ドラゴンボールR【本編完結】   作:SHV(元MHV)

51 / 75
__________________________________

※感想による指摘で判明しましたが、どうやらいつの間にか一度書いたべジータを削ってしまっていた模様です。訂正しました、ほんとごめんなさい 人( ̄ω ̄;)
__________________________________

どうしても全選手入場ネタがやりたかった。反省はしていない(´・ω・`)

そしてリドリーさん、大量の誤字報告ありがとうございますぅぅぅぅ(*/□\*)
まさか1話から読み返して最新の50話に至るほぼ全てに渡って報告があるとは思いもしなかったのでびっくりでした(笑)
にしても“伏す”とか“不適”とか同じ誤字多いなあ、気を付けなくては( ̄▽ ̄;)

地味に前回の「殖装!!」ネタが通じなかったので、OVA版のオープニング置いときます
(´・ω・`)つガイバーOVA版オープニング。I&II (3:31) http://nico.ms/sm6257809 #sm6257809 #ニコブラウザ

あ、それと勢いでこんなの書きました。よかったら読んでください。
https://syosetu.org/novel/141435/1.html
ドラゴンボール超【未来トランクス編は、どうせなら最後にこんな話をやってほしかった】


第51話【開幕】

半径10キロ。それが、今回の武闘会の為に作られた特設のリングである。

 

“ラピュタ”と名付けられたそれは基礎建築をクリムゾンが岩山から削り出し行い、それにレッドリボン軍が反重力装置や各種バリアー装置などを取り付け、上空二百メートルほどの地点をフワフワと浮かんでいる。

 

ブラック補佐は今回管制室でブルー将軍と共に事態の管理を行い、他の各将軍や佐官らは広大な客席の警備を担っている。

 

何を隠そうレッドリボン軍本部近くに作られた特設観客席は収容人数二百万人を超え、今回の戦いもいつぞやの地球最強トーナメントと同じように、レッドリボン軍の技術の粋を尽くして見やすく加工が行われる。

 

レッドリボン軍本部と隣接しているのは、戦いの影響が考えられる観客席を即座に守れる優秀なバリアー装置があるのがレッドリボン軍本部であるからでもあった。

 

すでに数千人が参加した予選は終了し、この場に集うのは本戦へと進んだ本当の強者のみである。

 

そして慌ただしくレッドリボン軍の兵士が動くなか、観客の注目を一身に集めて天下一武道会でもアナウンサーを務めた男がステージ上に立っていた。

 

「レディース&ジェントルメン!!! 長らくお待たせ致しました。それではこれより、銀河最強決定戦本選を行わせていただきます!!!!」

 

彼の手が掲げられ、振り下ろされると同時に彼は叫んだ。

 

「全選手入場ッ!!!!!!!!」

 

そしてやってくる戦士達。事前にレッドリボン軍から受け取った情報を基にアナウンサーは戦士達一人一人に解説をつける。

 

「伝説のサイヤ人殺しは生きていた!! 更なる研鑚を積み元祖フリーザが甦った!!!! 勇者!! コルド大王だァーーーー!!!!」

 

身長約3メートル。体重480キロ。通常形態に勇者としての装備を身に纏い、コルド大王がその巨大な腕を掲げて入場する。

 

カッチン鋼による驚異の攻防力は、その隙間を如何に突くかが命題とされるだろう。

 

「魔術師として我々はすでに完成している!! ヘラー一族ブージンだァーーーー!!!!」

 

ターバンを頭に巻いたターコイズの肌をした小柄な男が静かに入場してくる。

 

「近づき次第掴まえてやる! 同じくヘラー一族!! ビドーだ!!」

 

金のモヒカンヘアーに金の顎髭を生やした同じくターコイズの肌をした男が自信満々の様子で入場する。

 

「殴り合いでも我々がものを言う!! 剣はおまけだ! ヘラー一族ゴクア!」

 

さらに同じくヘラー一族の美青年が現れる。そのどこか甘い容姿に観客席から黄色い歓声が上がる。

 

「真の武道を知らしめたい!! 梁山泊代表、天津飯だァ!!!!

 

禿頭に特徴的な三つ目の武道家天津飯が静かに入場する。彼は天下一武道会の優勝者としても注目されており、一般投票による下馬評では優勝候補の一角であった。

 

「サイヤ人では下の方だが、ケンカなら全階級オレのものだ!! 大地の鉄拳ターレスだ!!!!」

 

いつの間に付けられたあだ名に戸惑いながら、ターレスが少々気だるげに入場してくる。

 

「男対策は完璧だ!! ヘラー一族の紅一点ザンギャ!!」

 

ゆるくふわっとしたオレンジの髪をなびかせ、美女が入場する。観客席から大きな歓声が上がる。

 

「全宇宙最強はこの俺だ! フリーザ一族孤高の闘士が来たッ!! クウラ!!」

 

通常形態で入場してくるクウラ。その顔には不敵な笑みが浮かんでいる。

 

「タイマンなら絶対に敗けない! 人造人間のケンカ見せたる! 不良少年17号だ!!!」

 

歓声を受けて楽しそうに17号がポケットに片手を入れながら入場してくる。

 

「なんでもありならこの人が怖い!! 活殺自在の求道者!! 桃白々の入場だ!!」

 

今回は気合いが入っているのか、かつての殺し屋時代の衣装を着て入場してくる桃白々。

 

「仮面を着けた謎の剣士が入場だ!! 未知なる戦士ゼノ!!」

 

顔全体を覆うように装着された仮面からは僅かばかりに蒼い髪が覗いている。背に掲げた剣がその存在を示していた。

 

「ルールの無いケンカがしたいから海賊(パイレーツ)になったのだ!! プロのケンカを見せてやる!! ヘラー一族筆頭ボージャック!!」

 

ターコイズの肌にオレンジ色の長髪。素肌にまとったコート、頭にまいた黒いバンダナ。首から下げた複数の装飾品が目立つ、海賊のような格好をした男が両腕を掲げて入場する。

 

「めい土の土産にベルトとはよく言ったもの!! 達人の奥義が今、実戦でバクハツする!! 亀仙流、武天老師だーーーー!!!!」

 

アロハシャツに亀の甲羅を背負い、サングラスをかけた老人が入場してくる。その実力は武術家らの間では誰もが知っているところであったが、この場に入場してくるほどの実力が果たしてあったかと誰もが疑問に思う。そんな疑問を一身に浴びながら、亀仙人は不敵に笑っていた。

 

「銀河最強とはこの俺の代名詞だ!! まさかこの男がきてくれるとはッッ!! 銀河皇帝ブロリー!!!」

 

自身の肩と一体化した赤いマントを靡かせ、コルド大王と変わらぬほどの身長の巨漢が歓声に応えながら入場する。その潜在パワーを感じた一同は彼が優勝候補であることを察していた。

 

「闘いたいからここまできたッ!! キャリア一切不明!!!! 暗黒魔界のピットファイター!! ミラだ!!!」

 

どこかちぐはぐな印象を受けるカラーリングの肉体を晒しながら、ミラは特別観客室でこちらを見つめるトワと目を合わせて頷く。全ては、まず勝ってからだと。

 

「レッドリボン軍は軍事力最強ではない! 格闘技でも最強なのだ!! 御存知人造人間13号! グレイ少佐!!!!」

 

白髪を帽子に納め、グレイが歩いて入ってくる。

 

「魔族の極みはこの俺にある!! オレを驚かせる奴はいないのか!! 悪の超ナメック星人スラッグだ!!」

 

濃緑色の筋肉質なナメック星人スラッグが、三メートル近い長身を誇示しながら入場する。その瞳は濁っており、理性があるようには見えない。

 

「デカァァァァァいッ!!! 説明不要!! 15メートル40センチ!! 体重90トン!!! 21号さん会心のロボット!! ハイパーメタリック軍曹だ!!!!」

 

あまりの巨体に通常の入場口ではなく、資材搬入用のゲートから現れるハイパーメタリック軍曹。その驚異のメカニズムに、観客席からどよめきが起きる。

 

「武術は実戦で使えてナンボのモン!!!! スーパーコップ! 街の平和を守る警察官からクリリンの登場だ!!」

 

やや緊張しながら入場してくるクリリン。まさか自分の師匠までやってくるとは思わず、その顔には少なくない驚きがある。

 

「優勝はわたしのもの! 邪魔するやつは思いきり殴り思いきり蹴るだけ!! その美貌から最近レッドリボン軍にファンクラブが作られた!! 人造人間18号!!」

 

「え!?」

 

少々顔を赤らめて驚く18号。見れば観客席でファンクラブであろう兵士らによってマスゲームが行われ、それがさらに彼女の羞恥心を掻き立てる。

 

今すぐ帰りたい彼女の心情はよそに実況は続く。

 

「自分を試しにココへきたッ!! 最強の人造人間16号ことヴォミット!!!!」

 

21号へ告白する勇気を持つ為この大会の出場を決めた16号。しかし最近彼女の元恋人とそっくりな未来トランクスと微妙な関係を築きつつある21号に、正直落ち着いてはいられない彼だった。

 

「マスター超サイヤ人に更なる磨きをかけ、この男がやってきた!! べジータァ!!!!」

 

サイヤ人の王という矜持を捨て、家族という重い絆を手にいれた男。べジータが両腕を組んだまま入場する。

 

「今の彼に死角はないッッ!! 21号さんによって再改造を受けた量産型の雛形!!  人造人間14号改ッッ!!」

 

細くスリットの入ったバイザーからモノアイが光る。その両手足は以前以上にゴツく機械的な装甲に包まれた14号が装いも新たに重量感たっぷりな様子でやってくる。

 

「暗黒魔界四千万年の魔技が今ベールを脱ぐ!! 帝王ダーブラだ!!」

 

額にMの字を刻まれたモノの中でも別格の実力者であるダーブラが周りを睥睨するようにしながら入場してくる。その様子を見るトワの視線は複雑だった。

 

「ファンの前でならオレはいつでも全盛期だ!! 正義の炎未だ尽きず! ホーンライダーことギニュー! 本名で登場だ!!!!」

 

サングラスを外しただけであるが、彼のみバイクでの登場にテレビの前のちびっこのテンションが一気に上がる。

 

「科学者の仕事はどーしたッ! 機械も人間もないッ! 治すも壊すも思いのままだ!! 大きい方のスカーレットさんこと人造人間21号だッーーーー!!」

 

「だから大きい方って言わないでよ」

 

赤と青を互い違いに配置したアシンメトリーのワンピースに白衣を着た21号が入場してくる。

 

「特に理由はないッ!! 総帥が強いのは当たりまえ!! あんた主催者だろ何やってんだ!! クリムゾンがきてくれたーーーー!!」

 

どや顔のクリムゾンが入場してくる。軍服の上着を肩にかけたまま、腕を組んで僅かに浮かんだまま入場してくる様子は、その実かなり見映えを意識している。

 

「暗黒惑星で磨かれた暴獣の食欲!! 魔導師バビディに従うデンジャラス・モンスター!! ヤコンだ!!」

 

両腕から生えたカマを見せびらかすように緑色のモンスターが入ってくる。その目には食欲だけがあり、居並んだ戦士達から感じるエネルギーを前にこらえきれないのかヨダレを垂れ流しにしていた。

 

「実戦だったらこの人を外せない!! 超A級ナメック星人!! 限界の更に限界を超えた男!! 超ナメック星人ピッコロだ!!!」

 

今大会における高身長最後のひとりが入場する。その表情には自信が満ちており、彼もまた優勝候補の筆頭であった。

 

「超一流の格闘家か!? はたまた超一流の道化師か!? 生で拝んでオドロキやがれッ! 天下一武道会一回戦常連!! ミスターサタン!」

 

「ひゃばばばば……!! 絶対場違いですよこんなのぉ!」

 

(おれがついてればだいじょうぶ。今のサタンつよい)

 

内なる声に励まされながらも、両手と両足を同時に出すほど緊張したミスターサタンが入場する。

 

「亀仙流はこの少年が完成させた!! 未知なる実力者!! 孫家の切り札!! 孫悟飯だ!!!」

 

悟空を小さくしたような少年が周囲に気圧されながら入場してくる。その道着は悟空と同じ山吹色のそれだった。彼の実力は父である孫悟空をして未知数。しかし彼と組手を交わした者は一様に言う。“とんでもない存在がいたものだ”と。

 

──そして最後に、満を持してあの男が入場してくる。

 

何を隠そうこの男。

 

予選において最速で本選進出を決めたことで一躍注目を浴びていた。

 

だがそれ以上に、誰もが彼の可能性に期待していた。

 

「若き英雄が帰ってきたッ!! どこへ行っていたンだッッッ!! 俺は君を待っていたッッッ!! 孫悟空の登場だーーーーーーーーッ!!!!」

 

アナウンサーからの露骨なラブコールに困った顔をしながらも悟空が入場する。

 

その身から発する圧力に出場選手全員の視線が集まるが、悟空はそれを受けてリラックスしたかのように笑って見せる。

 

「加えて負傷者発生に備えナメック星人の方々による医療班を完備!! さらには超豪華なリザーバーを2名御用意致しました!! ……ッッと! 紹介は後に控えさせていただきます!!」

 

締め括られたアナウンサーの言葉を、万雷の如き歓声が応えた。

 

__________________________________

 

 

そんな光景を実に悔しげに見つめる人影がある。

 

黄土色の肌をした小柄な体に、頭部と眼球が大きいローブとマントを纏った男。バビディである。

 

「……くそぉ! どうしてこんな馬鹿騒ぎに僕が参加しなきゃならないんだ……!!」

 

実に悔しげに、しかしさながらその様子は駄々をこねる幼子のように、バビディはどこか芋虫にも似た顔を紅潮させて怒っていた。

 

「参加しているのは貴方に操られたお兄様とその他有象無象のクズ共じゃない。自分で参加する度胸も力もないクセに、デカい口叩くんじゃないわよ」

 

怜悧な美貌を気だるげにソファに預けながら、トワが心底見下した表情でバビディを蔑む。

 

「お前こそいい度胸じゃないか。お前の兄の命が僕に握られているのを忘れたのかい?」

 

「それこそ今さらだわ。第一、貴方の手下にお兄様以上の実力者もいないのに“今”殺せるはずがないでしょ」

 

「ぐぐぐ……! お、覚えておけよこの……!!」

 

小さな手足をプルプルと震わせて怒りを堪えるバビディ。彼の側には、額にMの字を刻まれた無表情の兄弟が立っており、バビディは悔し紛れに兄弟の小さい方を魔術で壁に叩きつける。

 

薄桃色の肌にオレンジのモヒカンが特徴的な兄弟の兄が、飛ばされた弟を無表情のまま助け起こすがバビディは既に見てすらいなかった。

 

(どいつもこいつも……!! けど今のタイミングでヒルデガーンを出すのはちょっと不味いね。せめて魔人ブウがしまわれている場所さえわかればいいんだけど……)

 

バビディは悔しさに臍を噛む思いながらも、思考を分けて冷静に考える部分を作りながら逆転のタイミングを計っていた。……それさえクリムゾンの掌にあると知らずに。

 

彼と彼女がいるのは、クリムゾンによって案内された特別観客室。VIP客を通すために作られた部屋ではあるが、実はこの部屋にはもうひとつ隠れた仕様がある。それは、この部屋の異常なまでの堅牢さである。

 

外からの攻撃をこれ以上ないほどに防ぐ仕様であるこの特別観客室は、逆に見れば厄介な存在を中に閉じ込めておくのにも最適な空間でもある。バビディ自身まだ気づいていないが、実はこの部屋で彼が魔術を行使してもその効力は殆ど外に及ばない。その上部屋は並列思考が可能なプロトと21号の二人体制で監視している。企みなど、叶うはずもなかった。

 

二人がこうして虜囚となったのはほんの数日前の出来事である。

 

⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜

 

 

時間にして三日前。バビディの乗る宇宙船は地球へと到着した。

 

「ふ~ん、辺鄙な星だね。でもこんな辺境に魔人ブウを封印するだなんて、パパもビビりだよね~!」

 

バビディは自らが引き連れた無数の手下を前にワクワクとした様子を隠そうともせず実に楽しそうに話している。

 

しかし、その言葉に応えたのは手下の誰でもなかった。

 

「この地球を辺鄙な星とは、随分見る目のない馬鹿だな」

 

「な、なんだお前!? いったいどこから現れた!!」

 

バビディが振り向いた先には、クリムゾンが岩の上で腕を組み一同を見下ろしていた。

 

肩にかけた軍服を後ろに控えたグレイ少佐に預けると、クリムゾンは降りる振りをして瞬間移動でバビディの前へと降り立ち、彼の手を握って握手する。

 

「はじめまして。私はこの地球における最強軍事力レッドリボン軍を率いる者でクリムゾンという。魔導師バビディ、君に提案をしに来た」

 

即、殺せる距離。それはバビディをして冷や汗を流させ、後ろに控えた者達もそのあまりの速度に対応できず二の足を踏んでいる。

 

「簡単な提案だ。お前の目的は魔人ブウだろう? 悪いが、この地球にあったそれは既に回収してある。勿論厳重に保管してあるがね」

 

「なっ……!」

 

驚きのあまり固まるバビディ。握った手から生体ナノマシンが流し込まれていることにも気づかず、驚愕して立ち竦んでいる。

 

「そこでだ。君が率いてきた強者達を今から3日後に開催予定の武道会に参加させてほしい。優勝者にはドラゴンボールを使わせる予定になっている。そこで君の手下が優勝したならば、それで魔人ブウの復活を願うといい。どうだ、悪い提案じゃないだろう?」

 

そこまで言ってようやくクリムゾンは手を離す。

 

バビディは全身に走った寒気を誤魔化すように一歩下がると、ようやく反論した。

 

「ふん、それを信じる根拠は? それに魔人ブウを回収しただなんて言うけど、それが本当かどうかもわかんないじゃないか。それならここで君を殺した方が……」

 

「おっと、それ以上は言わない方がいい。残念だが、諸君らはすでに囲まれている」

 

そう言ってクリムゾンが指を鳴らすと、光学迷彩を解除したレッドリボン軍10000人が一斉に立ち上がる。

 

さらに上空から悟空、ベジータ、ラディッツ、クリリン、クウラ、ピッコロといった強者が降り立ち、さしものバビディも色めき立つ。

 

「数もそうだが、質においても貴様の手下の遥か格上だ。どうだね? 私の提案を飲む気になったかな?」

 

ニタリ、と。歪んだ笑みの形に口許を歪めたクリムゾンにバビディは戦慄する。

 

「ああ、それとゲストは君だけじゃない。数日前にこの星に来たお嬢さんも同じように()()してある。なあに、不自由はさせない。精々当日までゆるりと過ごしてくれたまえ」

 

バビディの返事も待たず、クリムゾンはどんどんと事態を進めていく。結局数分もしない内に、バビディは彼からの提案を受け入れるのだった。“まだ自分には切り札がある”、と言い聞かせながら。

 

⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜◽⬜

 

 




めい土は直そうかと思いましたが、元ネタの雰囲気を大事にするためそのままにしております。誤字ではありませんのでご了承ください(´・ω・`)(笑)

ていうかつっかれた。もうね、32人て何なのっていう(笑)
でもなによりコーヒー飲めない(最近カフェインでアレルギーと同じショック症状発生)のが一番キツい。眠気が全然覚めないわ、無理が祟ったのか腰が痛くなって休日一日寝てるはめになるわと。
ちなみに継続して飲み続けなくても大体眠眠打破二本(カフェイン400ミリが普通の上限。コーヒーなら1リットル)一気飲みぐらいで急性カフェイン中毒が起きますので、みなさんもカフェインは摂取しすぎないように気を付けましょう(´・ω・`)!!

あ、リザーバーは意外な人物です。それでは次回予告~♪

__________________________________


激戦の幕開け。それは意地と意地とのぶつかり合い。
老爺(ろうや)は笑み、凶者(きょうじゃ)は笑う。
そのどちらもが、己の勝ちを確信して。
次回【圧倒】。じじいが強くて、何が悪い。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告