数々の仕事の面接で落ちた俺が何故かお嬢様方の執事をやっている件について   作:アインスト

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なんかふと降りてきたネタ。

続くかどうかわからない。

では、どうぞ。


やべぇ、また落ちた

 

 

よく晴れた日。

 

ポストに一通の手紙が投函される。

 

嬉々として取りに行く青年‥‥‥っつうか俺なんだけど。

 

その手紙を取り出し、家の中へ。

 

‥‥‥あぁ、まずは自己紹介がいるよな。

 

俺は氷室 剣士。

 

あ、けんしじゃねぇぞ。ケンジな。

 

まったく俺のカーチャンときたら変な名前をつけおってからに‥‥‥。

 

まぁ、あまり気にしてはいない。

 

で、だ。

 

まぁとりあえず俺の履歴。

 

普通の高校を卒業している。

 

在校していた頃は剣道部の副将だった。

 

そこそこの実力だった。

 

学力?そりゃあ人並みにあるに決まってんだろ。

 

友達も普通にいるしな。

 

さて、と‥‥‥。

 

 

 

「頼むから落とされないでいてくれよ‥‥‥!!」

 

 

リビングに置いてある椅子に座って、恐る恐る手紙の封を切る。

 

そこから慎重に一枚の紙を取り出す。

 

そして、そこに書かれていたのは‥‥‥!!

 

 

《不合格通知》

 

 

 

「‥‥‥なんっ、でやねん!!」

 

「うるさいよ剣士」

 

「あ、悪い母ちゃん」

 

 

 

やっぱり、ダメだったか‥‥‥。

 

なんで落とされたかだいたい見当がつく。

 

 

「アンタ生まれつき目付きが悪いからね」

 

「だよなぁ‥‥‥そこは亡くなった親父譲りっつうか何つうか‥‥‥」

 

「ま、まだ次があるさ。頑張んな」

 

「‥‥‥おう」

 

 

 

とぼとぼと自分の部屋に戻る。

 

あぁそうだ、俺の家族構成を言ってなかったっけ。

 

俺の家族構成は母ちゃん、俺、弟と妹が一人ずつ。

 

親父はだいたい五、六年前に亡くなった。

 

ガンでやられたそうだ。

 

その後母ちゃんが女手一つで俺たちを育ててくれた。

 

19歳になった今こそ母ちゃんに楽をさせてやるべきだ、と奮闘しているんだが‥‥‥結果は見ての通り。

 

いつも落とされている。

 

この目付きだからなぁ‥‥‥そりゃ印象が悪くなるよな‥‥‥。

 

そんな考えにふけっていると部屋の外から弟、涼から声がかかる。

 

 

「おーい兄貴ー、ゲームしないかー?」

 

「ん、あー‥‥‥するか。入ってこいよ」

 

「わかったー。今ディスプレイとPS3持ってくるー」

 

 

はぁ‥‥‥。

 

で、二時間程経った後。

 

 

「うわ、涼その機動力マジでキチってるって」

 

「兄貴の火力もおかしいでしょうが。なんだよタンクにガトリング4本積みって。いくら速くても弾があたるっての」

 

「ふぅはははは、雷電タンクこそ至高!!」

 

「バーカ、アリーヤの逆脚が至高だろ兄貴」

 

「ぬあっ、テメ何気に月光あてんなよ!?ガリッと削れちまったろうが!!」

 

「そーいやさ兄貴」

 

「‥‥‥なんだよ」

 

「また落とされたんだって?面接」

 

「ぐ、やっぱり知られてたか」

 

「当たり前だろ。何年兄貴の弟やってると思ってんだ」

 

「お前なぁ‥‥‥で?涼はどうなんだよ、高校生活」

 

「ん、なんか充実してはいる。いつの間にか彼女出来てたし」

 

「おっふ、お前リア充か」

 

「兄貴も十分リア充じゃん。彼女いないけど」

 

「余計なお世話だ馬鹿野郎」

 

「そっかー、ってうわー!?兄貴アサルトアーマー隠し持ってたのかよ!?」

 

「馬鹿め、トーラスと有澤重工が手を組めば圧倒的火力なのだ!!」

 

「くっそ腹立つなー‥‥‥」

 

 

 

対戦をしていると部屋の外から妹の声がかかってきた。

 

もう飯の時間か。早いな。

 

 

「ちょっとお兄ちゃんたち何やってんのよー!!もうご飯の時間でしょー!?」

 

「いや俺たちは今仁義無き戦いをだな」

 

「そうそう兄貴と仁義無き戦いをしていてな」

 

「‥‥‥一応聞くけど機体は?」

 

「雷電タンク中身トーラス製」

 

「バリバリレイレナードオンリー」

 

「はぁ!?そこはローゼンタールでしょ!!」

 

「うるせぇあんなのただ使いやすくした紙装甲じゃねぇか」

 

「速さが足りない」

 

「ムキーッ!!」

 

「アンタら馬鹿やってないで早く来なさい!!」

 

 

怒られちった。

 

そんで飯を食うためにリビングに。

 

母ちゃんの作る飯は美味い。いや割とマジで。

 

 

「そういえば剣士兄、また落とされたの?」

 

「優香まで知ってんのかよ‥‥‥」

 

「当たり前じゃん。だって涼兄から聞いたし」

 

「俺の情報網なめんなよ兄貴」

 

「このド畜生がぁ!!」

 

「なんとでも言え」

 

 

 

さて、その翌日。

 

俺は母ちゃんに頼まれて食材を買いに来た。

 

いやしかし最近のスーパーは凄いな。

 

適当に回ってりゃだいたいの物は揃うし。

 

こんなところか‥‥‥よし、求人表見ていこう。

 

色んなのがあるな‥‥‥コンビニ店員、製造業社員、介護職、執事‥‥‥ん?

 

 

 

「なんだこの求人‥‥‥?執事?はー、なるほど。カフェの店員の役割みたいなもんか。ふーん‥‥‥意外と日給が良いな‥‥‥あれ、住み込みなのかー‥‥‥こりゃ母ちゃんとは要相談だな‥‥‥まぁいいや、貰っとこう」

 

 

 

この時の俺はこの後よもや"あんな事"になるなんて、予想もしていなかったのだった。

 

っつーか予想の斜め上を飛んでいた。

 

で、ようやく家についた訳だが。

 

 

 

「あ、兄貴おかえり」

 

「おう、ただいま。母ちゃんは?」

 

「母さん?あー‥‥‥なんか俺が帰ってきたらいなかった」

 

「へ?」

 

「多分仕事だな。うん」

 

「マジかー‥‥‥」

 

「どうした?」

 

「んや、仕事の事でさ」

 

「いい求人でも見つけたか?」

 

「おう。なかなか良い感じだった」

 

「へー。とりあえずメールしとけば?」

 

「‥‥‥だな。そうしとくか」

 

 

 

携帯を取り出し、メールを打ち込む。

 

えっと、『仕事の事なんだけど、新しい仕事で住み込みになってる職場で面接しようと思ってんだけどどう?』‥‥‥と。

 

‥‥‥うおっ、返信早っ!!

 

何々‥‥‥『いいよ。勝手にやんな』って‥‥‥マジか。

 

よし、そうと決まれば早速電話して明日面接してもらおう。

 

今日のうちに必要な手続きは済ませとくか。

 

よっしゃー、なんか頑張れる気がしてきたー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

 

 

「‥‥‥なんじゃこりゃあ」

 

 

 

今どんな状況かって?

 

それがなぁ、普通執事ったらアレ、カフェとかの役割。

 

‥‥‥のはずなんだが。

 

何故か大きなお屋敷の前に立ち尽くしていたんだ。

 

んで、目の前ではいかにもお嬢様って感じの女の子が一人。

 

年は‥‥‥見た感じ17くらいか。

 

その子はニッコニッコしながら俺を見て、「貴方が新しい執事の方ですか?」と聞いてきたんだ。

 

‥‥‥どうしてこうなった。

 

 




続くかは多分わからないです。

なんたって今回は息抜きで書きましたので。

感想、質問等お待ちしてます。

ではでは(´・ω・`)ノシ
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