テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3~風の青年と輝きの物語~ 作:カイナ
コンフェイト大森林、チュンチュンの大群がバサバサバサという音を響かせてその森の上空を飛び回っていた。それはまるで強大な外敵から逃げるかのように焦っているように見える。
「はぁっ!!」
直後チュンチュンの真下の森から飛び出る青い稲妻、いや、女性はその長身以上の長さを持つ槍を軽々と振り回してチュンチュンに向かっていく。
「ピィッ!」
悲鳴のような泣き声を上げるチュンチュン、しかし直後その小さな身体に槍による斬撃が加えられさらにその女性の長い脚の回し蹴りが入ったと思うともう片方の足で蹴り落とす奥義、飛燕崩蹴月が直撃。攻撃を受けたチュンチュンは錐揉みしながら力なく落下していった。
「「「ピイィィッ!!」」」
と、仲間が倒されたのに怒ったのか逃げていたチュンチュンの内数匹が女性に牙を、というか嘴を向ける。
「震天!!!」
しかしそこに矢が森から放たれたと思うと女性に当たらない位置に彼女を守るよう降り注ぎ、チュンチュン達はそれに威嚇される。
「貪欲なる暗界、ここに下り、邪を打ち砕かん……」
さらに森の中からそのような言葉が聞こえ、森の中に闇のマナが立ち込める。
「ネガティブゲイト!!」
そして闇のマナが解放されると同時、チュンチュンのいた空間が闇に歪められチュンチュン達を引き裂く。
「「「「「ピピピピピィッ!!!」」」」」
連続攻撃にチュンチュン達がパニックに陥り、女性はふふっと妖艶に微笑むと重力に従って一旦森の中へと帰還、手近な木の枝の上へと降りると近くの木の枝の上に現れた青年を見てふふっと微笑む。
「準備は万全?」
「ああ。チェスターとリタを狙いそうな魔物は大方倒しておいた。心配はいらない」
「そう、頼もしいわね」
女性の言葉に青年は静かに報告し、女性は再びふふっと微笑む。
「揺らめく焔、猛追……」
木の下の方ではゴーグルを額につけた茶髪で
「カイ、合図は二人の攻撃よ?」
「分かってる。ジュディスこそ遅れるなよ」
女性――ジュディスの念押しに青年――カイは右手に刀を、左手に短剣を両方逆手に握りながら返す。
「ファイアボール!」
「疾風!!」
リタが叫ぶと同時に彼女の周囲から火の玉が、チェスターが叫び弓から矢が放たれたのと同時にカイとジュディスも上空にいる、今は火の玉と矢に牽制されているチュンチュン目掛けて飛び出した。
「飛燕連脚!」
空中で回転し、チュンチュン目掛けての連続蹴り。それは不安定な空中で小さなチュンチュン相手にも関わらず全ての蹴りを当ててみせた。さらにその回転を利用し、別のチュンチュンを刀で斬ったり短剣による牽制までしている。
「ほらほら、くらいなさいっ!!」
一方ジュディスも目を爛々と輝かせながら槍を振るいチュンチュン達を叩き落とす。しかし元々彼女は露出過多と言えそうなほど軽装であり特に胸元が開いた服装をしている。さらにダイナミックに空中を動き回っているためその豊満な胸がかなり揺れていた。ちなみになんか森の方から「お~っ」という歓声が聞こえてきている。
そして攻撃が終了し、カイとジュディスは地上へと着地。カイは短剣を腰の後ろに着けた鞘に、刀を左腰に提げている鞘へと納め、ジュディスは槍をひゅんひゅんと振り回してポーズを決めた後、辺りに落ちているチュンチュンの死骸に向けてちゅっと投げキッスをして見せた。
「強くてごめんなさい」
投げキッスと共に勝利の台詞を決める。と、カイは木の上からチェスターが降りてきたのに気づいて首を傾げた。
「チェスター、なんでジュディスを拝んでるんだ?」
その言葉通りチェスターは顔を赤くしてジュディスに向けて手を合わせている。
「な、なに言ってんだよ!? 男子として健全な反応だろうが!?」
「?」
カイの言葉を聞いたチェスターがカッと目を見開いて熱弁する。しかしカイはきょとんとした、というか「こいつ何言ってんだ?」と顔に書かれているような表情で、彼の返答の意図を理解できていない様子を見せていた。
「怒りを穂先に変え、前途を阻む障害を貫け……」
と、いきなりリタが詠唱を開始する。その額には怒りマークがくっついており、目元には影が出来ていてそこからは表情がうかがえない。しかしチェスターはぎくっとばかりにのけ反った。
「い、嫌な予感……」
のけ反った彼が呟いた瞬間リタの目元が明らかになり、彼女は怒りに燃えた目でチェスターを睨みつけた。
「吹っ飛べ変態っ!!! ロックブレイク!!!」
「ぎゃーっ!!!」
リタが叫ぶと同時にチェスターの真下の地面が割れ、大地の槍――と描写しておいてなんだが先端は平らになっており、石柱と言う方が正しいだろうか――が勢いよく突き出てチェスターを吹っ飛ばす。その高度はさっきカイとジュディスがチュンチュンと空中戦を繰り広げた時の高さに勝るとも劣らなかった。
「おー飛んだ……これをジャンプに応用すればクレス達も空中戦に……」
「あら、面白い考えね……まあ、まずは着地を考えなければならないと思うけれど」
カイは吹っ飛ばされたチェスターを見ながらこの手段を戦闘に応用できないかと考え始め、その発想を聞いたジュディスはクスクスと笑った後ひゅーっという擬音が聞こえてきそうなほど見事に空中から落下してきているチェスターを一瞥した。
「はい。チュンチュンの羽、間違いなく受け取りました。お疲れ様、これでこの仕事は終わりね。はい、これ報酬ね」
「はい。じゃあ三人とも、今日はここで解散で。今回はありがとう」
「おう。また何かあったら呼んでくれ」
「ま、暇なら付き合ってあげるわよ」
「それじゃあね」
アンジュはカイから受け取った羽――今回のクエストで納品を依頼されたものだ――を確認し、報酬をクエストを受けた四人に渡す。それを受け取ったカイも一つ頷いた後振り向いて解散とお礼を告げ、身体中ボロボロになっているチェスターはにっと微笑んでそう言うと「いてて」と呟きながら部屋へと戻り、リタは興味なさげにひらひらと手を振ってそう言うと研究室へと向かう。そしてジュディスも妖艶に微笑んで手を振り、部屋へと戻っていった。
「あ、カイさん。お帰りなさい」
「お帰りなさい。怪我などはしませんでしたか?」
と、医務室がある方の通路からエステルとアニーが現れ、カイを見つけると挨拶してきたのでカイも軽く右手を挙げて応える。
「ああ、心配ない」
「そうですか」
「あの、ところでカイさんが受けていたクエストってたしか、恋占いっていうものですよね?」
「……ああ、そうだったか?」
怪我をした様子はないカイにアニーが安心したように微笑むとエステルが目をキラキラと輝かせながら問いかけ、カイは首を傾げてクエスト内容を思い出す。そう言われてみれば確かにディアナという細工商人が恋占いで見た、持っていたら良いアイテムであるチュンチュンの羽を納品するようお願いしていたように思える。
「恋ですか……いいですね」
と、アニーとエステルは両手を合わせて優しく握りながらほわほわとした様子を見せ始める。
「そうなのか?」
「そうですよ! 恋って言うのはとても素敵なんです! 男性と女性がお互いに恋い焦がれ、一途に思い合う……」
「私とアニーは恋愛小説仲間なんです。あの、カイさんもどうですか?」
「……よく分からん」
アニーとエステルの言葉にカイは首を傾げる。
「アンジュさん、お客様だよ!」
「すみません……アドリビトムというギルドはこちらでしょうか?……」
と、いきなり扉が開いて気分が悪そうな男性がカノンノと一緒にホールに入りながらそう尋ねてきた。
「はい」
「私は、モラード村から来ました。ジョアンと言います。ここへ、依頼をしに来たんですけど……」
「どういった依頼でしょうか?」
男性――ジョアンの言葉にアンジュは微笑みながら応対する。
「ゴホッ!……ブラウニー坑道の奥地へ行きたくて、護衛を……ゴホッゴホッ……お願いしたいんです……」
「あ、あの、お薬を持って来ましょうか?……」
「よければ簡単に診察などいたしますが……」
ジョアンは咳き込みながら依頼内容を伝えており、その顔色の悪さを見たカノンノとアニーが心配そうにジョアンに問いかける。が、ジョアンは力なく首を横に振った。
「いいえ、私の病気は薬では治りません。医者ですら、さじを投げたんですから……」
「そんな状態で魔物がいる坑道に行くって……死にたいのか?」
「カ、カイ!! ご、ごめんなさいジョアンさん!」
ジョアンの言葉を聞いたカイがドストレートに言葉を叩き込み、カノンノが焦ったようにカイを怒鳴った後ジョアンに頭を下げる。が、ジョアンは力なく笑った。
「いえ、そう言われてもおかしくはないと分かっています……ですが、この病気を治す方法が……」
ジョアンはそう言い、苦しげに深呼吸をして一拍置く。
「そのブラウニー坑道の奥には“病気を治してくれる存在”がいるそうなので……」
「病気を治す?……」
ジョアンの言葉にアンジュが怪訝そうな声を漏らす。
「護衛を……ゴホッ……引き受けていただけますか?……」
「はい……依頼とあれば……」
ジョアンの願いを込めるような目での言葉にアンジュは少し歯切れの悪い様子で返し、ジョアンは受けていただける時に連絡を下さいと言い残し、連絡先のメモを残すとやはり咳き込みながら船を出ていった。
「病気を治す……そんな存在、聞いたことがないけど……」
ジョアンが出ていったのを確認してからアンジュがむぅと唸りながら呟く。
「アンジュさん」
「ん? 何?」
考え事をしているアンジュにカイが話しかけ、アンジュは顔を上げるとカイの方を向く。
「その依頼、俺が受けます」
彼はいつものように一番に依頼を受けると発言。それに続いてカノンノが手を挙げる。
「じゃあ私も一緒に行きます!」
「はい。決まりね……じゃああと二人、エステルとアニー、お願いできるかな?」
「あ、はい、私は大丈夫で――」
カノンノの言葉を聞いたアンジュは頷いて依頼書のメンバー表にカイとカノンノの名前を書いてから丁度そこにいたエステルとアニーにも同行をお願いし、アニーがそれに頷こうとした時だった。
「アニーさん! 傷だらけになって帰ってきたチェスターが急に倒れたんだ! 手当てをお願いできるかな!?」
突然クレスがチェスターに肩を貸しながら現れ、その状態を見たアニーが目を見開いた。
「ひ、酷い怪我!? 一体どうしたんですか!?」
「あぁ、さっきのクエストでチェスター、なんかジュディスを拝んで健全な男の反応がどうのこうの言ってたらリタにロックブレイクで吹っ飛ばされてた」
『……』
アニーの叫びにカイがチェスターの怪我の理由を説明、その場にいたカイとクレス、ミントを除く全員が冷たい目でチェスターを見てクレスとミントが重いため息を漏らす。が、この船の医者としての責任感からかアニーがゴホンと咳ばらいをした。
「では急いで医務室へ! ごめんなさいアンジュさん、今依頼を受けるのは無理になりました!」
「え、ええ……」
アニーの言葉にアンジュも流石に苦笑を漏らし、アニーはチェスターを運ぶクレスと共に医務室へと走る。と、エステルが申し訳なさそうに手を挙げる。
「あの、私も今日はちょっと……キールさんやウィルさん達と例の赤い煙と生物変化現象についてお話をする予定が……」
「そう……それは仕方がないわね」
「はい。少しでも今分かっている事を聞いておきたいので……」
「……分かったわ。じゃあカイとカノンノは決定、残る二人は私の方で探しておくから今は解散して」
「「はい」」
エステルも大事な用が入っているらしく、アンジュは頷いた後残り二人は自分が探すから今は解散とカイとカノンノに伝え、二人も頷いて返した。
それから場所はブラウニー坑道へと移る。
「ジョアンさん、大丈夫ですか? 歩くのもつらそうなのに、そんな無理をしてまで行くなんで……」
今回のクエストの同行者の一人である少女――マルタが、辛そうに歩いているジョアンに心配そうな目を向けて話しかける。
「はぁ……はぁ……これが……私にとっての……最後のチャンスなんだ。生き延びるための……」
「生き延びるためのって……」
ジョアンの言葉にもう一人の同行者――ファラが声を漏らす。
「私は、もう……長くないんだ。医者も見放した病気でね……」
そう言った瞬間ジョアンはゲホゴホと咳き込んだ。
「だけど、この奥にいるという病気を治してくれる存在に会えれば……」
「病気を治してくれる存在なんて、本当にいるのかなぁ……」
「それは行ってみないと分からないよ」
ジョアンの言葉にマルタが疑わしげな声を出すとファラがそう返す。
「安心してくれ」
と、いきなりカイが口を開いた。
「ジョアンさんは俺達が責任を持って守る。アンジュさんにそう言われたからな」
カイは真剣な目でそう言い、刀を抜くと肩に担いだ。
「カノンノ達だって俺が守ってみせる」
まるでさっきの言葉を言いかえるように言うカイに、ジョアンは苦しそうながらも微笑ましそうに微笑んだ。
「不思議ですね。彼の言葉はどこか安心できる気がする……」
「うん。カイって素直で真面目だから」
「ちょっと融通きかないとこあるけどね。素直すぎるっていうか律儀すぎるっていうか」
ジョアンの言葉にカノンノが微笑みながら言うとその横でマルタが目を瞑りやれやれというように肩をひょいっと上げてそう言う。それにファラがあははと笑った。
「たしかにそうかもね。でもカイは出来ない事は隠さず出来ないって言うから、ジョアンさんを守るのはやってみせると思うよ」
「うん、そうだね。カイは強いもん。もちろん私達だって負けてないから、ジョアンさんも安心してくださいね」
「は、はい……よろしくお願いします」
「うん、イケるイケる!」
ファラの言葉にカノンノも賛同、ジョアンがぺこりと頭を下げてお願いするとファラは元気よくそう言い、彼らは歩き出した。
「あ~ぁ、エミルぅ……」
「マルタって、本当にエミルの事が大好きなんだね」
と、最後尾を歩いているマルタがいきなり声を漏らし、それを聞いたファラがふふっと笑ってそう言うとマルタは驚いたように「えっ」と声を漏らした後照れたように頬を桃色に染める。
「……う、うん……」
「ほんとは、エミルと一緒に来たかった?」
「そんな……ダメだよ、こんな薄暗い場所でエミルと二人っきりなんて!?」
マルタの言葉にファラが微笑みながら問いかけると彼女はいきなり慌てたように首を横に振る。が、その次に彼女は「でも……」と続けた。
「……あぁ~ん、どうしよう。私、エミルとだったら……」
「えっと……ジョアンさんの事忘れてない?」
「……」
赤く染めた頬に両手を当て、ハートマークを乱舞しながらいやんいやんと顔や腰を振るマルタにファラは苦笑いしながら問いかける。その隣ではジョアンも苦笑いを漏らしていた。
「二人とも、敵だよ!」
「「!!」」
そこに響くカノンノの声で二人の意識が素早く切り替わる。カイ達の前で数匹のバットが羽ばたいていた。
「俺とカノンノが前衛を戦う! マルタはジョアンさんを守りながら術で援護、ファラはジョアンさんの護衛に集中してくれ!」
「「「了解!!!」」」
バット目掛けて牽制の苦無を投げながらカイが指示を出し、女子三人は頷いてカノンノは大剣オータムリリィを手にバットへと斬りかかり、マルタは詠唱を開始。ファラはジョアンの近くに立つと近くに伏兵の魔物が潜んでいないか注意を払い始めた。
「土竜閃!」
刀を地面に突き刺し刀を介して大地のマナを送り込み、目の前に岩の槍を具現させる技――土竜閃、それがバットの動きを止め、
「来たれ爆炎、焼き尽くせ――」
そこに詠唱していたカノンノの周りに集った炎のマナが解放される。
「――バーンストライク!!」
バット目掛けて降り注ぐ爆炎、それが土竜閃の岩槍ごとバットを打ち砕いた。
「地裂……いや――」
そこにカイが追い打ちに大地を抉り地の力を得た衝撃波で攻撃を仕掛ける技――地裂斬を放とうとするが、その刀に炎が宿ったのに気づくと笑みを見せる。
「――魔王炎撃波!!!」
叫び、刀を振るうと同時に灼熱の炎がバットを呑み込み、消し炭に変える。
「わー! カイ、凄いっ!」
いきなりの剣技にマルタが目を輝かせ、ぱちぱちと拍手する。と、その横から息を飲む声が聞こえた。
「マルタ、危ないっ!!」
「えっ!?」
ファラの声が響き、その直後彼女も気づく。自らの近くからバットの羽音が聞こえてきている事に。
「きゃっ!」
「掌底破っ!」
咄嗟にマルタが頭を抱えて伏せたところにファラが突進、バットを気を込めた掌底の一撃で吹き飛ばし、坑道の岸壁へと叩きつける。しかしジョアンの護衛を担当していたファラがマルタの方へと移動、それはつまり現在ジョアンが無防備になった事を示していた。
「うわああぁぁぁっ!!」
ロックルがゆっくりとジョアンに近づいていき、彼の悲鳴が坑道に響く。
「ぐうっ!!」
直後聞こえるくぐもった悲鳴。しかしそれはジョアンのものではなかった。
「カイ!?」
カノンノがオータムリリィを振り回しながら叫ぶ。カイは忍者として鍛えた瞬発力を駆使し、一瞬で前衛からジョアンがいた戦闘範囲外のエリアまで疾走。しかし同時にロックルに反撃するまでは間に合わず、ロックルの長い頭部を叩きつけるような攻撃を右肩に受けてしまったのだ。しかしカイはロックルを睨みつけると左手を腰の後ろにやり、そこに挿していたナイフを引き抜きつつロックルに斬りつけた。
「幻魔裂衝!!」
左手のナイフで左右に斬り払い、続けて地面を叩くと共に衝撃波を前方に放って追い打ちをかけ地面から噴き出す形で現れた衝撃波がロックルを宙に浮かばせる。そこにマルタが追いつき、武器であるスピナーを回転させつつ自分もくるんと回転する。
「天翔舞!」
舞い踊るがごとく放たれた斬撃がロックルを両断し、地に倒れ伏させる。
「……カイ、ジョアンさん、大丈夫!?」
「あ、は、はい。私はなんとか……」
「俺も平気だ」
ロックルが動かなくなったのを確認してからマルタが慌ててカイとジョアンに尋ね、それにジョアンが頷き、カイも右腕を動かしながら返そうとするがその動きは若干ぎこちなく、彼に歩き寄ったカノンノが左手でカイの右腕を掴んで押さえ、右手をかざす。
「癒しの力よ、ファーストエイド!」
「ジョアンさんも念のため……治癒功!」
唱えると共にカノンノの右手から光が発されその光がカイの傷を癒していき、ファラも念のためとジョアンに治癒功をかける。と、マルタがそれを申し訳なさそうな様子で見て頭を下げた。
「……ご、ごめんなさいジョアンさん! その、バットくらいならカイとカノンノだけで大丈夫かな~って、ちょっと油断してた……」
「ああ、いえ……結果的に大丈夫だったので……」
「でも……」
マルタの謝罪をジョアンは弱々しくだが笑って許し、しかしマルタはまだ申し訳なさそうな様子を見せていた。
「大丈夫だよ。失敗なんて誰にだってあるって!」
と、そこにファラが元気に笑って口を開いた。それにカノンノも微笑んでうんと頷く。
「そうだね。この失敗を胸に、次頑張ればいいよ!」
「ファラ、カノンノ……うん、分かった。もう油断しない!」
ファラとカノンノの元気づける言葉にマルタは感動したように呟いた後やっと元気な微笑みを見せて頷いた。
「話が終わったところで、急ごうぜ」
そこにカイがマイペースに歩き始め、カノンノが慌ててその後を追うとジョアンも苦しげな様子を見せながら歩き始め、ファラとマルタがジョアンさんの背後を守るように少し間をあけて歩き出す。
「ファラってすごいよね」
と、いきなりマルタが口を開いた。
「いつもなんでも、前向きに考えて行動してて……」
「ええ? どうしたのいきなり? そうかなぁ」
マルタの言葉にファラはびっくりしたように返し、その言葉にマルタが頷いた。
「そうだよ。私だったら、絶対“そんなの無理!”って言ってる事もファラはとにかくやってみようって絶対あきらめないの。そういうのほんとにすごいなって思う」
マルタの尊敬している声にファラは照れくさそうに頬をかいた。
「そりゃ、私だって難しいなあって思う事はあるよ? だけど、最初からダメだな~って思ってたら出来る事も出来なくなっちゃうかもしれないじゃない。それに、やってみたら案外イケちゃうことだってあると思うし」
「イケるイケる! ってやつだね」
「そ。なんとかなるなる」
ファラの言葉にマルタが彼女の口癖を真似るとファラは元気に微笑んでそう言い、それにマルタはえへへと笑う。
「なんとかなる、か……えへへっ。なんだかほんとにそんな気持ちになってきたかも!」
「うん。ずっと失敗を引きずってないで、次こそ頑張ろう!」
「うん!」
そして女子二人はお互いを元気づけるように頷きあった。
それから彼らは坑道を進んでいく。と、さらに奥へと続く道が見つかったが、そこは鍵がかけられた扉に閉ざされていた。
「ジョアンさん。この先、行き止まりになってますよ……」
「はぁ、はぁ……こっちで、構わない……」
マルタの言葉にジョアンがそう言う、とカイが刀を抜いた。
「力ずくで破るのか?」
「「「おやめなさい!!!」」」
真顔でそう言うカイに女子三人がツッコミを入れて彼の前に立ちはだかる。
「ここの鍵を……持っていますので……」
女子三人がカイを足止めしている間にジョアンがそう言い、鍵を開けると扉を開く。
「ゴホゴホッ……目的地は、もうすぐだ……」
ジョアンはそう言って歩き出す。と、ふとマルタが疑問を思いついたようにジョアンの横に立った。
「あの、ジョアンさん。その病気を治す存在って、どうやって知ったんですか?」
言われてみれば当然の疑問だ。そもそも何故病気を治す存在なるものがここにいる事を知っているのか。
「ゴフッ……故郷のモラード村に、私と同じ病気に……ゴホッ……なったミゲルという男がいてね……」
マルタの疑問に対しジョアンが説明を始めた。
「彼はいい医者に見てもらおうと、この坑道を通って……ゴホッゴホッ……大きな街を目指していたんだ。けれども、道中で発作が始まり、どうにも身動きが取れなくなって、死を覚悟……ゴホッゴホッ……したらしい」
ジョアンは苦しそうに咳き込みながらも説明を続ける。
「そして、ここで死ぬのかと目をつぶり、もっと生きたいと思っていたらゴホッ、ゴホッ……どこからともなく……赤い煙が現れたそうだ」
「赤い煙!?」
ジョアンの言葉の一部にカノンノが反応する。
「赤い煙は周囲を包み、ミゲルはそれがあの世からの迎えだと思ったそうだ」
しかし気づいてか気づかずか、ジョアンは話し続ける。
「それから彼は“死にたくない、もっと生きたい”とゴホッ……そう、強く願った。すると、次に気がついた時は赤い煙はなく、すっかり病気は治っていたらしい」
「それが病気を治す存在なんだね」
ジョアンの説明を聞いたファラがそう言い、「実際に体験した人がいたんだ。不思議な話……」と不思議そうに続ける。
「なんだろう、精霊みたいなものかな?」
「私にも分からないよ。けれども、私ももっと長生きしたい。その存在に会いたいんだ。本当に、藁にも縋る思いなんだよ……」
マルタが呟き、ジョアンは必死で願うようにそう呟くと大きく咳き込んだ。
「……急ごう」
「うん……赤い煙、か……あの時と同じもの、なのかな?……」
カイが呟いて歩きだし、カノンノも一つ頷いた後以前の火山での調査を思い出しながら呟いた。
「ねえ、ファラ……死を覚悟したことって、ある?」
「私? 私は……」
殿を歩くマルタが再びファラに話しかけ、ファラはその質問に少し口ごもる。
「もし、自分が今ここで死んじゃうんだって思ったら……その時誰を、何を思うものなのかな……大事な人の事とか……やり残したこととか?」
「……どういう状況で死を覚悟するのかにもよると思うよ」
マルタの言葉にファラは心なしか浮かない顔で呟く。
「例えば、すごく……取り返しのつかない失敗をして、色んな人に、たくさん迷惑をかけて。それで自分の命が危なくなったら……やり残したこととか……行きたいとか……そういうのを思うのは……難しいよ」
「うう、そうだね……それはそうかも……」
ファラは何か辛い過去を思い返すような様子で話し、その言葉を受けたマルタが困ったように唸ると、ファラはいきなりぱっと明るい表情を見せた。
「……なんてね。ちょっとシリアスになっちゃった。さ。先を急ご!」
「……ファラ?」
まるで無理して明るく振る舞っているかのよう。その様子を見たマルタは少し怪訝そうな声を彼女に向けた。
それから彼らは目的地である坑道の奥地――二層目の最深ポイント――へとやってくる。
「目的地はここみたいだけど、魔物がいるよ!」
ファラが拳を構えながら叫ぶ。岩のような身体をした、というか文字通り岩で体が形成されている巨人のような魔物――ストーンゴレムだ。
「ちょっと大変そうな相手だけど、戦うしかないね!」
マルタもスピナーを構え、戦闘体勢を取る。
「はぁ……はぁ……お、お願いします! アドリビトムの皆さん……」
「ああ。ジョアンさんは下がっていてくれ……幸い、近くに魔物の気配はなさそうだ」
ジョアンの懇願の言葉にカイは頷き、辺りの気配を探って近くに魔物がいない事を確認するとジョアンに下がっているように指示をし、腰の刀を抜く。
ストーンゴレムが太い岩の拳をガンガンと叩きつけあってこちらを威嚇し、ズゥンと重量感あふれる足音を響かせてカイ達目掛けて歩き出した。
「土竜閃!」
刀を地に突き刺し、岩の槍をストーンゴレム目掛けて突き出させるがその岩はストーンゴレムにぶつかると同時に強度が足りなかったのか砕け散る。しかしカイはそれは予想済みだといわんばかりに不敵に笑った。
「「獅子戦吼!!」」
砕けた岩の影からカノンノとファラが姿を現し、ファラは合わせた両手の突き、カノンノは膝蹴りと共に獅子の闘気を放つ。土竜閃はめくらましだというわけだ。だが、その獅子の闘気を受けてなおストーンゴレムは怯まず、太い腕を思いっきり振り回して、人間で言うならばラリアットのような形の攻撃でファラを吹き飛ばした。
「くっ!」
「癒しの力よ、ファーストエイド!」
どうにか空中で回転し、受け身を取る。そこにマルタが治癒術でファラの傷を癒した。
「すぅっ……てやあああぁぁぁぁっ!!!」
カノンノは息を吸って身体に力を込め、叫びながらオータムリリィを振り下ろす。その刃で傷はつけられずとも大剣の重量をそのまま叩きつける鈍器のような攻撃だ。
「苦無閃! 影走斬!!」
さらにカイも苦無を投げて相手の注意を引き、さらに素早く相手に肉薄してすれ違いざまに刀で渾身の一撃を叩き込みつつストーンゴレムの背後に回る。
「いくよ、カイ! 虎牙連――」
一声かけてカノンノがストーンゴレムを斬り上げ、続けて空中で水平斬りに繋げる。と、カノンノと同時にジャンプしたカイが刀を上段に構えた。
「――斬!」
「飯綱落とし!」
そしてカノンノの斬り下げとカイの空中からの回転斬り下ろしが同時に前後からストーンゴレムを襲った。
「「二人ともどいてっ!」」
さらにそこにファラとマルタがスカートとツインテールをなびかせて彼らの上空、ストーンゴレムの頭上へと飛ぶ。
「鷹爪脚!」
「燕舞斬!」
放たれるのは獲物を狙う鷹のごとく鋭い蹴りと燕が舞うかのような斬撃。その攻撃の後ファラはストーンゴレムの頭部からジャンプして離れ、マルタも素早く前転でその場を離れる。
「曼珠沙華!」
直後カイの炎に燃える苦無がストーンゴレムに当たる。が、苦無は刺さるまでもなく弾かれちょっと火の粉が当たったかな程度。先ほどの連続攻撃にもストーンゴレムはさほど堪えていない様子を見せていた。
「硬いな……」
「うん、大剣の刃も通らないし……」
「殴ったり蹴ったりした手とか足が少し痛くなってきたな……」
「あー、スピナーの刃がこぼれてる……帰ったら手入れしなきゃ……」
一旦距離を取って集合した後カイが呟き、カノンノが頷くとファラが両手や片足をぶらぶらさせて呟き、マルタは自分の武器を見て落胆した様子を見せる。
「だが、諦めるわけにはいかない」
と、カイは刀をヒュンと振るってストーンゴレムに向けた。
「カノンノ、マルタ。援護頼む」
カイはそう言うや否や刀を手に再びストーンゴレムに突っ込んでいく。
「え!?」
「ちょっ!?」
「ま、待ってよカイ!?」
その光景を見たカノンノとマルタが絶句、ファラが大慌てでその後を追いかけた。
「鬼炎斬!」
刀に炎のマナを纏わせ、ストーンゴレムを十字に斬る。しかしその刃は通らず炎が通った僅かな焦げ跡が出来たのみ、ストーンゴレムはその焦げ跡など気にする事もなく両腕を振り上げた。
「来たれ爆炎、焼き尽くせ! バーンストライク!!」
カノンノが叫ぶと同時にストーンゴレム目掛けて爆炎が落ち攻撃を阻む。その一瞬の隙を突いてカイは素早くバックステップを踏みその場を離れた。
「もうカイ、無茶しないでよ……」
と、その後ろからファラが合流、呆れたように呟くとカイは少しばかり申し訳なさそうな顔を見せた。と、ファラは元気よく微笑む。
「さあいくよ! 全員で全力全開の攻撃!」
「……乗った」
ファラの宣言にカイは彼女に向けて不敵に笑う。と、その背後からストーンゴレムがカイ目掛けて岩の腕で横に薙ぎ払った。
「甘い」
しかしカイはそちらを見ることなくとんぼ返りをして回避、そのままくるくると回転する。
「煌めきよ、意を示せ……フォトン!」
「飯綱落とし!」
その下のストーンゴレム目掛けてマルタが術を放ち、光の爆発がストーンゴレムを襲うと同時にカイの回転斬り下ろしが炸裂、
「来たれ爆炎、焼き尽くせ! バーンストライク!!」
「獅子戦吼!!」
さらに追撃にカノンノが爆炎を叩き落とし、ファラの獅子の闘気がストーンゴレムに直撃する。
「……思いついた」
「続けていくよ!」
と、カイが刀をヒュンヒュンと回転させながら不敵に笑い、ファラも真剣な目を見せながら叫ぶ。そしてカイを光のマナが包み込んだ。
「旋風光破!!!」
光の力を纏い宙を飛んで縦に回転し、ストーンゴレムを切り刻む。その光の力のためか刃は軽々と通り、ストーンゴレムの身体に深い刀傷を作る。
「獅吼――」
そこに続けてファラが獅子の闘気を打って相手の足を止めながらジャンプ、
「――爆炎陣!!!」
着地しながらその勢いも利用して地面に拳を叩きつけると同時、地面から大爆発が起き、ついにストーンゴレムを木端微塵に粉砕した。
「……ジョアンさん、もうここは安全ですよ」
ストーンゴレムを倒し、辺りに魔物の気配のない事を確認したファラがジョアンに呼びかける。それにジョアンも苦しげな声で「ありがとうございます……」と息切れしながらお礼を言った。
「やはり、一人で来るのは無理だったみたいですね……良かった……ゴホゴホッ!」
「でも、病気を治す存在なんて、どこにいるの?」
「……」
ジョアンの安心したような言葉の後、マルタが不安げな表情で坑道を見回すとジョアンは咳き込みながらも数歩前に出る。
「ミゲルの病気を治してくれた方、どこにいるんですか? 私もお願いに参りました」
ジョアンは大きく、苦しそうに咳き込みながら坑道の中に呼びかける。
「どうか……私の病気を……治してください!!」
そう叫んだ時だった。突然、坑道の中に赤い煙が立ち込めていく。そしてその煙はジョアンへとまるで生きているかのようにまとわりついていった。
「火山の時と同じ……」
目を見開いたカノンノが声を漏らし、赤い煙は消えていく。
「…………」
そこに立っていたジョアンは先ほどまで見せていた苦しそうな咳やとても悪かった顔色が全くなくなっていた。
「息が……苦しくない?……」
ジョアンが驚いた様子で呟く。
「治ったんだ、私の病気が!! 奇跡だ! あんなに私を苦しめていたセキも、身体の節々の痛みもない。本当に治ったんだ!!」
ジョアンは心の底から嬉しそうに、感激の声を上げる。
「カイ……あの煙、間違いない。この前オルタータ火山でレイ達と一緒に調査しに行った時に出てきた煙と同じだよ……」
カノンノは不安げにカイの服の袖を掴みながら、やはり不安げな様子でジョアンを見る。
「あの、ジョアンさん……本当に大丈夫なんですか?」
「いやぁ? 大丈夫だよ」
カノンノの問いかけにジョアンは歓喜の表情を浮かべて返す。
「ああ、とてもすがすがしい気分だ。健康とは、こんなにも素晴らしいものだったのか! さあ、ここを出よう。早く帰って、みんなのためにバリバリ働くぞ!」
ジョアンはそう言って元来た道を歩き始め、ファラとマルタは大慌てでその後を追う。
「……本当に大丈夫なのかな……なんだか、こっちがすっきりしない気分……」
カノンノはまだ不安を拭いきれていない様子で呟いており、カイはそれを見た後、彼女の頭にぽんと手を置いた。
「……帰ろうか」
「……うん」
ただ一言そう呟くカイ。それにカノンノが頷いたのを確認してからカイは歩き始め、カノンノもその後を追うように歩き出した。
「それじゃあ、私はこれで!! リーダーの方にもよろしくお伝えください!!」
「あ、はい……もし何かあったらまたアドリビトムをよろしくお願いします……」
坑道を出るとジョアンはこのままモラード村に帰るつもりらしく、爽やかに笑い元気よく手を振って別れの挨拶をし、それにカノンノが応対する。そしてカノンノが船に乗り、ホールへ入るとそこにはカイとファラ、マルタという今回のクエストに挑んだ仲間の他、アンジュとウィルが待っていた。
「ジョアンさんはこのまま帰りました。あ、これ依頼の成功報酬です」
「ありがとう、カノンノ」
カノンノの言葉にアンジュは頷き、報酬を受け取る。
「結果的に病気は治ってたみたいだけど。ジョアンさん、本当に大丈夫かな」
「赤い煙が生物変化の原因……かもしれないんでしょ?」
ファラとマルタが不安げな様子でウィルの方を向きながら呟くように尋ねる。それにウィルは静かに首を横に振った。
「まだ、確定ではない。キールが街で聞いた話、俺達がオルタータ火山で見た赤い煙……はっきり分かっているのは、赤い煙と生物変化という現象が“実在した”という事までだ。この二つの現象の因果関係は、まだ確認していないからな」
ウィルはそこまで呟くと少し黙って何かを考えるように腕を組み、「だが」と続ける。
「赤い煙……やはり、単なるガスなどの物質とは考えにくい。あれは、超常的な何かかもしれない。自然界のものにも、科学的に作りだしたものにも、あんな特性を持った物質はないからな」
「そうね……分からない事はまだ多いなぁ。赤い煙が危険なのかどうかすらわからないし、もうこれに関する依頼は受けられないかな……」
ウィルの言葉にアンジュも頷き、そう呟く。それにカイが反応した。
「何かあったのか?」
「護衛の依頼が殺到しているのよ。例の“病気を治す存在”の元へ連れていって欲しいって。随分、噂が広まってるみたい。仕事が増えるのは嬉しいけれど、あんな得体のしれないものに引き合わせて依頼者とトラブルになったら大変でしょ」
「ああ、むしろ今後は接触させないようにしなければならないな」
カイの言葉にアンジュがそう言い、はぁとため息をついて続けるとウィルが彼女に同意する。
「そうね。これから危ない仕事が増えそうだし……もっと人を増やさないと駄目かも。アテがあるから、手紙を出してみましょう」
アンジュはそこまで言うとにこっ、と相手を安心させるような微笑みを見せる。
「それじゃ、今回はお疲れ様。またお願いね、カイ」
「はい」
アンジュの笑顔での言葉にカイも頷き、彼女から、さっきカノンノがジョアンから受け取った成功報酬を受け取り、今回のパーティも解散してから彼らは自分の部屋へと戻っていた。
《後書き》
今回は色々と後の伏線となるクエストです。その前のジュディス達と一緒にクエストは思いついたのでやらかしてみました。
ちなみにバット戦でカイが使用した魔王炎撃波はアビスのFOF変化を、ストーンゴレム戦でのラストはTOSのユニゾンアタックを参考にしてみました。FOF変化は飛燕連脚から鬼炎連脚じゃ普通すぎるというか単純な忍者の発展技ですから今回はインパクト重視で、さらにモーションから連想できそうなのがこれしかぱっと思いつかなかったのもあるんですけどね。ちなみにユニゾンアタックは術技の位置づけもしくはモーションが原型とある程度近いものを流用しました。バーンストライクはイラプションと同じ炎属性中級術、飯綱落としは裂空斬のような縦回転系の剣技というわけで。
戦闘面でオリジナリティを作っていく事の一環としてこれからも思いついたらこういうこと色々とやらかしていくと思うのでよろしくお願いいたします。ちなみにその内こういうものを利用したオリ技も作っちゃうかもしれませんのでご了承ください……MP文庫の方ではカイは既にかなりの数オリ技作ってるけどね、もちろんソロ発動可能な。
カイ「やかましいわ。というかお前協力奥義なんぞ俺達にはほとんど作らなかったろうが」
それでは~♪ ご指摘ご質問ご感想があればお気軽にどうぞ~。