よう、今日は雨がザンザン降ってるぞ!
「何だい、挨拶はそんなので良いのかい?」
「何だ、また挨拶してたのか?」
良いの良いの、これも挨拶と呼べる物だよ。そんな頻繁に長ったらしい挨拶何て考えられないからな。短くても別に問題は無いんだよ。俺もあんまり気にしない様にしているしな。というか、今まで挨拶を真剣に見てる人いないだろうしな。
「加賀観、挨拶もいいが課題もちゃんとして来るようにな」
「はぁい」
今は、科学の柏崎先生の授業だ。今日は先週の授業終わりに配られた、実験レポートの提出日だった。実験内容は寝ててあんまり覚えてなかったからレポート何か書けるわけがなくて、神に泣きついて書かせて貰っている。柏崎先生がそこらへんは寛容な方なので、放課後に提出出来ればそれでいいと期限を延ばしてくれたのだ。まあ、それでも時間が掛かるので急いでいるんだが。
「それじゃあ、授業を終わります。学級委員長」
「はい、起立、礼!」
委員長の号令で授業が終わった。まあ、そんなのそこまで重要じゃなく、重要なのはこのレポートだ。この学校は科学と生物が選択なのだが、奇跡的に神が一緒だったので神のを移せているのだが、布枯は生物だから役に立たなくて困っていた。
「あ、色無君、科学のレポートだけど、明日までに延ばすって先生が言ってたよ」
お、マジでか!流石先生だ、俺の状況を見て今日中は厳しいと分かってらっしゃる。よっし、これで明日までになったからには、ちゃっちゃと終わらせてしまおう。しかし、神のだけでは丸写しになるしなぁ。圧倒的に資料が足りない。どうしたものか…。
「ん、どうしたの?」
「あ、そういえば委員長って科学だったよな?」
「うん、そうだよ。それがどうかしたの?」
「ああ、できたら教えてくれない?手元に今回の資料とかが無くてな」
「あっ、そうなんだ、うん良いよ。えっとね、ーーー」
委員長の協力のお陰で無事レポート期限に間に合った。本当に委員長には感謝である。
「あれ?どうしたの田島君?」
「委員長か、良い所に来てくれた!ちょっと保健室に来てくれ!」
「え、う、うん。」
「最近、保健室の先生が失踪気味で困ってたんだ。けが人が何でか多いいこの学校で治療できる人がいないと大変な事になるからな!」
「え、先生いないの?もしかして、田島君がケガの治療をしてるの?」
「先生がいないからな!今は紅先生に要請して、探して貰っている。だが、いつ戻って来るかわからないからな。野球部の連中が大量のけが人を運んで来やがったから手が足りないんだ」
「わ、わかったよ」
「すまんな、委員長。無理やり手伝わせる形になってしまって」
「うんん、それは良いけど、何があったの?こんなに怪我人が出るなんて」
「ああ、また加賀観が腕相撲大会(乱闘可)を開いたらしい。俺は現場にいなかったが、実際に見ていた野球部の連中から聞いた情報では、その大会で我した者もいれば、話を聞きつけた紅先生が暴れてそこで怪我した者もいるらしい。どっちも幸いな事に軽傷だったが」
「そうなんだ、委員長として注意しようかな?」
「頼む」
「あれ?委員長何やってんの?」
「あっ、礼ちゃん!そっちこそ何やってるの、もしかして怪我したの?」
「いいや、違うよ。田島を呼ぼうと思ったんだけど、忙しいみたいだから教室に帰ろうとしてたんだよ」
「そうなんだ、じゃあ、一緒に上がろう?」
「良いよ、行こうか」
「あっ、色無君」
「委員長じゃないか、どうしたんだ?」
「聞いたよ?危ない事したって、怪我人も出たんだよ?そう言う事をやるなとは言わないけど、もうちょっと注意してよ。田島君も保健室に呼び出されていたんだよ!私も手伝ってやっと終わったんだからね」
「あー、いや、最初は普通に腕相撲大会だったんだが…、誰かがくすぐりをやり始めてから何でもありみたいになってな、悪かった。」
「本当に?気をつけてよ?」
「ああ、…神は今どこにいるかわかる?」
「保健室だと思うよ、謝るならちゃんと言った方が良いよ」
「わかった、ありがとうな」
「あ、紅先生!」
「ん?…ああ、常葉か。どうかしたか?」
「先生、田島君から聞きましたよ。暴れたって、何でそうなったんですか!」
「え、あー、そのだな、何と言うか…。加賀観達が余りにも騒がしくてな、抑えようとしたんだがどうも力加減を間違えてしまってな?こう、けが人が出たわけでな……」
「先生、そういうのは程ほどにするべきって前から言ってるじゃないですか!今日だって田島君が保健室に呼ばれてて大変だったんですよ!」
「ああ、知っている。田島には先程礼を言って置いた。そう言えば、常葉も手伝ったのだったな。改めてすまない、そしてありがとう」
「気を付けてくださいよ」
「ああ」
委員長紹介回