やはり俺の高校時代の友人達との旅行は間違っていない、はず 作:司咲 雪二
「お、あの旅館か 」
高速を抜け、平塚先生の車の後ろをついて行き目的の旅館にたどり着いた。
え? 道中の話? いつから君達は道中の話が投稿されると錯覚していた? 残念! 他のみんな寝てたので何もありませんでした!!
………うん、疲れでテンション上がってるな。なんだよ投稿って。
「んっ、もう着いたの? 」
「着いたよ、後ろの二人起こしてくれ 」
「はいよ。ほら、海老名に戸塚起きな、もう着いたし 」
つくづく思うがこいつ結構面倒見いいからおかんみたいなんだよな。見た目完全にギャルだけど。
「あ゛? なんか言った? 」
「い、言ってないです 」
ちょ、そんなに睨むなマジで怖いから……。 てかなんでわかるんだよ、三浦ってエスパー?
車を駐車場に停め、体を伸ばす。ずっと座ってたからめっちゃゴキゴキ鳴るわ。
「さすがに疲れたな…… 」
「運転お疲れ様、雪二君、ありがとね! 」
うぉっ、これが戸塚パワーか。疲れが一瞬にして吹っ飛んだ。もうこれは各国に戸塚が一人はいれば戦争なくなるんじゃね? なくならないな。
「とりあえず、さっさとチェックインして部屋行こうぜ。今頃眠気が来やがった…… 」
「おーい、司咲。こっちだ 」
平塚先生に呼ばれ、ホテルの入り口に行くとなぜか雪ノ下と由比ヶ浜、それに八幡が顔を赤くしていた。
「なんかあったのか? 」
「い、いえ、なんでもないわ」
「あ、あはは…… 」
「…… 」
いや絶対なんかあったなこれ。めっちゃ気になるんだけど!!
すると、小町ちゃんがトテトテと近寄ってきてこそっと耳打ちしてくれた。
「実はお兄ちゃん達、車の中で寝ちゃんたんですけど、雪乃さんと結衣さんずっとお兄ちゃんにもたれて寝ていたんですよ〜 」
「あぁ、なるほど 」
三人ともなんか見ていて微笑ましいな〜。 うん、もう三人で付き合っちゃえよってくらい。
「……いいなぁ 」
ひ、平塚先生ぇ……、そんな悲しそうな顔しなくても……。
「……ハル先輩、チェックインお願いできますか? 」
「うん、いいよ〜 」
「はーい、これ男子部屋の鍵ね、女子は二部屋あるけど、比企谷君はどっちの部屋に夜這いしてくれるのかなぁ? 」
「いやしませんよ、俺まだ死にたくないですし 」
「ヒッキーさいてー 」
「そんなことしたらどうなるか分かっているわよね? 変態谷君? 」
「せーんぱい! 私はいつでもウェルカムですよ! なんなら私が先輩の事襲いに…… 」
「い、いろはちゃん!? 」
「さーちゃん、よばいってなぁに? 」
「けーちゃん!? そんなこと言っちゃダメ!! 」
……なんだこのカオスな空間。
「男子組、さっさと行こうぜ 」
「おう 」
部屋に入ると荷物を置き、一息つく。
「ふむふむ、中々良い部屋ではないか! 」
「うん! 海綺麗だね! 」
確かに、ここから見る海は夕焼けと相まってめちゃくちゃ綺麗だ。これ見れただけでもここに来た甲斐があるってもんよ。
「飯の前に風呂入るか 」
「ふむ、我もそろそろ汗を流したいものよ 」
「そうだね、寝汗かいちゃったから早く入りたいな! 司咲君はどうする? 」
「わりぃ、少し寝てから入りに行くから先行っててくれ 」
「そっか、じゃあ先行ってるね 」
八幡達が部屋を出た後、とりあえず枕代わりに座布団を敷いて横になる。やべ、もうねむいな……。
----------
皆さんこんばんは! 小町です!私は今お兄ちゃん達の部屋の前にいます。ふっふっふ、ここのお風呂には水着で入る混浴があるのですよ! 今日は司咲さんを誘って小町のナイスバディでメロメロにしてしまおう作戦です!
「こんばんは〜 」
鍵はかけてないとのことなので、そろ〜っと中に入ります。お、あれは司咲さんの足ですね、机の横からチラリしてますよ。
「しーざーきーさ……、やっぱりですか〜 」
気持ちよさそうに寝てますね〜、起こす気も失せてしまいますよ。ふむ、これは作戦変更ですね!
「ではでは、おじゃましま〜す 」
司咲さんの腕を枕にして胸元に潜り込むように寝っ転がっちゃいました! これぞ、ドキッ! 起きたら胸元に美少女が!?作戦です! ふっふっふ、司咲さんの驚いた顔が楽しみです。ふわぁ……、ちょっとねむいですね。ちょっとだけ、ちょっとだけねましょうか……。
----------
「これは起こせないね、卓球でもやりに行こう、八幡! 」
「小町ぃ…… 」
「ほら八幡! 落ち込んでないで、行こ? 」
「くぅ、我は悔しくなんてないぞ。悔しくなんて…… 」