やはり俺の高校時代の友人達との旅行は間違っていない、はず 作:司咲 雪二
これからは仕事の都合にもよりますが、少しづつ更新出来たらなと思います
俺の彼女の誕生日は
「やっほー、みんな大好き小町ちゃんですよーー!! 今日はみんなも知ってる通り、私の誕生日でーす!! どんどんぱふぱふ〜!!」
「……小町ちゃん? どしたの?」
今日も腐った目をした兄に朝から心配されました。
「だって、今日の誕生日パーティー嬉しすぎるもん! 楽しみで仕方ないよ〜」
「まぁ、受験で頑張った分盛大に祝ってやるからな。あ、今の八幡的にポイント高い」
「え、何言ってるのゴミぃちゃん……」
「……これ俺が悪いの?」
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数時間後
「やっはろー! 小町ちゃん、お誕生日おめでとー!」
「小町さん、お誕生日おめでとう」
「わぁ、結衣さんに雪乃さん。ありがとうございます!」
今日のパーティーは、まさかのお兄ちゃん主催、比企谷家にて行われま〜す。
ただ、色んな人(お兄ちゃんの数少ない交友関係)を誘ったらしいのですが、皆さん予定があるようで来ていただけるのは、雪乃さん、結衣さん、司咲さんの3名だそうです。
尚、戸塚さんが参加できないと知った時のゴミぃちゃんの衝撃具合は凄かったですね〜。
「お邪魔しまーす、あれ? ゆきっちまだ来てないんだ」
「ならあと二人で揃うということね。今のうちに持ってきた料理の準備をしましょう」
「ねぇ、雪ノ下には俺のこと見えてないの? あと二人ってそのうちの一人ここに居るけど、というか一応主催者なんですけど」
「あら、そんなとこに居たのね空気ヶ谷君。そんなに気配を消す必要なんてないのよ? ここは貴方の家なんだもの」
「消してないっての。お、司咲もう到着するみたいだぞ」
ピンポーン
「言ってるそばから来たか。小町、出てやってくれ」
「あいあいさー!」
トテトテと玄関に向かい、扉を開ける。すると顔の前に大きめの猫のぬいぐるみ近付いて視界を覆い尽くした。
「こんにちは、小町ちゃん。お誕生日おめでとう。はい、誕生日プレゼント」
「わぁ! 司咲さん、ありがとうございます!!」
ぬいぐるみを抱きかかえながら司咲さんにも抱きつくと、彼は優しく手を背中に回してくれて、頭を撫でてくれました。
「ゆきっち〜、小町ちゃーん。そろそろ始めるよ〜」
「はーい、今行きまーす! じゃあ司咲さん、行きましょう!」
「はいよ」
私は司咲さんの手を引いてリビングへと戻る。
「それじゃ改めて。小町、誕生日」
「「「「おめでとう!!!」」」」
高校一年で、お祝いしてもらうのは少し恥ずかしいけど、お兄ちゃん、雪乃さん、結衣さん、そして司咲さん。大好きな人達にお祝いしてもらえて、小町とっても嬉しくて幸せだよ!
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「うへへ、みんなありが……むにゃむにゃ」
「小町ちゃんよく寝てるね〜」
「珍しく楽しみで眠れなかったみたいだからな、今日の誕生日会」
「まぁ、寝てるのを起こすのも申し訳ないし、リビングで待ってましょうか」
「そうするか、って司咲何してんだ?」
「起きてる時に渡すの恥ずかしいから今のうちに、と思って」
今もなお寝ている主役の右手の薬指にシルバーに光る指輪をはめるその彼氏。それを見守る同級生三人という、なんだかよくわからない絵面が出来上がっていた。
happy birthday 比企谷小町
「しかし、いつ起きるんだ?」
俺の彼女の誕生日会は、どうやら遅れて始まるらしい
比企谷小町誕生日ということで書かせていただきました。
だいぶ短編になってしまいましたし、日付が変わるギリギリという事で、誤字やおかしな言い回しもあると思いますが、温かく見守って頂けると嬉しいです。
改めて、比企谷小町さん誕生日おめでとうございます!!