彼が彼女の弟さん    作:kanaumi

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 こういうのならまだ早く書けるのに


昨日は肉じゃが、明日は青椒肉絲

「先日運動会の生徒会議が行われた。もう見たものもいるだろうが1階の掲示板に行う競技一覧が張り出された。見たい者は休憩時間にでも見に行け。…では、授業を行う。運動会気分だろうが授業は通常通り行う、気持ちを切り替えろ。では、42ページを開け。」

 

 会議も無事終わり、布枯の頼みを聞いた後素直に家に帰った俺は次の日、紅先生の授業を受けていた。別に時間割が変わった訳では無く普通時定なのだが、気分的になんとなく嫌だったそれだけだ。

 

「……加賀観、答えてみろ。」

「……わかり、ません。」

「考え事は後でしろ、布枯答えろ。」

「源頼朝」

「正解だ。ーーー」

 

 

 こんな感じで時間は進み、昼休みになった。今日は食堂で飯を食うつもりなのか神を呼びに言った。

「神、飯に行こうぜ!」

「ああ、ちょっと待ってくれ、これを片付ける。」

 神が片付けていたのは教科書だけでなくいろいろ書かれた紙だった。

「神、それなんだ?」

「ん?…ああ、これか、これは用務部の運動会の動きを書いたメモだ。」

「へぇー、見ていいか?」

「別にいいが、面白い物でも無いだろう。」

 そう言って、神は紙を加賀観に渡す。

「結構びっしり書かれてるな。」

 10分単位にやることが書いてあり、用具運搬以外の仕事も書かれていた。

「これ、用務部の仕事だったのか。」

「何がだ?」

「この得点記入。俺らの仕事っぽいのに無かったからどこがすんだろうと思ってたんだよ。」

「ああ、それか。それは俺らが用具運搬のついでにやった方が良いって事になったんだよ。それに観察記録部は人手が少ないだろう?」

「まあ、確かに少ないがそれくらいならできそうな気もするけどな。」 

 観察記録部は加賀観と黛先輩と1年生の鷹山の3人が所属している。基本活動は会議の記録係だが、会議が無い時は記録の整理をしている。書いた記録の要点の割り出しなんかもしている。

「まあ、運搬のついででやることだから問題は無いから良いんだろう。さて、食堂に行こうか。」

「おう、今日は何にしようか?日替わりは何だっけ?」

「カレー定食だったろ。」

「げっ、あれかよ。あれって定食って付いてるけどただのカレーだよな?美味しいけど定食価格だから損した気分になるよな?」

「まあ、美味しいなら良いんじゃないか?」

「昨日は肉じゃが、今日はカレーで明日はなんだ?」

「青椒肉絲だったろ。」

「魚料理が食べたい。」

「来週だな。」

 2人は、片方が、肩を落としてとぼとぼと歩いて行った。

「魚料理か。君も好きだねぇ?喉に詰まらせたのに。」

 

 

 

 

 

 

 




 途中視点が入れ替わってます。
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