相性が悪いだのぬかしおって忍びたるものそれ自体が間違いだ!
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「何だってんだよ!あのオッサン!くっそ!」
自来也が言った言葉が頭にちらつく
心に棘が刺さったような感覚がしてズキズキする。
(何でこんなにも考えちまうんだよちくしょう!)
飲んだ後の空き缶を地面に置き、思いっきり蹴っ飛ばした。
「あーもダメだよアラター」
背後から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
もしやと思い後ろを振り返った。
「げ、お前いつからそこに居たんだよ!」
後ろに居たのはマルタだった。
空き缶を蹴っ飛ばしたことに少し怒ってるようだった。
「ゴミを投げ捨てたらダメじゃない!」
「うるせーお前には関係ねえだろ、何でこう毎回毎回お前はタイミング悪いんだよ!」
「タイミングの問題じゃなくていつも悪いことしてるんじゃないの?」
ふふふとマルタは悪魔のような笑みを見せるのだった。
「何かあったの?」
「別になんにもねえよ」
「嘘!いつものアラタじゃないくらいすぐ分かるよ!」
マルタはいつもこうだ、何も言ってないのに思ってることがすぐバレるし頼んでもないのに世話を焼いてくる。
「アラタ!ちょっと付いてきて!」
そう言うとアラタの手を掴み走り出した。
「ちょ痛えってマル…」
マルタが連れてきたのは木の葉が一望出来る丘だった。
アラタはその景色に感動しているようだ。
「凄いでしょ?ここね私の秘密の場所なんだー朝に来るとお日様が当たってとっても気持ちいし夜はこんな風に夜景がいっぱい見通せる、ここから色んなものを見てると嫌なことや悲しいことが全部ちっさく見えて忘れさせてくれるんだー」
「秘密の場所なのに俺なんかに教えてもいいのかよ」
アラタが尋ねるとマルタは照れくさそうに
「アラタには前から見せたいなぁって思ってたから…あっでもここは私たちだけの秘密だよ?これからはアラタと私二人だけの秘密なんだからね!」
そう言うとマルタが恥ずかしそうに笑い出した、なんだよそれとアラタも笑う。しばらく沈黙が続いたアラタは観念したようにマルタに今日あったことをすべて話した。
「そっかーアラタはクシナとミナトと一緒の班なんだね。」
マルタはアラタをじっと見つめてきた。
「アラタは自来也さんが言ったことわかってるの?アラタが相手のことを理解しようとしないだけでアラタにとっていい人達かもしれないじゃない!クシナにも言えることだけどあなた達はお互いを知らなすぎるのよ、自来也さんが言う通りなおさら理解し合う必要があると思う。」
「ほんとにそう思うか?」
アラタがマルタにそう言うとマルタは
「何年一緒にいると思ってるの?私が保証するんだから大丈夫だよ!」
マルタにそう言われると何故だかわからないけど不思議とそんな気がしてきた。
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翌日、昨日と同じ場所に行くと既にミナトとクシナ、自来也の3人が揃ってた。
「もー!アラタ遅いってばね!」
「まーまクシナ落ち着いてよ、アラタも時間に遅れたわけじゃないんだから…」
ミナトがクシナを宥める。
「クシナ!昨日はその、言い過ぎたかもしれない、すまない、でも勘違いするなよ!俺は7班の仲間として認めるだが決して仲良くなったわけじゃないからな」
クシナはツンとした感じで
「そんなのあたしも同じだってばね!それとあたしも悪かったと思う。ごめん」
「二人が謝るところなんて初めて見たよ、」
ミナトがニコリと笑う、『なんだと!』それを聞いたアラタとクシナがミナトに反論した。
「これでもう大丈夫かのぅ」
はははは、自来也が笑い出した。
途端に真剣な顔に戻りいよいよ試験に入る
「昨日は説明しそこねたが、お前達にはこれをワシから奪い取ってもらう。」
自来也が右手を挙げると紐のつけた鈴を2つ見せてきた。
「鈴取りですか?」
ミナトが聞くと自来也は続けて
「そうじゃ、この鈴取りはワシが3代目から教えを受けてた時によくやったやつでのぅ...」
アラタが自来也の話を遮るように
「ちょっと待てよ!鈴は2つしかねぇじゃんかあと一つは?」
「まぁ最後まで話を聞け...鈴はこの2つ今からこの鈴を3人で取り合ってもらう」
『は!?』
3人は訳が分からなくなっていた。
昨日までチームワークどうこう言ってた人が今日は2つあるものを3人で奪い取れって言うんだから無理もない
「じゃワシはそろそろ行くからのう!お前らしっかりチームワークをするんじゃぞ」
あっちょっと!自来也は一瞬にして森の中へと消えていった...
「くっそ早いところ行かねえと...」
待って!ミナトがアラタの腕を掴んで引き止めた
「一人で行くのは危険だよ!この先どんなトラップが仕掛けられてるかわからない」
「そんなこと言ったって!2つしかねえんだぞ!どう考えても一人落ちるだろ!?俺は何がなんでも忍者にならなきゃいけないんだ、こんな所で止まるわけには行かないんだよ...」
アラタはそう言うとミナトの手を振り放して森の中へ入っていった。
「あたしも止まるわけには行かないの...」
アラタに続きクシナも森の中へ入った。
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