仮面ライダーロンパ、仮面ライダーボード 作:ガンダムラザーニャ
「ぬう、ここからが我が魔術にて捻り潰してくれるわ!!」
怪物から飛び出した魔術師は杖を振るいながら炎を吹き出す。
「おいおい、こいつ炎を吹き出したぞ!?」
空は炎を警戒しながら永夢と飛彩に言う。
「そいつはアランブラ!
RPG系のバグスターだ!」
「奴は炎以外にも手下を召喚したりと手数が多い。
それに注意するんだ!」
「そうかい、じゃあ奴さんも本気ってんなら俺たちも本気出すまでだぜ!
行くぜ、白!」
「うん!」
「「キャプチャー2!!」」
『ガッチャーン!
レベルアップ!
『絶望を論破!
希望の論破!
ダンガンロンパ!』
『ホープガール!
希望のキャルキュレーション!
希望で撃ち抜くのは絶対絶望少女!』
光に包まれた空と白は、先ほどの真ん丸な姿から人型へと変化し、空は黒いロングコートを黄色の鎧の上から着たような姿で、白はセーラー服と鎧を組み合わせまたは掛け合わせたような姿になった。
「あれが、空と白のレベル2での姿なのか!」
「ふん、社長も一般人によくあんなもの作れたものだ」
「うそ!?
一般人がゲーマドライバーを使ってもレベル1が限界って思ったのにすごいよ二人とも!」
「それは、私が彼らに合わせて作ったんだからね。
レベルアップができたのは彼らのゲーマーとしてガシャットの扱いを理解した上なのさ」
黎とがポッピーに解説する。
「燃え盛る炎の竜に呑まれ消えるがいい!!」
その間にアランブラは魔術で炎を竜の形にして正面から空と白に襲い掛かる。
「よっと」
「むっ」
空と白はまるで憶することなく左右に回転するかのように避ける。
白は避けた後にガシャコンハッキングガンを構えてAボタンとBボタンを押してアランブラに目掛けて連射する。
『コワレロ!』
『マシンガン!』
アランブラは即座に兵士を大量に召喚し自分に当たらないように盾にする。
「こいつ、自分の兵士を盾にしてやんの」
空は素早く兵士の隙間を縫ってアランブラの下へと突入しようとするも続けざまに兵士を召喚し行く手を阻む。
「空が危ない!
大変身!」
「一般人が無理をするからっ!
術式レベル2!」
『ガッチャーン!
レベルアップ!』
『マイティジャンプ!
マイティキック!
マイティマイティアクションX!』
『タドルメグル!
タドルメグル!
タドルクエスト!』
永夢と飛彩は走りながらドライバーのレバーを展開し永夢はピンク色の軽快な鎧の戦士に、飛彩は銀色の鎧の騎士へと姿を変えて空の下へと向かおうとする。
「おっと、ここはあんたらの持ち場じゃなくてあの魔術師のところだぜ?」
しかし空は囲まれているのにも関わらず当然のように話しかける。
「何言っているんだ!?
自分がどんな状況かってわかって・・・!?」
「避けろ、一般人!」
飛彩が叫ぶ。
空の背後に、兵士が剣を構え飛びかかろうとしたのだ。
このままでは空は背中を切り刻まれる。
その寸前だった。
「知ってるよ、そんなことは」
空は一歩横に位置をずらすことで避ける。
その同時に、ガシャコンサーチャーで撃ち抜く。
『ロンパ!』
「俺の『ダンガンロンパ』は、閉鎖された学園における殺人を裁判で論破する推理ゲームなんだよ」
空は攻撃をかわして攻撃しながら説明をする。
「だから、こんな感じの攻撃が来ようとも、相手の情報が流れ込むからそこからどう避けるかってものもわかんだよっと!」
『リロード!』
『ロンパ!』
空はガシャコンサーチャーのAボタンとBボタンを押して、周りの兵士をなぎ払うかのように撃つ。
「だからあんたらはアランブラんとこ行って治療してこいよ。
こっちは取り巻きの相手してるからさ」
「わかった、行くぞブレイブ!」
「あぁ、だが俺には命令するな!」
永夢と飛彩が先に行く。
すると、アランブラは行く手を遮るかのようにまたしても兵士を召喚し、永夢たちを囲むように地面から壁が出現させる。
「くっ!」
「邪魔だ!」
永夢と飛彩は兵士たちをなぎ倒しながら進む。
その時だった。
『コワレロ!』
音声と共に壁が一つ破壊され白がガシャコンハッキングガンを構えながら入ってきた。
「こんなところで、治療にもたついたら、メっ!」
『コワレロ!』
白は壁をすべて破壊し永夢たちに先に進むように言う。
「わかってるよ!」
「言われずともだ!」
永夢たちはアランブラの下へと走る。
「たくっ、数が多いにもほどがあるんだろうが・・・」
「にぃ、白も、そう思うけど、この程度の相手・・・」
「そうだな。
例えどんな敵だろうと、俺たち『 』に敗北はねえんだよ!」
空と白は背中を合わせ互いの武器を構えながら兵士を倒していく。
「はあ!」
「ふん!」
永夢は拳や脚でそしてハンマーであるガシャコンブレイカーを、飛彩は剣であるガシャコンソードを使ってアランブラに攻撃する。
しかし、アランブラはそれらをかわし炎を吹き出し牽制されてしまう。
「くっ、このままではらちが明かない!」
『コ・チーン!』
ガシャコンソードのAボタンを押し、刃先に氷を纏わせ地面に突き立てる。
「何だと!?」
ガシャコンソードの冷気が地面を伝い、アランブラの足元を固める。
「よーし、これでゲームクリアだぜ!」
「させるか!」
永夢が攻撃を仕掛けようとするも、アランブラがバリアを貼り防いでしまう。
「さすがに、一筋縄じゃあいかないか!」
アランブラは炎で足元の氷を溶かし、後ろに飛んでしまう。
「待てっ!」
「貴様らなど、私が出るまでもなかったのだ!
出でよ、我が軍勢たちよ!」
アランブラは杖を振るい、先ほどよりも強固にそしてアランブラの魔術で炎や雷を纏った兵士たちが召喚された。
「くっ!」
「一体、どうすれば!!」
「おいおい、そんな雑魚は俺たちに任せろって言ったろ?」
「「なっ!?」」
そんなときに声がした。
二人は声のする方向に目を向ける。
そこには空と白が、先ほど戦っていたであろう兵士を引き連れていた。