忙しい人のための赤竜亭   作:おーり

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ネギまが手につかないよぉ・・・


そう…そのまま呑み込んで、ボクのry

 広大な地平線。ずっと先にうっすら見える山脈。足元は大概石と砂。此処何処だ。此処は明らかに日本じゃないって。乾いて絡む風が言ってた。そしてそんな荒野で必死で逃げ切った体で疲れ果てている、幼女と偽曹操と山より巨大なドラゴンの、合わせて三つの姿。豪くへばってる。すっごい肩で息してる。まあその三人のうちの幼女と偽曹操に俺も混じって三日三晩全力で戦いあった後、ドラゴンブレス『程度』では埒が明かないと判断してマハラギダインをぶちかましたのだけど、今度は威力が強すぎてまさか全員で次元の狭間から逃げ出すことになろうとは夢にも思っていなかったことであるし。あえて言うならそうだな「放火って、怖いな」「「「お前が言うなっっっ!!!」」」口を揃えて三人共に激おこぷんぷん。大したシンクロ率だ。お前らになら新世紀を任せても大丈夫そうだな!

 焼き討ちにあった次元の狭間から方々の体で逃げ延びた俺たちであったけど今度は帰る手段が無い。此処が何処かもわからないので一旦巨大なドラゴン『グレートレッド(だっけ?)』も一緒に協力することに。次元の狭間を開いてみるグレートレッド。次元の狭間から炎がすごい勢いで吹き出して覗き込んだグレッド(略)の首を焼く。慌てて狭間を塞ぐグレッド。こんがり狐色になったそいつに聞いてみる。どう?「どうもこうもあるか!今の見ただろ!?とてもじゃないが静寂で満ちていたあの空間の面影がかけらも残っていないぞ!?」落ち着け、なんか文法変だし。「これが落ち着いていられるか……!くそ、暇つぶしのつもりでお前らみたいな小さきものと戦ってみたのが間違いだった……!焼けるものなんて何一つ無いはずなのに、なんでまだ燃え続けてるんだあの炎は……!?」魔法の力ってすげー。そんな感想(こと)を心の片隅で呟いているとグレッドがこちらを睨み付ける「……お前、あの技は絶対に地上じゃ使うなよ。これはフリとかじゃないからな!いいな!絶対だぞ!?」わかったわかった(棒)。しかしグレッドのその巨体さは悪目立ちし過ぎると思う。小さくなれないのか。そう聞くとやってみると言いながらゴキゴキと人間大の大きさに変形してゆくドラゴン。すごい圧縮率で見る見るうちに一人の女性へと姿を変えた。赤い髪でそれなり美人の……はて?何処かで見たことあるような。あ、確か業魔殿に寄ったときにすれ違った美人さんだ。確かあんときはサングラスかけてたはず。『あいかわさん』とか名乗っていたような。「以前に我と互角の戦いをしてみせた者を参考にしてみた。今の時代は猛者が多すぎるな……」「ドラゴンが最強な時代じゃないってことか……。英雄もいつまでも人類の強者の座にも就いていられなさそうだな……」「抜かった、そいつも連れてくれば勝てたのに……」なんか三人がしんみりしたことを言ってた。いや一人なんか違う?

 しばらく歩くと車が寄ってくる。現れたのは恐らくは現地の人。良かった、このまま流浪の民になってゆくのかと思ってた。そんなことを交えて会話してみるとどうやらここら一帯が立ち入り禁止指定区域になっているとか。この荒野が?と尋ね返すと「お前らナスカの地上絵を知らんのか?」え、此処ってペルーかよ。申し訳ございませんでした、と四人そろって頭を下げて車に乗せてもらう。とりあえず町まで送ってもらうことに。今後のことはそれから考えよう。まずは飯だ!

 

 あれ?此処何処?町に着いたかと思ったら突然地面が発光して光に包まれた。そして空は夜。駒王(学校)の校舎によく似た建物が見えるその前で、羽の生えたおっさんが俺らを見て呆然としていた。「これが私の宇宙CQC!冒涜的な乱数調整!~あれ?私の手札がいつの間にか全部ジョーカーに!?~です!」そんなことを叫んでいるのは……アーシア?なんか手に鈍色に輝くバールのようなものを手にしているけど。チェック系のワンピースも似合うな、意外と。「………………え、と、イッセーくん?」おお、木場。後ろのほうには小猫も。あとついでに姫島先輩とリアス先輩。なんか青い髪の知らん女もいるけど。とりあえず状況教えてくれる?二行で。「二行!?じ、状況というか、えーっと……、アーシアさんがペルソナチェンジタワーって叫んだと思ったら君らが現れて、とりあえずあの堕天使を倒せば勝ちだけど……」あのおっさんか、よしわかった。「む、とりあえずアレを潰すのか」「今度の敵は堕天使か、まあなんとかなるだろ」「我も?」これだけ揃っていれば何とかなる。とっとと凹って飯食いに行こうぜ。オラ腹減っちまっただー。「な、なんだ貴様らはうわおいなにするやめr」

 

 過去ビエルとかいう名前だったらしい、あのおっさん。政権がどーの、エクスカリバーがどーの、教会の神がどーのと皆で鍋をつついているときにそんな説明を受けるがいまいちぴんとこない。実質終わってみると親父狩りをした気分でしかなかったし。あ、こらその肉俺のぉぉぉ!「ははは!偽名を名乗っていた罰だ!信じられるか聖魔剣使い!?こいつ一年以上の付き合いになる俺に漫画の名前で名乗っていたんだぞ!?」「そ、そーなの?それは酷いよイッセーくん」バトルジャンキーに本名ばらすとか正気の沙汰とは思えないし。「というか三日も音沙汰なしで行方不明だなんて何処に行っていたの?あなたのことをソーナにも説明しておくはずだったのだけど……」リアス先輩に白滝を掠め取られる。ちょっとペルーまで……。ソーナって誰だし。というか一応由美子さんには出かけてくるって言っておいたのだけど。「近所のコンビニに行くみたいな雰囲気だったからスルーしてたけど……それがなんでペルーとかになってるわけ……?」その由美子さんに春菊を取られる。まあなんやかんやがあったんです。「……せめていつ帰ってくるかくらいは言っておいて欲しかったです」ちょっとむくれたアーシアに焼き豆腐まで。あの、俺一応三日ほど何にも食ってないんですけどね……?「大丈夫だよイッセーくん!私が取り分けて置いてあげたから!」見事に肉の入ってない椀を手渡される。誰だし。「ちょ!幼なじみを忘れないで!?」俺の幼なじみは小学校時以降一切音沙汰の無い奴だけだ。女だった記憶は無い。「そんなこと言うイッセーくんにはとってあげないもんね!」取り返されるお椀。卵すら入ってないものを渡されても困るだけだっつうの。「仕方の無い人ですね。食べさせてあげます、その卑しいお口を大きく開くがいいです」それは言い回しがどうなんだ小猫。そして葱って。葱ってお前……。我が家の小猫にサディスティック萌芽の気配が、そんな葛藤する暇もなくもしゃぁとオーフィスに横から食いつかれる。だ、誰か止めろぉぉぉ!奴の胃袋は宇宙だぞぉぉぉ!「済まない、我の胃袋は夢中なんだ」消化に!?唯一対抗できそうな戦力であるグレッドさんが自分の分の椀を確保している。その隙に食われ尽くされんとする食材の数々に暢気に鍋をつついていたオカルト部の面々も慌て始める。なんだこのカオス。こうなるんだったら牛丼屋にでもしておくんだったか……っ!自分の判断の甘さに泣き崩れそうになる。そんな俺に一筋の光明(お椀)が差し出された。「……もういきなりいなくなったりしないでくださいね?」うん。約束します。




~業魔殿
 知る人ぞ知る船上ホテル。世間のはみ出し者や人外が数多く跋扈する、その手の者らにとっての中立地帯にもなっている場所。様々な施設が料金次第で利用可能となっており、それがたとえ犯罪者やお尋ね者だとしても優雅なひと時を満喫できるとかなんとか。支配人兼オーナーの名はヴァン=ホーエンハイムとかいう噂。

~宇宙CQC冒涜的な乱数調整~あれ?私の手札がいつの間にか全部ジョーカーに!?~
 バグに近しいほどの召喚術。敵が強大であったとしても反則級の手札(ジョーカー)を揃えれば勝ちは揺るがない。一枚二枚で済まないまさかの三枚目四枚目のジョーカーがどんどん出て来る相手にとっては恐怖でしか無い手札事故発生術。アーシアの塔アルカナは当然、いつもにこにこなあの人。

~サディスティック萌芽
 おまえんちの猫じゃねーから!

~差し出された一筋の光明
 置いてかれたことにちょっと怒っていたけど最後に許しちゃうアーシアたんマジ聖母。んぉぉぉ!トワイライトぉぉぉ!

~そして、ほったらかしのとある白い子
 校庭に到着したときには地面に犬神家をしているコカビエルしか残っていなかったらしい。


原作三巻分しゅうりょーう
いろんな思惑や葛藤を振り切ってついに此処まで来ました
くぅーつかれましry

エクスカリバーが欠片も出てこないままに終わった希ガス
聖魔剣はギリギリ間に合った様子だけど
色々と出番不足なままのキャラも・・・
フリード?ヴァーリ?ゼノヴィア?誰だっけそれ

ではまた次回
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