ミスで変なことになりそう
なんだよ上下中って
―― モニタールーム ――
「今回のベストは緑谷少年だ!!なぜだか分かる人!!」
「はい、オールマイト先生」
「はい、八百万少女!!」
「それは総合的にうまく立ち回っていたのが緑谷さんだからです」
オールマイトの問い掛けに八百万さんが手を上げて答えた
八百万さんはかっちゃんを指し
「爆豪さんの行動は戦闘を見た限り私怨丸出しの独断、そして先程先生も仰っていた通り屋内での大規模攻撃は愚策。戦闘面で光る所もありましたが、結局敗北・確保とダメなことばかり」
麗日さんを指し
「麗日さんは中盤の気の緩み。失敗すればいつ核が使われ市民が脅威にさらされるか分からない状況で油断するのはよくありません。試験会場を敵のアジト、張りぼてを本物と考えていたのなら常に緊張感をもって然るべきです」
指摘され麗日さんは落ち込み
飯田君を指し
「飯田さんは相手の対策をこなし核を守るべく奮闘しましたが、爆豪さんが捕まり多対一になったことを忘れ麗日さんのみに注視したため、背後を取られ核を奪われました。」
飯田君は歯を食いしばり悔しがっていた
最後に僕を指し
「緑谷さんは最も上手く立ち回っていました。主戦力の爆豪さんを抑える戦闘力、麗日さんを戦闘に巻き込まない様に配慮した気配り、核回収の際は麗日さんと連携し飯田さんの隙を作り回収などチームワークも発揮していました。ただ難点と上げるとすれば、爆豪さんと最後まで戦わずとも途中で確保できたのではないでしょうか?緑谷さんの【個性】は何の【個性】か皆目見当もつかないほど沢山あるようですし、何らかの方法で動きを封じ、捕縛とすれば尚良かったかもしれません。どうでしょうか?」
と締めくくった
「ま、まあ緑谷少年もやり過ぎた点もあったりするわけだが・・・まあ、正解だよ。くぅ!」
「常に下学上達!一意専心に励まねばトップヒーローになどなれませんので!で、緑谷さん先ほどの質問の答えは?」
スラスラと出てくる評価に「なるほど!」と感心しているといきなり質問が来た
「えっ!・・・その、やろうとすれば出来たかもしれない・・・としか言えないかな?かっちゃんはあの【個性】で且つ戦闘面での才能は飛び抜けて高いから、下手に捕まえようとすると手痛いしっぺ返しが来そうでちょっとね?」
「そうでしたか・・・ご回答ありがとうございます」
「ああっと、ど、どういたしまして?」
その後の試合は第一試合のようにビルが壊れたり怪我人が出たりといったこともなく全ての試合が終わった
「お疲れさん!!爆豪少年以外は目立った怪我もなし!しかし真摯に取り組んだ!!初めての訓練にしちゃ皆上出来だったぜ!」
そういうとオールマイトは急いで立ち去った
そうだ!大丈夫だろうけど授業前にかっちゃんの様子見に行こっと
―― 保健室 ――
「――たと怪我の件は一部のプ――は周知の事実!ですが――――はあな――校長そし―――――みの秘―――のです」
保健室の前まで来ると中から話し声が聞こえる
この声はオールマイト?
スイ―
「失礼します。かっちゃんの――誰?」
「「!?」」
そこには長身でガリガリの男性とリカバリーガールが居た。そして男性をよく見るとオールマイトの
「[
とりあえず[
「こら!あんた、いくら自由が校風のここでも緊急時以外許可なく【個性】使うんじゃないよ!」
「わわっごめんなさい」
「たくっ・・・で?要件は?」
「あっ!かっちゃんのお見舞いに・・・」
「なら、無事さね、意識だけを刈り取ったような状態で、あと2、3時間もすれば目をさますよ。分かったらさっさと戻りな!授業に遅れるよ!」
リカバリーガールに【個性】の使用について注意され、要件を聞かれたのでかっちゃんの見舞いだというと無事と教えてもらった
[
「は、はい、それじゃリカバリーガール、
「な!?」
驚いたような声がしたが、リカバリーガールにまた怒られそうで、そのまま逃げるようにして保健室を後にした。
――――――――――
「あんた、一発でばれてんじゃないか!どうすんだい!?」
「これは予想外ですよ・・・・・・あとで事情を説明してこのことは秘密にするように言い含めます」
「トップで胡坐かいてたいって訳じゃないだろうがさ、そんなに大事かね?〝ナチュラルボーンヒーロー〟〝平和の象徴〟」
「いなくなれば超人社会は悪にかどわかされます」
――――――――――
「ん?あ!」
〝オールマイトと同じ何人もの反応を重ね合わせたような特殊な反応〟だったからついオールマイトって言っちゃた。あとで謝らないと・・・保健室に行けば会えるかな?
僕はその後すぐに本人に呼び出されるとは露とも知らず、呑気に教室に向かっていた