忙しい人のための赤竜亭   作:おーり

1 / 31
俺のゴーストがハイスクールD×Dの二次を書いてみろと囁いたので仕上げたのがこの様だよ!


呪われ気味のハイスクール
俺、死にました!


 いっぺん死んでみる?と美少女に連れられて、行きついた先はなんと地獄。ここで修行して五大精霊とやらを獄猝らから奪取するのですねわかります、と勢い勇んで突貫して行き、スピリットオブファイア略してSOFをゲットし地獄の門へと出戻って美少女に驚いた顔をされたのがこの俺である。

 SOFはハオの持ち霊じゃね?とも思ったけど、手に出来たのだから問題は無い。あとは現世に戻るだけ。「どうやってもどってきたの……?」と少女に驚かれはしたけど、済まないちっぱいは好みじゃないんだ。と応えればマウントでフルボッコである。おお痛い痛い。

 ごめんなさい、これからは好き嫌いしません。と土下座すれば謝罪を受け入れてくれた模様。再び殴られる前にクールに去るぜ……。

 

 戻った先は既に死に体。死後硬直で体が動かない状態で無理に動かそうとするも火葬で焼けて後が無い。熱い熱いと呻いている間に再び地獄へ舞い戻る。美少女と再会して喜びのハグ。きゅ♪ドゴォ!と鳩尾を凹られるコンボが綺麗に繋がった。痛い。

 肉体がなければ現世へ戻れないじゃないですかやだー、と美少女に相談してみれば、いいから地獄へおいでよ、と諦めの貌で諭される。いいのかい?今度はスピリットオブサンダーを狙うぜ?と聞いてみればそもそもそんなの無いはずなんだけど、となんだか会話が成り立たない。あえー?

 とにかく地獄へ戻る気は無い。手にはSOFが既にあるし、鬼とかもう見飽きたし、あと見る景色が乏しいし。これ以上の修行をしても戻れる肉体が無いと意味無いじゃん。転生しろというのか。金髪美人の女神様を転生神に要求する!

 じゃあ好きなところへいけば?とそっぽを向かれる。拗ねられてしまった。慌てて、ごめん、キミが一番だよ。と後ろから抱きしめればズムゥ!と肘鉄である。どうすればいいの。

 

 黒髪の美少女といくつか会話をなんとか成立させてみれば、名前は無いとか。じゃあ由美子ね。なんかこの地獄の門もスカイハイっぽいし。と名づける。これで俺が一つアドバンテージを得たぜ……!と思いきやじゃあお前は諸星あたるな、とありがたく無い名前を名づけられる。ごめんなさい由美子さん。それだけは勘弁してください。せめて横島忠雄で。

 ところで俺は何故死んだのか。聞けば呪われたとか。呪いをかけたやつもいずれ地獄行き、と応えられても納得できないのだが。というか呪われるほどひどいことしたかな、俺。前世を思い起こせば、女子更衣室に覗きに行った記憶、教室でエロDVD談義に花を咲かせた記憶、テニス部の見学で揺れるおっぱいに釘付けになった記憶が思い起こされる。それじゃね?と由美子さんにも指摘され、えっ、駄目なの!?じゃあ松田とか元浜も呪われたのか。と聞けば誰、それ。という返事が。なんで俺だけ?解せぬ。

 

 呼ばれたとか言って由美子さんが現世へ行くとか。じゃあ俺も、と行こうとしたけどついてくんな、とゲシゲシ足蹴にされる。出会った頃はクール系の美少女だったのに、誰がこんなにしたんだ!

 いいもんね!由美子さん帰ってくる前に勝手にどっかいっちゃうんだから!とツンデレっぽく叫んでみても軽く手で追い払われる。びゃー、と泣きながら地獄の門を突っ切っていった俺がいた。

 

 

 シャーマンキングの知識を基にすれば、確か地獄というのはイメージだとかいう話。じゃあ美人ばっかの極楽を妄想すればいけるんじゃね?と必死で祈った。

 その結果、すげぇ花園に出くわした俺がいた。

 マジで極楽に行き着いたのか。すげぇぜイメージ。最高だぜイメージ。じゃああの遠目に見える豪奢な館とそれを囲んでいる鎧を着た美女の群れも俺のイメージか。好きにしていいんだな!?喜び勇んで駆け抜ける。「止まれ!オーディン様の館に何の用だ!」あれー?

 

 ヴァルハラ?なにそれ?と美人さん改めヴァルキリーのお姉さんと会話に花を咲かせる。館の門の前に常駐していたお姉さん方で、片方は仕事一筋ですキリッ!とした人だったけどもう片方はゆるふわ系のぽよよんとしたお方で良かった。こちらの人はファンタジーの女戦士が着ているような鎧ビキニだし、擬音の通りにふるふるとした特徴に目が釘付けになる。そんなんだから貴方は呪われたのよ、とちっぱい代表の由美子さんに直接脳内に語りかけられた。でも目が離せません。だって鎧ビキニとか初めて見たし!釘付けになるのは仕方ないっすよ!この良さはちっぱいにはわからんとです!「お前、後で屋上な」スイマセン由美子さん、土下座りますから程よくドスの聞いた声をすぐ後ろで話しているくらい鮮明に脳に響かせないでください。

 それはそうとお姉さん方。戦乙女、とかいう神の使いとか。じゃあ神様なら俺を生き返らせれます?と質問。北欧系は結構無理が利くし、大丈夫じゃなぁい?とのこと。ひゃっはー!

 

 そしてオーディンとかいう爺様神に謁見してみれば肉体がなければ無理と一蹴されてぶちきれ槍をへし折り地に跪かせて血に染めている俺がいた。兵藤一誠、十五の春のことだった。

 

 

 




~いっぺん死んでみる?
 人を呪わば穴二つ、の冷淡系黒髪美少女。ガチで地獄行きじゃないですかやだー

~地獄で修行
 全てはイメージの力。正確には死んだことでぽっかり空いた神器の穴を埋める何某かが必要だったのでそれを埋めるべく魂の集合体を云々、とかそれっぽく理屈付けてみる。実際あのラノベでの死後観念ってどんなんなってんの?

~由美子さん
 お逝きなさい。のお姉さん。スカイハイでぐぐれ

~諸星あたる
 初代煩悩高校生

~横島忠雄
 日本を代表する煩悩高校生

~こいつ、直接脳内に・・・!
 少女の呪いは消えたわけではありませんので


なんかやってみたら書けた。パソコンの調子が悪いのにこんなのやってる暇あるのか?と書き上げた自分に問いただしたい
わかりづらいかね、と思ったので今回もあとがきに注釈付き。ネギまやれって?バカテスやれって?思いついちゃったんだし仕方なくね?

タイトルに順ずる形で短めの話を載せてゆく所存
亀更新だと思うけど、だらだら書くのであんまり期待しないよーに。では


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。