最近は、回避→攻撃→回避という俺特製の近接訓練をひたすらこなす日々。初日は5体だったダミーもこの数日で10体に増え、ゲームの【ダンシングオウガ】を超える忙しなさを味わい続けている。
……絶対、新人にさせる訓練じゃないだろうに。
一応射撃訓練も挟みながら行っているので、銃型にもかなり慣れてきた。
まぁ、それらの訓練も今日で終わりのはず……なのだが、その最後に残った訓練内容が非常に不安である。ゴッドイーターの主人公としては避けようのないイベント……というか、戦闘アクション。
そう、神機を使った捕喰である。
なんだかんだで今までは使わずに済んできたが、流石に訓練内容とされている以上やらないわけにはいかない。俺に出来るのは精々ダミーの味が酷くない事を祈るぐらいだ。
「……はぁ」
自然、溜息もこぼれ出ようというもの。
「な~にへこんでんだよ!!」
バシッ!!
「っつ!!」
ノソノソと訓練場に向かっていると後ろから思いっきり背中を叩かれた。
「っ~、いきなり何するんですか、タツミさん!?」
若干眼を潤ませつつ振り返ると、豪い爽やかな笑顔を浮かべた某第二班の班長がいた。時間があればヒバリさんを口説いているというのに、何故今こんなところにいるのだろうか?
「なに、新人が暗い顔してうろついていれば励ましてやりたくなるってのが先輩ってもんだ。
なぁ、ブレンダン」
「……そうだな。
精神的な負荷は新人のうちがどうしても多いから、経験のある人物が相談に乗ってやるのが効率的な方法だ」
「あ、ブレンダンさんも居られたんですね。
おはようございます」
「ああ」
タツミさんの後ろからひょっこり顔を覗かせたのはブレンダン・バーデル。
この二人にカノンさんを加えた三人がゲーム上では第二班のメンバーだ。
タツミさんの上着は赤色だが、ブレンダンさんは青色。遠目から見ても分かりやすい色合いの二人だ。
タツミさんは同じショートブレード使いとしてツバキさんに紹介され、色々アドバイスをしてもらった良い先輩と後輩というような関係。ショートブレード使いは極東支部では珍しいのか、嬉々として立ち回り方法や有効な戦術を教えてくれたりした。
ブレンダンさんはよくタツミさんと一緒にいるので自然と知り合いになったし、戦術理論を色々教えてもらっていた。バスターブレードの戦術理論は、正直あまり役に立つとは思わなかったが、カノンさんがメンバーにいる際の立ち回り方法などは……うん、本当かどうかはともかくネタとして考えれば十二分なレベルだったような気がする。
「それで、まだ実戦にも出てないのになんでそんなに暗くなってるんだ?」
「……違うぞ、タツミ。
実戦に出てないからこそ実戦が不安になるものだ」
「ああ、新兵だもんな。
そりゃそうか……仮にも隊長だってのに気付かないとはなー、で、実戦が不安で合ってるのか、眞城?」
「……まぁ、そんなところです」
実際は実戦以上に“捕喰”という行為が不安なのだが、そんな事言えるわけない。それに、実戦が不安って言うのも間違ってはいない。どうしても捕喰する必要がある――戦闘ではしなくても良いかもしれないが素材回収とか――のが実戦だし……
「お前は討伐班だったっけ?」
「はい」
「なら、初めの内はあまり気にせず好きにやると良いさ。
防衛班(おれたち)だったら逃がす訳にはいかないが、討伐班ならアラガミを逃がすなんて話はよく聞くぜ。だから、取り合えず死ななきゃ何とかなる。
……まぁ、カレルの奴とかだったら“逃がしたら報酬が減る”とか言いそうだがな」
「いや、そう言う訳にも……」
「タツミの言うことはやや極論だが、あまり気にしない方がいいというのは同感だな」
「ブレンダンさんまで……」
「お前の様に変に気負い過ぎると、すぐ死ぬことになる。もっとリラックスしていくべきだ。
幸い、お前の配属先のリーダーはリンドウさんだからな。新人のミスなんて幾らでも処理してくれるだろう」
「はあ……」
第二班のお二人からありがたい話をしていただけたのは嬉しいのだが……違うんです。不安なのは実戦中より、実戦後のことなんですよー
「こんな職場だ。
もっと気楽にいこうぜ。気分が塞いでるんだったらバガラリーでも見るんだな」
最後に初期のアリサに聞かれたらかなり反感を持たれるような言葉を残し、タツミさんは去って行った。ブレンダンさんもそれに続く。
「あ、ありがとうございました」
とりあえず頭を下げお礼を言っておく。タツミさんたちも手を振りながら答えてくれた。
彼らが廊下の角を曲がり、見えなくなるまで見送る。
さて、俺もそろそろ訓練場に向かわないと。あー、足が重いぜ、ちくしょう。
♦ ♦ ♦ ♦ ♦
『では、眞城の実戦前最後の訓練を行う。
藤木は先日と同じ訓練を行う様に。
5分後から訓練を開始する。
それまでに所定の位置へ移動しておくように』
「了解」
「はい」
そんなこんなで始まりました。
実戦投入前の最終訓練――捕喰。
既に俺もコウタも自分の神機を持っているから、後は所定の位置に移動するだけだ。
「にしても、クウヤはもう実戦か~
早くねぇ?」
右手に持ったモウスィブロウを弄りながらコウタが話しかけてきた。愛機を弄る手も初めの頃よりかなり手なれた感じになっていて、無駄に頼もしく思えてくる。
「俺もそう思うが、上が決めたことだから仕方ないだろ」
正直、もうちょっと訓練していたかったりするのだが。
まぁ、極東支部初の新型+異様に動ける新人、ということで、色々な思惑が働いているのだろうさ。そうでなけりゃ、なんで新人に【ダンシングオウガ】涙目の特訓をさせるのか分からない。
「ま、俺もすぐに追い着くつもりだからさ。
気を抜いてる暇なんてないと思うよ」
「ふふふ、それはそれで楽しみだから、頑張ってくれ」
やや苦笑しながらコウタの意気込みに返事を返す。
以前の記憶通りなら、コウタと初めて一緒に行くミッションはコンゴウの討伐だったはずだ。記憶通りに事が推移するかどうかは分からないが、もし記憶通りなのだとしたら、コウタにもある程度強くなっておいてもらわないとキツイ。
……まぁ、前提としてそれまで死なずにいないといけないということがあるんだが、それは気にしても仕方ないから考え過ぎないようにしないといけないか。
チラリと時計をみれば、そろそろ5分が経過しようとしていた。
「ほら、そろそろ時間だぜ」
「ああ、ホントだ。
んじゃ、クウヤ、また後で」
「おう」
コウタと別れ、俺は普段通り、訓練場の片隅に置かれているダミーの許へと向かう。お、昨日までは10体ぐらい置かれてたのに、今日は1体だけだ。
なんだか感慨深いものがあるな~これまでの地獄を思い返しつつ、目の前に眠るダミーをどこか優しい気持ちで眺めていると、
『では、これより実戦投入前の最終訓練を始める。
準備は良いか、眞城?』
俺が所定の位置にいることを確認したツバキさんが声を掛けてきた。
「はい、準備完了です」
それに、簡潔に返事を返す俺。
一応、普段通りに見えるよう簡潔な返事で返しているが、内心は、今にも逃げ出したいほど緊張しまくっていた。なんだか、背中の辺りがベトベトするんだが……
『よし、それでは訓練内容を説明する。
今回のターゲットは強化ダミー一体。
条件は、捕喰形態で捕喰を行い、神機解放を行ったうえで討伐すること。条件が満たされない限りは何度もダミーは出現するのでそのつもりでかかれ、以上だ』
「……了解」
≪何その訳の分かんない条件!!≫
何だろう、世界が無理矢理にでも俺に捕喰をさせたいと言うことなのだろうか。
傍迷惑以外の何物でもないが、条件――命令――として出されている以上、一新兵としては従わない訳にもいかない。
「……はぁ、しゃあない、か」
肩に担いでいた神機を下ろし、目の前のダミーに向けて構える。“強化ダミー”とツバキさんに呼ばれたそれは、一見したところ今迄のダミーと違いはない。大きさや形も今迄のそれだし、色も変わらず極彩色だ。どこが強化なのか、まるっきり一目見ただけではまるで分からない。
≪とりあえず……≫
先手必勝、とばかりに、起き上がったばかりの強化ダミーにステップを使い近づく。最初の頃はかなり不安定だったステップだが、今ではかなり思い通りに動けるようになっている。改めて、地獄の特訓の成果を思い知る次第だ。
未だに起き上がったばかりのダミーは、俺が近付いてくるのに反応できていない。
≪もらったぁ!!≫
そんな分かりやすい機会を見逃すほど俺は甘くない。
近付きながら体を傾け、右手に持った神機を左肩の上に持って来る形で振り上げる。そのままの体勢でダミーに近付き、ダミーの横をすり抜けながら、いつもの訓練の様に軽い調子でダミーの首目掛けて神機を振り抜いた。
狙い違わずダミーの首元に襲い掛かったそれは、
ガンッ!!
「いっ!?」
無情にも弾かれてしまった。
≪なんじゃそりゃ!?≫
予想外に攻撃が弾かれ、一瞬だが呆けてしまう。
その一瞬で、
「ガァァァーーーーーーーーッ!!」
攻撃を仕掛けられた方のダミーが完全に戦闘モードに移行した。大音量の雄叫びを周囲に響かせ、俺目掛けて自慢の尻尾を振り抜いてくる
「やっべ」
慌ててシールドを前方に展開し、そのまま勢い良く後ろに下がる。
振り抜かれた相手の尻尾と、後退を始めたばかりの俺のシールドが激突し派手な音を立てる。そして、弾き飛ばされるように――事実弾き飛ばされている――宙を舞った俺は、
トン
「ふぃ~、危ない危ない」
空中で体勢を立て直し、しっかりと両足から床に着地した。シールドを閉じ、ダミーに向けて神機を構えなおす。
≪……にしても、強化ってそういうことかよ≫
ダミーを視界に収めながらも頭は回る。
弾き飛ばされたお陰か、ダミーとの距離はかなり開いている。向こうも、すぐに追撃を掛けてくる様子はなさそうだ。
≪対貫通か、対切断か……もしくは対斬撃そのものを想定して外皮を組んでいるのか。
或いは、単に今迄俺が首ばかり狙っていたから首の防御を重点的に仕上げたのかもしれんな≫
実際、今迄の訓練でのダミーに対する俺の攻撃は、それぞれほぼ首元の切断を狙った一発ばかりであった。
ダミー相手の銃撃訓練は別にしろ、接近戦の場合は首元ばかり狙っていたと思う。どうしたって胴体より薄いし、防御も軽い。切り落とせば頭部と胴体が分離して動作を停止するのだから、下手に頭や尻尾を狙うより楽でもあったのだ。
その結果が、これである。
≪面倒な相手にしてくれちゃって。
……まぁ、どっちにしろ捕喰をしないといけないんなら、一撃で殺す訳にはいかないか……≫
捕喰は非常に不安だけれど、やらなきゃ訓練が終わらないのだし仕方がない。確かに、今迄の俺のやり方じゃ捕喰の訓練なんて出来ないわな。
≪なら、足でも狙いますか≫
足を狙って攻撃し、相手がダウンした瞬間に喰らう。今回の訓練内容ならこれが最善な気がする。
「さ、てと……方針も決まったし、行きますか」
ガシャン
神機を銃形態に変形し、強化ダミーを見据える。変形するのに掛かった時間はおよそ1秒。新人にしては十分速いとは思うけど、この先の事を考えると、ほぼノータイムで変形して欲しい所だ。たかが1秒、されど1秒である。戦場ではその1秒が生死を分けることもあるのだから。どうすればいいかは、地下アリとかに書かれていたから何となく分かるのだが、現状では無理だ。未だに、神機と自身が一体化することに違和感を覚えているのだから。どうすればこの違和感を消せるのか考えているにはいるのだが……まぁ、今はまだ良いや。せめて、中型アラガミたちとやり合うまでには、どうにかしておこう。
さて、話を現実に戻そう。
神機を変形させたのは、もしも、相手の外皮に対斬撃の処置が施されていた場合のためだ。ただ、それだと捕喰がしにくいし、金もかなりかかるから、そうそうないと思うが……念のため。
俺が考え事をしていた間にかなり近付いてきたかと思ったが、どうやらそうではないらしい。近寄って来てはいるものの、まだまだ遠い。
≪今迄の奴より遅いな。
装甲を厚くした分、速度が下がったか≫
だとしたら、尚の事好都合である。安心して、相手を狙い撃つことができるというものだ。
気を落ち着け、銃形態の神機に取り付けてあるスコープを覗きこむ。ゲームの様なエイムモードに近いが、流石に画面一杯に広がるあれとは違う。
≪狙いを相手の足に合わせて……≫
狙うはダミーの左足。続けて、右足を撃てるよう体勢を整える。
今神機にセットされているバレットは各属性のレーザーのみ。範囲は狭いが、その分狙いがより細かくなる。
そうこうしているうちに、ダミーが近付く速度を上げて来た。
まぁ、今迄が普通の歩みなら、今は精々競歩程度の速さなのだから、変に焦る必要もないがな。
≪よーし、そのまま、そのまま……よし!!≫
神機の引き金を引き、弾丸――レーザー――をダミー目掛けて発射する。放たれた赤色のレーザーは尾を引きながらも、俺の狙い通りの位置に向かって流星の如く突き進む。平坦な訓練場で遮るものなど存在するはずもなく、
「グ、ガァッ!!」
見事に敵の左足を貫いた。
ダミーが怯んでいる間にすかさず照準を補正し、再度引き金を引く。
「ギャウッ!!」
再びダミーの左足を貫くと、立つ事が出来なくなったのか、ダミーの体が訓練場の床に豪快に倒れ込んだ。
≪よし≫
一先ず銃撃が聞いて一安心だ。
スコープから眼を放して肉眼でダミーの様子を視認する。
「……念のため、もう一発いっとくか?」
見れば必死に右足を使って立ち上がろうとしている。
二足歩行だからまともな行動はできないとは思うが……
「やっとくとするか」
確実に、より安全に捕喰を行うためだ。あまりの不味さに俺がのたうち回らないとも限らないのだから。
再度スコープを覗きこみ、ダミーの右足に照準を合わせて引き金を引く。
「ギャンッ!!」
銃身の先端から放たれた赤色のレーザーが見事に相手の右膝?辺りを撃ち抜いた。
立ち上がろうともがいていたダミーが、再び訓練場の床に沈む。短い両腕を暴れさせて必死にもがいているが、立ち上がる様子は見受けられない。
「……ふむ」
10秒ほど相手の様子を観察し、暫く経ち上がる様子がないと分かったので、銃形態から剣形態へと神機を変形させる。
そのままゆっくりとダミーに近付きながら、
≪さぁ、食事だぜ、神機(相棒)≫
神機をダミーに向けて突き出す状態で構え、指示を出す。
それだけで、剣形態だった俺の愛機は捕喰形態(プレデターフォーム)へと変貌を遂げていく。
ブレード部分がやや奥へと引っ込み、柄の部分との間に出来た隙間から黒い……なんだろう、肉?、闇?、触手?、どう形容したらいいか分からない物が溢れ、ゲーム内では何度も見たことのある顎門を形作る。
≪……想像以上に威圧感があるな≫
自分の手の先に現れた“それ”を改めてみると、下手な武器以上の威圧感が感じ取れる。武器が命の危機を感じ取る人間としての感覚なら、今の神機(こいつ)から感じ取れるのは『喰われる』という生物としての絶望感。自身に向けられていないとはいえ、ここまで濃い恐怖を感じ取れるのだから、実際に喰われるアラガミはどう感じるのだろうか?
ひょっとしたら、これ程の感覚を持ってしてやっと対等なのかもしれないが……
グルルゥ
≪ああ、悪い悪い≫
俺が呑気にも考え事をしていると、手の中にある神機が震えたような気がした。錯覚かもしれないが、神機にも意志があることは知っている。生れたばかりのこいつの意志がどれほど育っているのかは知らないが、“喰らう”という一点においては疑う余地もない程最初から明確であるはずだ。
なんせ、神機(こいつら)はその為に創り出されたのだから。
地面に寝そべりながらも必死に俺に襲いかかろうとするダミー。
そいつを、
「よし、喰らいつけ!!」
問答無用に喰らい尽くす!!
「グ、ギャァーーーッ!!」
俺が突き出した神機は見事にダミーの胴体に齧り付く。味わってでもいるのか、ぐちゃぐちゃと音を立てながら噛み切ったダミーの肉片?をしっかりと噛み締めている。
……さて、どうなるんだろうか?
「…………う!!」
捕食形態が納まり、柄の中に戻っていくと同時に、口の中に何とも言えない不味さが広がった。
「ぬ、が、ぐーーーっ!!」
苦い、辛い、甘い、というか、濃い!!
精々、不味いといってもすごく苦いとか、その程度のものだと思っていたが、これは桁違いだ。色んな味が混ざり合ったまま、まるで調和が取れていない。
「むぐーーー!!」
一つ一つの味の自己主張が激しく、しかもべったりと舌に張り付いてくるかのような濃厚さ。
やべぇ、こりゃマジで死ぬかもしんない……
確かに、捕喰のお陰か、力は溢れているし、スタミナやオラクルの消費量も下がっているのだろう。だが、それ以上に、口の中に広がる味の氾濫に精神が侵されそうだ。
「うあー」
意識を若干虚空に飛ばしながらも、とりあえず、忘れないうちにということで、両手でしっかりと握りしめた神機を、未だ床に転がっているダミーに恨みを込めて本気で突き刺す。偶然にも首元に向けられていた神機(それ)は、弾かれることなくしっかりとダミーの体を突き抜け、頭部と胴体を切り離していた。
「あー、うー、あー」
ダミーの頭部が床に転がり、完全に胴体も沈黙したのを確認した時点で、俺も床に転がる。隣にダミーの頭部と胴体の残骸があるが気にしない。
もう、口の中の不味さを和らげるには、体を動かして、他の感覚で上書きするしかない!!
『条件クリア、対象の撃破を確認。
よくやった、眞城。
これでお前の訓練は無事全て終了だ……が、どうした?』
「き、気にしないて下さい」
訓練場の床をゴロゴロと転がっているとダミー撃破を確認したのかツバキさんが声を掛けて来る。
来たのだが……流石に俺の状態が不自然だったのだろう。非常に怪訝そうな声で訊ねて来た。
そろそろ味も薄れてきたので、思いっきり息を切らせながらも返事を返す。流石に神機が喰らった物の味が分かるなんて言えるわけがないし。
『……まぁ、お前が良いなら構わんが』
不信感を漂わせつつも、納得してくれたのかそれ以上何も言ってくることはなかった。
……いや、助かるから良いんだけどさ、教導官としてはどうよそれ?
追及されないことに安心しつつも、どこか不安なものを感じて俺は首を捻るのだった。というか、ダミーでこれなら、本物のアラガミはどうなるんだろうなぁ~
そう言えば、明日からコミケですか。
私は地方民なので行けませんが、もし行く方がおられましたら、熱中症に十分気をつけて戦って来てください。