魔女と怪異と心の穴───もしくは一ノ瀬巽の怪異譚─── 作:タキオンのモルモット
何でも良いですよ、主人公の性癖とか色々でも。
××◯◯の日記より抜粋
◯月×日
追っ手はこれ以上私達を追跡するのは困難だろう私は漸く普通の生活を送れるのだ。
×月■日
私のお腹に新しい命があることがわかった。嬉しくてたまらない。お義父さんがその病院の院長と友達なのは驚いたが。
×月☆日
吐き気などを抑えるために薬を貰った。これから辛いけど頑張ろう
×月←日
私は研究者だ、それは解っている、だが同時に、そろそろ母親になるのだ……なのになんでこんな事を考えられるんだろう。
×月#日
何故かは解らないが私が私でなくなる、そんな感覚がある。断言できる。私は確かに研究者だがここまでは落ちぶれていなかった筈だ……と書いてみたものの、頭に靄がかかったかのように昔を、自分を思い出せない
×月#•日
何が、何が原因ダ?このワタシガ昔のことを、忘れるなド!
1&=2%ev7月s5rnls日
キづくnがオそsぎt、もuてオkれダ
───日記はここで途切れている
1
シュヴァルツカッツェにて。
前々回で手に入れた情報を、椎葉紬は全員と共有していた。勿論、自分のことや魔女のことも含めてだ。
「……OK、解ったよ椎葉さん。それは良いんだが……」
「……?どうしたの?」
その笑顔を見て、若干、海道秀明は……否、海道秀明を含めたオカルト研究部の全員が、恐怖を滲ませるような視線で椎葉紬を見ていた。
それはそうだろう、今、椎葉紬は───
「おい、紬!!そろそろあっちの上からどいてくれ、本来鳥類の足はこっち側には曲がらぬのじゃぞ!?」
アカギを正座させ、その上に座っているのだ。
それはもう、恐ろしい表情で。
「どいて欲しいなら早く喋ってくれるかな?巽君の母親は何を願ったのか。」
最早ただの脅迫である。
だが、確かに知りたいのは事実だ。一ノ瀬巽の強さは魔法だと、昨日の会話からそれは解る。恐らく、母親が何かを願った結果、一ノ瀬巽の強さがあるのだと。
「だから、解らぬと言っておるじゃろ!!」
しかし、アカギは先程からずっとこの調子だ。
「いいや、それはあり得ない。アルプは契約の時、魔女が何を願うかを聞く。それはおかしい。」
そして、アカギが解らないというと七緒からのツッコミが飛んでくる。これの無限ループである。
「ねー、アカギ?早く答えないとご飯抜くよ?」
「鬼じゃ……ここに鬼がおる……だが解らぬものは解らぬ!!」
「全く……何とかして巽を止める手がかりになればと思ったんだけどなぁ……あの強さに、例えば制限があるなら止められる可能性もあるかもしれないのに……」
「そうだな、仮屋の言うとおりだ。……アカギ、頼むよ、教えてくれないか?」
保科柊史もそう言って頭を下げる。だが───
「だから!!解らぬと!!言っているじゃろ!!」
「ご、強情な……そこまでして言いたくない何かがあるのでしょうか?」
綾地寧々はその執念を見て、そう呟く。
「……ん?ちょっと待て」
「……あれ?ちょっと待ってください」
と、そんな会話を聞いていた海道秀明と因幡めぐるの二名が何かに気づいたように皆を制した。
「なぁ、アカギだったか?お前今なんて言ってた?」
「だから、解らぬと何度も何度も言っているじゃろ!!」
「それって要するに、『知らない』ではないんですよね?」
「「「「「「「あっ……」」」」」」」
その瞬間、全員が何かを悟った。
「そうじゃ!!確かにあっちは彼奴が何を願ったかを知ってはいる……知ってはいるが理解できなかったのじゃ!!難しい単語を幾つも並べおって……!!」
その言葉を聞いた瞬間、紬はあわわと言いながらアカギの膝の上からどいて正座を解かせた。
「そ、そうだったの……?ごめんねアカギ、足大丈夫?」
「変わり身の早さ異常に早いな紬!?怖いのじゃが!?」
と叫び、少ししてアカギは語り始めた。
「良く解らんがあいつは『望んだように進化でき、進化し続ける能力を持つ人類を作る』とか何とか言っておった。この時点であっちはもう考えるのを止めた。理解できなかったのじゃ。何もかも。その後専門的なことなどを六時間は語られた。」
当時を思い出したのだろう、げっそりとした顔でそう語った。
だがそれで、他の全員は理解した。
「おい、それって……」
「……要するに、あいつが『空を飛べるように進化したい』と願ったらあいつは空が飛べるし、『水中で呼吸できるように進化したい』と願えば息が出来るようになるというわけか……」
「ちょっ……なんですかそれ……チートじゃないですか」
「……成る程、一ノ瀬の頭脳とかはそれの副作用みたいなものか……文章構成力とか才能系も入って進化し続けているんだ……」
「……ハッキリ言って最悪の展開だ。魔法が例えば『身体能力強化』とかならまだ対処のしようはあったんだが……」
そう、例えばだ。魔法ありきの身体能力なら魔法を封じてしまえば良いのだ。そうすれば身体能力は封じられる。
だが『進化』となると、例え魔法を封じたとしても『進化した結果』は身体に反映されているだろう。
「……というか何故お主らは彼奴に関わるのじゃ……もう好きにさせればいいじゃろ……あんな不気味な奴にわっちはもう関わりとうない……というかあの狂人一家に関わりとうない……」
「そう?私昔に一ノ瀬の家で遊んだときに両親に会ったけど普通にいい人だったよ?」
「……そういや仮屋は同じ小学校で同じクラスだったんだっけ」
「学校もクラスも保科と同じだけどね……あんな事があったのに覚えてないなんて……」
「しょうが無いだろ」
保科柊史はそう呟く。一ノ瀬巽のその時の担任は、前世界の保科柊史に一つのトラウマを植え付け、生き方をねじ曲げた張本人なのだが。今世界では全然覚えていなかった。
前世界で風邪を引いて、治ったものの学校に行きたくないという思いになり、ずっと登校しなかった、そしたら担任がクラスメイト全員を引き連れて……それはまあ大変な思いをした。思い出したくない記憶の一つだろう。前世界なら。
ところが、思い返せば今世界ではそんなことは起きなかった。
何故なら、一ノ瀬巽に、保科柊史よりも先に同じ事をして、その先生が退職してしまったのだ。精神を病んで。そりゃそうだろう、生徒の家に訪問したら家具が飛んで来て、人が吹っ飛んできて、死体を目撃したのだ。トラウマにもなるだろう。寧ろその光景を見てトラウマにならない仮屋和奏が異常なのだ。まあ、それは置いておくとして、奇しくもそれは、前世界で保科柊史が風邪を理由に引き籠もっていたのと同じ時期だっただけで、更にその後、その騒動が原因で学級閉鎖になったのだ。
だから、今の今まで知らなかった。学級閉鎖が解けた頃には既に、一ノ瀬巽は居なかったのだから。序でに言うなら一ノ瀬一家強盗殺人事件は大体五月頃の話である。そして、学級閉鎖は凡そ一週間だったが、その後も気乗りせず、父親に「そろそろ行け」と言われたときには六月が終わりそうだった。クラスに初期から馴染めていなかった保科柊史は、一ノ瀬巽の名前を知らないまま、残りの小学校生活を過ごしたのである。
だから保科柊史は一ノ瀬巽の家族を知らない。家庭を知らない。
だから、仮屋和奏が唯一、その時のことを知っている。
「少なくとも、一ノ瀬の両親はまともな人だったと思うよ。」
「はっ、猫を被っていただけじゃ。父親は知らぬが、少なくとも神崎彼方は狂っていた。」
「……なんでそんなことが言えるのさ」
和奏はアカギを若干殺気を交え、睨みつけ、呟く。
しかし、アカギはそれを流し、溜息をつきながら話し始めた。
「……彼奴が願いを言ったとき、あっちは碌でもないことだ、と直感で判ったからな、『本当にやる気か?』と問うたのだ。そしたら彼奴はこう言ったよ」
アカギは当時を思い出し、少し恐怖に身体を震わせながら、当時の神崎彼方と同じ言葉を吐いた。
『実験動物《モルモット》のことを気遣う必要など無い』
と。
2
その頃、一ノ瀬巽……否、櫛梨在処と高木健二は一度、菊川警察署に戻り、今後の方針について話をし始めた。
「……と言う訳で、我々は新S区のように、怪異に操られている人間の死体が起こした事件だと考えています。」
「成る程……確かにそれなら筋が通りますね……ですが何故現場に血痕が残ってないのでしょう?」
「わかりません、が仮説の一つとして、事件には関係ないとみています。」
「……と、言いますと?」
「血痕が残っていないのは別の何かが原因で、直接殺人事件には関与していないのでは、ということです。例えばそうですね……何者かに消されたとか。」
「……は?」
高木はポカンとする他無かった。だってそうだろう。怪異というのは基本人の益になるようなものは存在しないのだから。
「そんな怪異がどこに居るんだよ、それとも人間がやったってのか?」
「何言ってるんですか、下足痕は残ってないからそれはあり得ません。怪異だと思いますよ?」
「だから、そんな怪異なんか───」
「……火車って聞いたことありません?」
火車。若しくは化車。悪行を積み重ねた末に死んだ人間の亡骸を奪うとされる妖怪で、特に特定の地域に現れるという事は無く、全国的に有名な怪異である。だが───
「死体は全部ある、大体それが何で血痕が残ってないことに繋がるんだ!?」
「それがあくまで、偶然だとしたら?」
「は!?」
「私はこう言ってるんですよ、
そう言って、彼はパソコンを弄り始め、数分後、ビンゴ!と言い、画面を二人に見せる。
「西彰、過去に二件の事件に関わっている、内一件は痴漢でその後、その訴えた女子高生の捏造だとわかり無罪。二年前に人を一人斬り殺しているが、その後正当防衛が認められ不起訴、その判決自体は大して問題じゃないけどね。その後行方不明となり消息不明、尚、行方不明になる直前、二人のバラバラ死体が発見されている。血溜まりの中に西彰の血痕が残っていたから死亡したものと思われたが、そのバラバラ死体の中に西彰のものは無かった。よって、行方不明扱い。西彰の故郷、愛媛県には火車の逸話があるから間違いは無いと思う。現場の二百メートル先の地面におおよそ、普通の生物とは思えないほどの大きさの獣の足跡があったから可能性も高い。」
「は?おま……先に言えよ!?」
「言ったところで『こんな離れてるところで関係があるとは思えねえ』とか言われそうだし鑑識さんだって暇じゃないだろうし………」
「ひ、否定できない……」
それを黙って聞いていた中川良助は少し考えて重い口を開く。
「……それで、二つ目の仮説は?」
「はい、とまぁ、これも簡単な話なんですがね。妖刀かなぁと。」
「まだそっちの方が現実味あるんだけど!?」
「無難に村正とか……?まあ、そうだとしてもそうじゃないにしても、大体次の現場で取り押さえれば良いんですから」
その言葉に今度は二人とも呆けた。
「……は?」
「……と、言いますと?」
「これまでの事件現場は全て半径二㎞圏内にあり、尚且つ人目につきにくい……そんな場所がもう一つだけあります。そこの可能性が高いので……私が囮になります。」
それはつまり、JKのコスプレをするという宣言だった。
3
シュヴァルツカッツェで話していた面々はアカギの話を聞いて、更に躍起になった。
曰く───「それが仮に真実だったら尚更止めなくてはならない」と。「そんな事を言う人間の仇討ちで、あいつの人生を終わらせてはいけない」と。
それを見たアカギは、その場を去った。
別にどうでも良かった。一ノ瀬巽がどうなろうと、もう破滅は免れない運命だ。それはもう確信を持って言える事だ。果たしたら生きる意味を失うし、果たさなかったら彼は一生後悔するし、真実を知ったら発狂するだろう。
ただ、自分は紬の為に動いただけだ。紬が止めたがっていたから、促すようなことを言っただけだ。
自分はこれ以上関わりたくなかった。
一ノ瀬巽に関わりたくなかった。あんな壊れ方をした化け物に関わりたくなかった。神崎彼方を思い出したくなかった。あんな恐ろしい人間を忘れたかった。
ただただ、あの血筋が恐ろしかった。
平然と子供を道具として使う神経が恐ろしかった。
復讐のためとはいえ
だから、情報を提供すれば解放してくれるというなら───自分は逃げたかった。
だから逃げた。計画通りに、逃げてやった。
「後は彼奴らがどうにかするじゃろ。」
そう思い、彼女は逃げ出した。だが────
「アーカーギー?」
「ひっ、つ、紬!?なんじゃ突然!?」
「何で逃げたの!!今の所一番情報を持っているのはアカギなんだから、全部話してもらうよ!!」
「い、いやじゃ、離せ!!あっちはもうあの血筋には関わりたくないのじゃ!!」
「関わらなくて良いんだよ……ただ全部話してくれれば……ね?」
「嫌じゃああああああ!!」
抵抗虚しく、アカギは連れて行かれ、結果として夜遅くまで、何かと議論していた。
紬達が立ち去った数分後、その道を姫松学院の女子制服によく似た服を纏った櫛梨在処が通った。
「……この辺シュヴァルツカッツェだから万が一を考えて気をつけて通らねえと……」
万が一彼奴らが居たらこの作戦に支障が出る。自分が狙われるためにも念には念を入れて準備したのだ。もしターゲットが変わったら面倒なことになるからだ。
────そう、今現在、櫛梨在処は犯人に尾行されていた。
後数分来るのが早ければ椎葉紬は犯人に遭遇していただろう。
無自覚に、無意識に椎葉紬を救った櫛梨在処は、近くの雑木林に犯人をおびき寄せる。
それは成功した。
雑木林に入り、暫くしたら人とは思えない速さで斬りつけてきた。
それを最小限の動きで避け、軽く腹に拳を軽く叩き込み、飛ばす。
「……なるほとわ、半分外れ、半分当たりというところか?」
その人間は死んでいた。そして、右腕が刀に浸蝕されていた。
「成る程?妖刀に取り憑かれた……とでも言うべきか?」
「お前らの、お前らのせイで……俺ハ!俺の人生ハ!」
そんな事を言いながら斬りかかってくる。
「ああ……成る程、女子高生ばかり狙ってたのはそういうことか。」
復讐だ。自分の人生を狂わせた、女子高生に対しての。
冤罪と解ったところで、疑われたらそれでお終いだったのだろう。その時から彼の人生は狂ったのだろう。
正当防衛で人を斬り殺したときの調書に目を通したとき、彼の故郷は田舎で、まだ村八分のような風習があり、そんな扱いを受けていたと書いてあった。その時に、集団リンチを受けていて、偶々そこにあったナイフで抵抗したら死んでいたとも。
彼は悪くない。冤罪で訴えられ、蔑まれ、抵抗した。それだけだ。その後何があったのかは知らないが、復讐のため動くというのは理解できる。それで無関係の人間を殺すのはどうかと思うが理解は出来る。問題は──
「何なんだ、その身体は……いや、その刀は」
その刀は歪だった。まず形が歪だった。なんと言ったら良いのかは解らないが、あれだ。子供が考えた「ぼくのかんがえたさいきょうのけん」みたいな見た目をしている。少なくとも、刀鍛冶が作ったモノには見えなかった。
────まるで、何かを重ね合わせて作ったキメラのような。そんな歪さ。
「……まさか、な。」
いやまあ、ここまでくれば多分、間違ってはいないと思う。
多分これは、ネクタールの研究の一環だと。
根拠は、無いことは無い、が何となく、直感が告げている。
「……本当に運が無いなお前……せめて一撃で倒してやる」
肉体はとうに死んでいる。ならば壊すは右腕の刀のみ。
──────────パァン!!
という炸裂音と共に、西彰は崩れ落ちた。
「……おい、あいつ今……何したんだ……?」
その様子を高木健二と中川良助は呆然とした顔で見つめていた。
「……見えなかった……何も……」
第三者からしたら、それは少年漫画で、パワーインフレの続く漫画のバトルシーンの如く。
一ノ瀬巽が彼を通り過ぎたときには、もう勝負が決していた。
高速移動による体当たり。
「…………あいつは何処まで強くなるんだ……!?」
無限に進化する巽に、二人は恐怖していた。
「……さてと、やっぱり当たってたな」
そう言って巽は上を見る。つられて遠くで見ていた二人も空を見上げた。
いつの間にか木に、火車が座っていた。
「……火車の一説には『未練の残っている死者の魂をあの世に連れて行く』というものがある……だからお前はこの刀を追っていたのか。……そうかそうか。安心しろ、もうその刀は俺が壊した。」
漸く解った。この刀は怪異を作るのだ。正確には怪異の怨念を、刀についた未練を刀傷から死体に送ることで怪異として動かすのだ。
それを被害が出る前に、怨念と痕跡を燃やし尽くして、自分たちよりも解決に努めてくれていたのだ。……まあ、そのせいで地面に下足痕が残っていなくて混乱したのは言わぬが花と言うことで。
「ありがとう、助かった。」
そう言うと、火車は満足したのか、空へ駆けていった。
4
その日の夜、特務課にて。
「はぁ!?氷室が復活して八尺様を退治しに行った!?」
「……ええ、小暮くんと一緒に……」
「あいつなんで一日で帰ってきたの!?馬鹿なの!?死ぬの!?」
特務課は混沌と化していた。氷室さんの短期による復活、そして八尺様というビックネームの討伐へたった二人で行ったという事実に驚きを隠せないでいた。
……さて、どうするか、と巽は思考を巡らせる。
八尺様に二人組で挑むなど自殺行為にも程がある。それは理解している、一応顔見知りではあるから助けに行っても別に構わない。
だがここで助けに行くと千載一遇のチャンスを逃すことになるかもしれない。万が一氷室さんが彼奴らに絆されて俺と敵対した場合間違いなく、最大の脅威になる。
……正確には、氷室さんの持っている銃が、ではあるが。
さて───────
『氷室さんを助けに行く』
『向かわないで計画を進める』◁
みたいな感じで分岐、助けに行くとめぐる√に入りますが既にアンケートで和奏√に行くのは決まっているので『向かわないで計画を進める』を選択して紬、和奏共通√へゴーです。
質問返答コーナー!!!
Q.r18書く予定ありますか?
A.ないです。私にそんな文才はないんです許して。
Q.ゆずヒロインや主人公は陰毛とか脇毛とか生えてませんが巽君は?
A.「生えてないけどその気になれば『髪々の黄昏』ばりに伸ばせるし生やせる、生やせることが出来る分俺の方が異常かな……ってこの元ネタ解る人居るのか?作者……」
Q.巽君ロリコンの気があるそうですが守備範囲は?
A.「正直可愛いなら男でも抱けるとは思う。」
ヒロインズ「……えっ?」
※この小説にホモ要素はありません。