数々の仕事の面接で落ちた俺が何故かお嬢様方の執事をやっている件について 作:アインスト
‥‥‥需要あるかわからんけども(´;ω;`)
翌日。
俺専用にあてがってくれた部屋で目を覚ます。
時間は‥‥‥よし、朝五時半。
剣道部現役時代につちかった早起きが活きたな。
さっさと支度して出るかー。
‥‥‥んで。
「‥‥‥よし、ガス栓よし。水道よし。ベッドよし‥‥‥あとは戸締まりだな。さてー、早速仕事に取りかかるかねー」
自分の部屋の扉に鍵をかけ、早速厨房へ。
んー、今日は気分がいい。
「さて、朝メシはどうしたもんか‥‥‥ま、とりあえず御劔先輩に相談するか」
厨房に着くとすでにメイドさんやコックが活動を始めていた。
いやいや、早いな‥‥‥もうちょい早起きしないとダメか?
そう考えていると背後から声がかかる。御劔先輩か。
「あ、おはようございます御劔先輩」
「うむ、お早う。わざわざ厨房まで来てどうしたのかね」
「あー‥‥‥いや、調理も執事の仕事かと思いまして」
「ふむ、殊勝な心掛けだな。だがその必要はないぞ。調理は専属の調理士たちが行うからの」
「あ、そうなんですか」
「そうだ。そして、完成した料理を運ぶのが我々の仕事という訳だ」
「わかりました」
「さて、そろそろお嬢様方を起こしてきてはくれまいか?」
「あ、承知しました。すぐ行ってきます」
それから数分後。
真奈さんと哀花さん、華憐さんは起こした。
あとは栞菜ちゃんだけだな。
「さーて失礼しますよーっと」
「あっ」
「おっ?」
入ったら否や、たまたま見かけた瞬間。
なんとシーツとか衣類を繋げてロープのように使い、窓から脱走しようとしていた栞菜ちゃんを発見した。
「うーん‥‥‥にっげろー!」
「あっ、ちょい待てっ!?」
呆けている隙にロープをつたって下に降りていってしまった‥‥‥。
「‥‥‥って、やっべぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
アカン、早く何とかしないと。
とにかく外に出て確保だ確保!
せっかくだ、そのロープ使わせてもらうぞ!
「いよっ‥‥‥と‥‥‥ヤバい、これかなり不安定だぞっと‥‥‥うわっ!?」
どうやら途中で結び目がほどけたらしく、途中からぷっつりと無くなる訳で。
「自由落下って訳かぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
あー、なんでこうなった。
「おわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、ひでぶしっ!」
「きゃっ!?」
「いってて‥‥‥ん?」
落ちた先は花壇。
あれ、なんかデジャヴ‥‥‥。
ふと視線をずらすと水やりをしていたのか、ずぶ濡れた哀花さんがその場にへたれ込んでいた。
「あー‥‥‥えーと‥‥‥すみませ」
「ばかぁぁぁぁぁ!!」
「ぶるぅああああああ!?」
こんな事ってあるか?
フルスイングでジョウロでぶっ叩かれるって事なんてよ?
「ほぐぁ」
「‥‥‥あっ、ごめん」
「いつつ‥‥‥クソッ、早く追いかけねぇと」
「‥‥‥ねぇ、何があったの?」
「栞菜お嬢様が脱走しました」
「‥‥‥まったくあの子ったら‥‥‥」
「とりあえず俺は行きます。哀花さんはとにかく服を変えた方が‥‥‥」
「‥‥‥わかったわ。でも覚えておいて‥‥‥またこれみたいに花壇を荒らしたら‥‥‥いい?」
「い、イェッサー!」
ちくしょう、絶対捕まえるぞ!
‥‥‥で、数十分後。
「あー、捕まっちゃったー」
「捕まっちゃった、じゃないですよまったく‥‥‥」
「でも楽しかった!またやろうねお兄ちゃん!」
「やりませんよ」
色々と痛かった、いやホントに。
ってそんな悲しそうな顔しないでくれよ栞菜お嬢‥‥‥。
いかがだったでしょうか?
いかんせん久しぶりだったので上手く書けてるか正直不安です‥‥‥(;・ω・)
では、次回の更新でお会いしましょう。
感想等いつでもお待ちしてます。
ではでは(。-∀-)ノシ