文と小傘の幻想日和   作:多々良文乃

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日常との決別 〜異変前夜〜

思い出せない、思い出せない…新聞記者さん、私…わからない…わからない…わからない…ねぇ私は一体…

 

射命丸「最近、色々ありましたね」

小傘「そうですね…」

射命丸「き、気を取り直して他の所に取材にいきますか?」

小傘「そうですね!行きましょう!」

射命丸「それにしても最近は取材拒否が多いですね」

小傘「そういえばそうですね…」

射命丸「唐突ですが向日葵畑に行きませんか?」

小傘「向日葵畑…」

射命丸「ちょっとした息抜きですよ、せっかくの夏ですから」

小傘「わかりました!早速行きましょう!」

射命丸「取材とは関係なく息抜きですからね」

小傘「はーい!」

 

そこには一面に広がる向日葵畑だったさながら太陽の畑といっても過言ではないような綺麗な景色だ

 

射命丸「さて到着です」

小傘「うわぁ…凄い!」

射命丸「少し写真をとっておきましょう」

小傘「綺麗…」

射命丸「いい景色でしょ」

小傘「はい…凄く綺麗です…」

射命丸「まぁ幽香さんに見つかったら大変ですがね」

小傘「幽香さん怖いねですからね…」

射命丸「あやや?あそこに見たことがある人が…」

小傘「あれ…あの人は…?」

 

射命丸と小傘の見た先には2mの身長の大饅頭屋の店員、雹炎鬼がいた

 

雹炎鬼「………」

射命丸「小傘さん」

小傘「な、なんですか?」

射命丸「私は小傘さんに取材のこつを教えてきてたはずですよね」

小傘「は、はい…」

射命丸「では!雹炎鬼さんに取材してきてください!」

小傘「ふえっ!?」

射命丸「では頼みましたよ!」

小傘「は、はい!わかりました!」

射命丸「では私は少し行く所があるので」

小傘「はい!さぁ!頑張って取材するよ!」

雹炎鬼「…向日葵か…あいつも…向日葵が好きだった…」

小傘「雹炎鬼さん!」

雹炎鬼「お前は…この前の付喪神…」

小傘「はい!多々良小傘です!」

雹炎鬼「何の用だ…?」

小傘「取材に来ました!」

雹炎鬼「…くだらん」

小傘「取材させてもらいますよ!」

雹炎鬼(なんだこいつは…なぜこいつがあいつに似ている…?)

小傘「取材いいですよね!」

雹炎鬼「………」

小傘「雹炎鬼さん…?取材いいですか?」

雹炎鬼「まぁいいだろう…」

小傘「やった!なら質問です!雹炎鬼さんって一体いつから幻想郷にいるんですか?文さんもしらないらしいので…」

雹炎鬼「千年前からだ…」

小傘「うわぁ…だいぶ前ですね…」

小傘「次の質問です!なんで饅頭屋じゃなくてここにいるんですか?」

雹炎鬼「私が…いや…正確には死んだ妹が向日葵が好きだったからな…それでだ」

小傘「そ、そうでしたか…」

雹炎鬼「妹は…お前にそっくりだった…」

小傘「そ、そうなんですか?」

雹炎鬼「あぁ…」

雹炎鬼「付喪神…1つ忠告する…」

小傘「な、なんですか?」

雹炎鬼「リグレットに気を付けろ…」

小傘「?リグレットさんがどうかしたんですか…?」

雹炎鬼「…なんでもない…私は帰る…」

小傘「えっ!?まだ取材おわってませんよ!?」

雹炎鬼「…またいつか取材を受けてやる…」

小傘「あっ…行っちゃった…」

 

雹炎鬼と入れ替わるように射命丸が空から戻ってきた

 

射命丸「小傘さ〜ん、どうでしたか?始めての取材」

小傘「うぅ…失敗です…」

射命丸「あやややダメでしたか」

小傘「ごめんなさい…」

射命丸「初めてでしたらしょうがないですよ」

小傘「はい…」

射命丸「お饅頭食べて元気だしましょう!私は今、苺大福が食べたいです」

小傘「私もお饅頭食べたいです!」

射命丸「では行きましょう!」

小傘「はい!」

 

大饅頭屋の中は真っ黒で閉まっている様子だ

 

射命丸「閉まってますね」

小傘「ど、どうして…?」

レミリア「あら、貴方達も犯人見つけたのね」

射命丸「レミリアさん?」

小傘「は、犯人…?」

レミリア「あら?違うの?」

射命丸「どういう事ですか?レミリアさん」

小傘「な、なんのことなんですか?」

咲夜「ここは私が…」

レミリア「よろしく、咲夜」

射命丸「咲夜さんどういうことですか、犯人って」

小傘「一体誰のことですか?」

咲夜「この店の主人、リグレットが図書館襲撃の犯人です」

射命丸「あやや…」

小傘「り、リグレットさんが…?」

射命丸「あややや、冗談にしてはたちが悪いですよ」

咲夜「冗談じゃないもの」

小傘「リグレットさはそんなことしませんよ!」

レミリア「実際してるのよ」

射命丸「…」

小傘「そんな…」

射命丸「リグレットさん…」

レミリア「取り敢えず、リグレットを見つけないと」

小傘「リグレットさんが…」

咲夜「中には誰もいませんでした」

射命丸「嘘です…嘘なんです…」

小傘「リグレットさんが…そんなことするわけない…」

レミリア「いい加減にしてくれる、図書館襲撃は本当の事、見たでしょあの傷を…」

射命丸「リグレットさんはそんな事しません!!」

 

その時、4人の頭上から声が聞こえた

 

椛「あ、文さん!!!」

射命丸「も、椛…」

椛「大変です…妖怪の山が…」

射命丸「妖怪の山が?」

椛「妖怪の山が陥落しました!」

射命丸 小傘「え?!」

 

 

ねぇ、思い出したよ…文さん、文さんは…これを思い出させたかっのかな、彼らを…大切な私たちの…

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