スキル【無重力】は最強だと勘違いしてました~扱いずらさは並じゃない!?~   作:曇り男

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初めて投稿させていただきます「曇り男」と申します。
まだまだ処女作ですがどうぞご朗読ください。

また、感想やポイントをつけていただけると幸いです。



第1話 ギルド登録完了

物心ついた頃にとある本を読んだことがある。本というよりもどこにでもある雑誌に近い感じではあったそれの中には、様々な「職」に関することが記載されていた。それはもうたくさんの種類、「ギルド職員」だとか「鍛冶屋」だとか「武器職人」だとか。それはもう数え切れないほど。

約5年前に「ラッカ」という国で見つかった「魔法」という技術でICTの時代が薄れ、それからというもの、世界は「魔法」の技術に頼るのがほとんどな状況をなしている。それと同時に原因は不明だが世界な各地に「異次元」通称「ダンジョン」が現れた。その影響もあってかダンジョンの調査や制圧をする必要が増えたため「職」の種類も大量に増えたのだ。

 

しかし、それだけある職の中でも群を抜いて注目されている職業がその本には記載されていた。

 

 

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【冒険者】

数多の洞窟や草原、砂漠に海までさまざまなダンジョンエリアを駆け抜けモンスターを討伐する職業。

討伐したモンスターからでる様々なドロップアイテムを自信が所属するギルドにて換金し、お金に変えるもよし。

そのドロップアイテムで武器を作ってもらうもよし。

使い方は人それぞれだ。

さぁ君も、すばらしい冒険者ライフを送ろう!!

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その時俺はこれだ!と確信した。そして自分は心に決めた。

 

 

 

冒険者になろうと――――

 

 

 

 

 

時は来た。

あれからはるばる13年ほど時が流れて俺もはや18歳。今の自分は味わったことないワクワクに胸をときめかせていた。

今、俺はある少し古い建物の前に立っている。その建物はというと、めずらしく魔法の技術も使わずに昔ながらの和風建築ってやつでほぼ全て木でできていて、中からは金属鎧がカチンッとすりあう音やたくさんのざわついた人の笑い声が聞こえてくる。

 

「つ…ついにきちゃったよ……!ギルドに!!」

 

そう、ここはギルド「ユックリ」。

 

最悪の場合は冒険中に死ぬこともある「冒険者」という職業に関しての親の反対を無理やり押し切ってまで今日はここに来た。冒険者は生きるか死ぬかの博打でもあるため親に迷惑をかけないようもちろん家も出た。親は「冒険者になられるほうが100倍迷惑よ!」なんていわれたがそこらへんは無視で通した。

そして、さっきもいったようにこれからは冒険者になって食べていこうと思っている。

 

 

さぁ、ギルドを眺めるのも終わりとして俺は「ユックリ」の中に入ることにした。ガラガラガラと少し大きい音を鳴らすドアをくぐった。

まず、入って真正面にあったのが受付と思われるカウンターと女性ギルド職員達、ちなみに結構きれいな人ばかりだ。

左右を見るとテーブルが約二メートルおきくらいに置かれていて、その奥には酒関連の売場が存在していた。テーブルには外で聞こえてきたざわつきの原因であろう人々が楽しく酒を交わしていた。

 

と、そんな周りの確認をとり終えた俺はさっそく受け付けまで向った。

 

受付カウンターの手前まで来ると黒髪の女性ギルド職員が俺に気付きニコリと笑う。

 

「あ…あの、冒険者になりたくてギルドの登録に来ました」

 

今まで女性とあまり話したことないインドア派だった俺は少し緊張を持ちながらそういう。

 

「ギルド会員登録ですね。はい、かしこまりました。それではお名前と年齢、ご住所をお教え願えますか?」

 

「あっはい。えぇっと名前は三上 祭(みかみ まつる)です。としは18。住所は家を出たんでちょっと…」

 

「さようでございますか?それでは宿のほうで生活といった感じですね。申し訳ありませんがお客様、ここのギルドでは他のギルドのように「なりたて無償宿」のサービスを行っておりませんのでどうかご理解ください。少しお時間がかかりますのでそちらのテーブルでお待ちください」

 

「分かりました」とだけ言葉を返してそのテーブルへ座って待つことにした。「なりたて無償宿」というサービスは言葉の通りで、まだ冒険者になったばかりの者達がお金がかからず寝る場所を与えてくれる、と言ったサービスである。期間は一斉統一で、たしか二ヶ月ほどだと聞いた覚えがある。

自分はいちよう親に頼みこんで一ヶ月は食えるお金は確保している。そのため「なりたて無償宿」がなくても気にすることはなかった。

 

 

 

―――五分くらい経つと受付のほうから「マツル様!」と声がかかった。俺はそのままテーブルをあとにして受付に向った。

 

「こちらがギルド会員登録の契約書です。この規約に同意されましたらご登録完了、晴れて冒険者の一員となります」

 

そういって渡されたのは大量の規約が書かれた白い紙だった。俺はワクワクを抑えられず何も読まずにポケットに手をつっこみ取り出したハンコで勢いよく紙に同意の印をきざんだ。

そんな俺に少し戸惑いの表情を少し浮かべた女性ギルド職員であったがすぐに答えてきた。

 

「で……ではご登録完了でございますがよろしいですよね?」

 

「はい!!」

 

俺は勢いよく答える。正式に冒険者になったことでさっきまでのワクワクはさらに勢いを増した。

 

「きたぁ!……」

 

 

 

 

でも、その時は知るよしもなかった。

契約書内にこう書かれていたことを。

 

 

 

〈冒険者としての功績を一ヶ月の間一定まであげることの出来なかった冒険者は、近年の「冒険者人口爆発問題」により退会させることとする。その後の生活の補助は一切をなさないこととする〉

 

 




初めてなもので少しばかり短くまとめさせていただきました。
文法や語彙力にまだ気に召さないところもあるとは思いますがこれからもどうかよろしくお願いします。

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