が幾世さんの蟀谷へ拳銃を突きつけていた。ピクリとも動かない幾世さんを見て、本当に心配になったものだ。しかし、今はどうだ? 何故か幾世さんは強盗犯へ拳銃を向けている。

 

事務所のトイレで発見された死体を見た時から彼女の様子がどうにもおかしい。あの瞬間、彼女は顔を真っ青にさせて嘔吐してしまっていた。最近、彼女は事件に巻き込まれやすい。その度に倒れそうなっているのをよく見かける。だが、彼女が吐いた姿は初めて見た。それ程までにショッキングだったのだろう。

 

(幾世さんはか弱い普通の女性だ。しかし、冷静に物事を判断できる大人だった――――はずなんだ)

 

何をトチ狂えば、幾世さんがこんなことをしでかすんだ?! 訳が分からなかった。彼女は優しい人だ。どんなに疲れていても人を気遣える人間、それが彼女である。だからこそ、俺達が浦川芹奈の家に訪ねたいと言えば、幾世さんは自分の車に乗せてくれた。その他にも、俺を心配して、浦川芹奈と俺が外へ出る時にも付いてきてくれた。そんな彼女だからこそ、わざわざ怪しいあの安室透に釘までさしたというのに。幾世さんを巻き込んでしまった。唇を噛みしめる。俺が後悔していると、強盗犯の女が叫んだ。

 

「今すぐその拳銃、捨てないと撃つわよ!」

「どうぞ、ご自由に」

「はあ?!」

「ちょ、幾世さん?!」

「代わりに、必ず貴方を仕留めますから」

「なっ」

「私、海外で拳銃を撃ったことがありまして。これでも腕が良いと言われたんですよ? 貴方が撃った瞬間、私が貴方を撃ちます。必ず」

 

虚勢を張っている訳ではなかった。幾世あやめという女は本気で、『相打ちになってでも犯人を撃ち殺す』気でいたのだ。バックミラー越しに見える彼女の目の鋭さに息を呑む。決意が篭った目だった。何故ここまでする? どうしてそんなことをする? だが、そんな疑問の答えは直ぐに分かってしまった。彼女の人間性、今の表情から導き出される答えは、

 

――――俺を、俺達を助けるためだ。

 

それを自覚した刹那、胸から形容しがたい何かがせり上がって来るのを感じた。手が震える。唇を更に噛みしめる。息が荒くなる。脳裏に様々な人達の顔が過った。

 

(駄目だ。幾世さんを死なせては駄目だ)

 

彼女は他人のためなら平気で自分を犠牲にできる人間なのだろう。どれだけ恐ろしくても、気が弱くても、人のために奮闘する。彼女を『か弱い人間』と言ったことは訂正しよう。彼女は『勇気ある人間』だ。

 

そう考えた刹那、幾世さんの顔が一瞬だけ歪んだ。『人を人として思っていないような冷たい顔』になった。瞳に光がない。人を何人も殺していそうな、『殺人鬼』の目をしていたのだ。俺が稀に見る、最低最悪の殺人者の目。その表情と瞳にゾクリとした。驚いて目をこする。そこには先程と同じ顔をしてる幾世さんがいた。

 

(…、…何だ、気のせいか)

 

幾世さんがまさかそんな顔をする訳がないのに。だが、何故だか手が震えていた。おかしい。おかしい。何故、俺は――――と思考していた時だった。強盗犯が動揺してか、叫び出したのだ。ハッと顔を上げる。考えている暇なんてない! まずい! 幾世さんへ強盗犯が拳銃を発砲しかねない!

血の気が引くのを感じた。慌てて身を捩り、後部座席へ目を向ける。俺は腕時計型麻酔銃を構えた。そこには幾世さんしか見えていない強盗犯の女がいる。

 

(これならいける!)

 

パシュッ

麻酔銃の針が飛んだ。

 

針が刺さった瞬間、強盗犯の女はヘロヘロと倒れる。カシャンとそのまま拳銃が床に落ちた。運転座席にいる浦川芹奈さんは『どうなったの?!』と困惑した面持ちで叫んでいる。それを聞きながら、俺は胸を撫で下ろした。ホッと息を吐く。

 

(幾世さんを守れた。でも、あの幾世さんがどうしてあんなことを…?)

 

幾世さんへ視線を向ける。俺を視界に入れた幾世は小さく笑った。不敵に、素敵に、綺麗に笑っていたのだ。まるで、『江戸川コナンを信じて、役者を演じ切った』かのように笑みを浮かべていた。俺はそれを見て、目を見開く。

 

(幾世さんは俺に何か手があると信じてくれたんだ。この子供の姿なんかの俺を)

 

だからこそ、幾世さんは拳銃を構えた。強盗犯の女の意識を幾世さん自身へ向けるために。それにより、俺が動きやすくするために。――――全ては俺のためだったのだ。

 

幾世さんは眠る強盗犯に対して言葉を投げかける。

 

「言ったでしょう。必ず貴方を仕留めると」

 

 

 

 

今回の犯人である、浦川芹奈は困惑していた。

 

「浦川さん、紅茶をどうぞ」

「ありがとうございます。ええっと、貴方は…?」

「ああ、私としたことが失念しておりました。そうですねぇ…私のことは『教授』とでもお呼びください」

「はあ、」

 

『教授』、そう自分を称した40代後半ほどの男性がニコリと笑う。仕立てのいいスーツを着た彼からティーカップを受け取った。私は訳が分からなくて、引き攣った笑いを浮かべる。

 

(おかしい。強盗犯が捕まった後、私も一緒に警察へ連行されたのに…)

 

幾世あやめという女性の行動により強盗犯は無力化された。最終的になんとか私は車を止めることができたのだ。あの時はホッと息を吐いたものである。しかし、車を止めたことにより、私は捕まってしまったけれど。強盗犯共々、『殺人犯』として。

 

(強盗犯が捕まったのは良いけど、私も捕まるなんて世話がないわね)

 

でも、仕方がないのかも。人殺しなんて道徳に反した行いをしてしまったのだし。更には、復讐が終わった後、死のうとまでしていた。己に降りかかるであろう、中傷や苦しみが嫌だったから。ふふ、私って馬鹿な女ね。復讐をやり遂げることもできず、死ぬこともできないなんて。けれど、コナン君にこう言われてしまった。「貴方は死なせない」と。だから、罪に苦しみながらも、生きるしかないのかもね。

そう考えていたのに、私を乗せたパトカーだけが急に方向転換したのだ。意味が分からなかった。そして、連れてこられたのがここ。教授と呼ばれる男性がいるこの部屋だったのだ。

 

教授という男性が紅茶を優雅に飲む。少し飲んだと思えば、彼はティーカップを机へ置いた。

 

「単刀直入に言います、浦川芹奈さん。貴方を我が組織へ誘いたい」

「組織…?」

「我が組織の理念は『復讐を遂げること』。貴方も復讐したい相手がいますでしょう?」

「それ、は、」

 

どうしてこの男はそんなことを知っている…? 私が捕まったのはつい先程。まだテレビにも私のことは流れていない筈だ。というか、『復讐を遂げる組織』とは一体なんのことだ? どうしてそんな組織が今さら私のところなんかに来ているの…? もう捕まった私なんぞに勧誘? 意味が分からない。

 

私が疑問と警戒で胸をいっぱいにしていることが分かったのだろう。教授は眉をハの字にした。申し訳なさそうな顔をする。

 

「できることなら、もう少し早く貴方と出会いたかったものです。しかし、我々とて万能ではない。いつ、だれが、どこで、恨みを持つかなんて誰にも分かりません」

「それが分かってしまえば最早、人間ではないと思いますけど…。そろそろ、私を誘った理由を教えてもらえませんか」

「ああ、これはこれは。ご婦人を待たせてしまって申し訳ないです。貴方を誘った理由はただ一つ。貴方の行動力と精神力の高さに感銘を受けたからです」

「胡散臭いですね。新手の宗教かですか?」

「そう思えてしまうのも、仕方がないでしょうね」

「もう帰ってもいいですか? 私は刑務所に行かなくてはいけないので」

 

「――――貴方の今までの行動が無意味になってしまうのに?」

 

立ち上がろうとした体勢で止まる。不可解だというように私は眉をひそめた。

私の行動が無意味? どういうことだ。これでも一応は三人の強盗犯のうち二人を殺せた。最後の一人も刑務所行きは確定。小心者で、ただの一般人の私がここまでやったのだ。結果は上々ではないだろうか。私の復讐はこれで終わり。これ以上はもう無理だ。

そんな私を見た教授は笑う。紳士らしい、上品な笑みだ。彼はテーブルの上に両肘をのせ、顔の近くで手を組む。そのまま静かに口を開いた。

 

「だって、そうでしょう? 結局、全員を殺せていない。それなのに貴方は刑務所行き。しかも、中途半端に二人も殺したせいで、一生牢獄から出ることが出来ない可能性の方が高い。絶望しかありませんね」

「……仕方がないわ。それが私の罪」

「『最後の強盗犯の女』はきっと貴方より早く刑務所を出ることになりますよ」

「……、……え?」

「あの女自身は人を殺していないのですから、当たり前でしょう。ま、性質(たち)の悪い銀行強盗犯なので、それなりに長い間は牢屋に繋がれるでしょうけどね」

「、、それ、は、」

 

胸が苦しい。声に出して叫びたいのに、声がでなかった。何故だか鼻の奥がツンとし始める。思ってはいけないこと。考えてはいけないことなのに、心がひたすら叫んでいた。

 

――――悪いのはあちらなのに、どうして私がこんな目に遭わないといけないんだ!

 

確かに、二人も人を殺した私は『悪』だ。まごうことなき、『悪』である。周りからは、強盗犯と私はなんら違いはないと言われるだろう。だけど、最初に銃口を向けたのは間違いなく、『彼ら』だ。恨んで何が悪い。私も銃口を奴らに向けて、一体何が悪い。しかし、この世界では被害者は加害者に銃口を向けることができない。これではやったもの勝ちではないか。

 

そこまで考えて、私は唇を噛みしめる。私のやったことが無意味であって欲しくなかった。自分の手を嫌々ながら血で染めたのに、この仕打ちは――――何だ?

 

「それでも、一定期間は警察に繋がれます。少しは悔い改めるでしょう。それに、あれほど酷いことをやったんです。神から天罰が下りますよ」

「本当に?」

「え?」

「本当にそう思っているんですか? 冗談でしょう? なら、何故、貴方は武器を手に取った。何故、殺した。分かっているでしょう、その理由が」

「っ」

「警察に突き出したところで、犯人が悔い改めるはずがない! そもそも、悔い改めるような人間が銀行強盗なんていう犯罪を犯すはずがない! もしも、少し後悔の念を抱いたところで一体何になる? それで貴方の恋人は戻ってくるのか?

 

――――答えは否! ありえない!」

 

「確かにその通りかもしれません。でも、天罰が…」

「天罰なんて下りませんよ。確かに天罰が下ったように見える不幸もあるでしょう。しかし、自分が加害者であることを忘れ、幸せに過ごして一生を終えるやつもいるのです」

 

それは真理だった。否定しようにも、否定できなかった。この世の中は強者に良いように出来ている。きっと、あの強盗犯の女は私より早く刑務所を出るのだろう。そして、今までの罪なんて全て忘れて、生きるのだろう。もしかしたら、結婚して、子供までできるかもしれない。私が恋人とできなかったことをあの女がやる。それを考えた瞬間、ドロリとしたものが胸に込み上げた。

 

最初から復讐なんてせず、警察に通報しておけばよかったのかもしれない。けれど、人を一人殺した程度で、死刑には中々ならないのだ。しかも、強盗犯共の刑は死刑や終身刑よりも、有期懲役で終わる可能性の方が高かった。人を殺しているというのに。私の恋人の友情を踏みにじり、ゴミ同然に捨てたというのに! 一体、彼が何をしたというんだ!

 

だから、私は決意した。恋人と繋いだ手に武器を持った。警察なんぞに任せてられない。目には目を歯には歯を。死には死を与えてやらねば。決して、決して、許してなどやるものか。のうのうと生を享受なんてさせてたまるか。ああなんて憎らしい。ああどうして、どうして――――

 

――――どうして、奴らはまだ生きているんだ。私の恋人を殺したのに。

 

それは殺意。明確な殺意が形を持って私の前に現れた。もう捨てたと思っていたはずの殺意が止まらない。二度と抱いてはいけなかったはずの想いが私の思考を奪う。「ころせ、ころせ、」という言葉が怨念のように脳内で渦巻いた。コナンという少年の顔が憎しみで掻き消される。私は唇を噛み締めた。

それを見た教授は目を細める。まるで歌うように言葉を紡いだ。

 

「さて、もう一度聞きましょう。復讐を再びする気はありませんか? 我が組織で」

「……ええ、私でよければ」

「歓迎します、我らが同志(弱者)。強者に目に物を言わせましょう。復讐を遂げ、その先の幸せを掴むために!

 

ようこそ! 『紫の銃剣(ヴァイオレット・ベイオネット)』へ!」

 

その日、私は産声を上げた。『紫の銃剣(ヴァイオレット・ベイオネット)』――――通称、VBと呼ばれる組織へ加入した瞬間に。

 

 

(やっっっっべえ。コナン君がいなければ、私、死んでいたぞ…?)

 

自分の車の中で、ガチガチに固まった身体を少し解した。事情聴取がようやく終わったことに安堵する。

あの時、拳銃を取った理由――――それは弾丸で拳銃を弾くためだ。とある『協力者』の方に、私は拳銃の扱い方を教わったことがある。かなりの使い手の方だった。しかし、私の拳銃の使い方は凡人レベル。仕方がなく、『弾丸で拳銃を弾く方法』だけ死ぬほど教え込まれたのだ。弾丸で拳銃を弾くなんて凡人レベルができるはずもない。それなのに必死で教えられたな…。最終的には、低確率ではあるが、なんとかできるようになった。

 

(まあ、コナン君がなんとか解決してくれたけど)

 

しかも、何故かコナン君に無駄に感謝されたしさ。よく分からなかったけど。え…? どうして感謝されるんだ…? と目を白黒させたものだ。でも、コナン君にここまで感謝されることは、ある意味で良い事だ。『いい人』だと認識されたのなら、今後、コナンに遭遇しても動きやすくなる。そう考えることにしよう。目立ってしまったことは気にするな私。ああ、ただのモブでいたいのに…。コナンに下手に印象付けられたら、復讐がしにくくなるから…。

 

とりあえず、弾丸で拳銃を弾くとかしなくてよかった。アレをやっていたら確実にアウトだったな。コナンに警戒されていたかもしれない。他にも、安室や赤井にまで疑惑の目を向けられていたかも。今回のお話には安室だけではなく、変装した赤井まで地味に登場していたからな。ああ、恐ろしや…。

 

(なんにせよ、無事に終わってよかった。浦川芹奈も勧誘できたみたいだし)

 

今回の犯人、浦川芹奈を勧誘するタイミングはここしかなかった。彼女が捕まり、警察へ連れて行かれるこの間だけだったのだ。警察には数人の協力者がいる。金を握らせたら簡単に動いてくれるような下衆共だ。そいつらに要請して、彼女を『モリアーティ教授』――――森谷帝二の元へ連行した。

 

(森谷帝二さん、回を重ねるごとに勧誘スキルに磨きがかかってるよな…)

 

少々恐ろしいな…。早々と彼から『勧誘は成功しました。今から彼女を警察へ引き渡します』と電話が来たもん。流石は記念すべき映画第1作目の真犯人。モデルがモリアーティ教授なだけある。コミュニケーション能力や擬態能力といった『人を騙す』能力は確実に私より上だ。他にも、体術や様々な技術も能力が飛び抜けている。おかしいな…同じ先生から教えてもらったはずなのに…?? 私はここまで上手くできなかったぞ…?? 極めつけは、先生からの「あら、あなたよりいい人材を見つけてきたわね」である。森谷帝二さんの授業の様子を見に行くたびに顔が引きつったものだ。

 

(乗っ取られないように気をつけよ…。最近妙に森谷帝二さん、張り切っているし…)

 

この前なんか、ヴァイオレット・ベイ…? なんだっけ…えーと、ヴァイオレットなんちゃらかんたらとか言って、ワクワクしていたし。何で唐突に紫を英語で言い出したんだろう。うーむ、よく分からないな。まあ、彼は元東都大学の教授様である。自分の専門の建築物の名前か何かを言っていたんだろう。気にすることでもないか。

 

そう考えているとピロリンと携帯が鳴った。そこに表示されている名前を見て、小さく溜息を吐く。『先生』からのご連絡だ。彼女とはかなり付き合いが長い。彼女がいなければ、私はここまで復讐を行なうことはできなかっただろう。彼女と会えたことは私にとって幸運だった。そう考えながら、携帯を耳に当てる。

 

「ああ、先生? 先程はご飯を奢っていただいてありがとうございます。次の件なんですが――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピッとブロンドヘアーの女は電話を切った。豊満な胸の谷間に携帯をしまう。全身にピッチリと張り付くライダースーツに身を包んだ絶世の美女は笑った。

 

「ふふ、楽しみにしているわ。私の紫の銃剣(ヴァイオレット・ベイオネット)」

 

 

 

 

 

 

幾世あやめは進み続ける

 




久々の投稿になります。冬コミの原稿や、ジョカゲの勘違い系オリ主の話が完結したので、こちらに集中できそうです。

今回の犯人、浦川芹奈は結構好きな部類の犯人です。
一番彼女でビビったのは、恋人の友人から強盗犯を見つけ出し、自宅を訪ねたというところ。更には、『襲い掛かってきた小柄な強盗犯を返り討ちにして、撲殺』。思わず、「うおおお…この女すげぇな…?!」と戦慄しました。女性が男性を返り討ちにするなんて中々できないと思います。行動力、精神力、女子力(物理)において、浦川芹奈は凄い。

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