忙しい人のための赤竜亭   作:おーり

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俺、狙われてます!

 「イッセーくん!イッセーくん!イッセーくん!イッセーくんぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!イッセーくんイッセーくんイッセーくんぅううぁわぁああああ!!!あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくんんはぁっ!イッセーくんの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!小説何巻だったかのイッセーくんかっこよかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!アニメ2期放送されるの?されないの?イッセーくん!あぁあああああ!かわいい!イッセーくん!間違えたかっこいい!あっああぁああ!コミックも発売で嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…イ ッ セ ー く ん は 現 実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!グレモリーぃいいぃぁああああ!!この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のイッセーくんが私を見てる?表紙絵のイッセーくんが私を見てるよ!イッセーくんが私を!挿絵のイッセーくんが私を見てる!!アニメのイッセーくんが私に話しかけてる!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!いやっほぉおおおおおおお!!!私にはイッセーくんがいる!!やったよアザゼルさま!!ひとりでできるもん!!!あ、コミックのイッセーくううううううううううううううううううん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!あっあんああっああんあぁあ!!ミッテルトォ!!ぃいいいいいいィィいいい!!ううっうぅうう!!私の想いよイッセーくんへ届け!!悪魔になっても頑張るイッセーくんの元へ届け!!」どうしてこうなった。

 ライアーゲームを始めようと意気込んだ翌日の放課後、以前に告白されたよその学校の女子、確か天野夕麻だっけ?が再びやってきて大好きっ!と抱きしめられる。以前にもされたがはっきり言って俺は自分がそこまでモテる人種だとは思ってはいない。疑心暗鬼のままに告白を断ったはずなのだが今回は更に疑惑の条件が追加されている。俺のことが好きならばおっぱいを見せてみろ。と鬼畜な命令を下した俺は悪くない。

 「イッセーくんなら……いいよ?」とするすると肌蹴てゆく制服に、肌色の面積がコンマ秒単位で増えることに目が釘付けになる。そして目に映るのは右おっぱいの上乳、ブラに包まれた本体からはみ出て見える過剰な柔肌に刻まれている呪いの痕跡。お ま え か。次の瞬間には光の槍で腹を貫かれ押し倒されて冒頭のあれに戻る。もう一度言いたい。ど う し て こ う な っ た。

 おっぱいに目が釘付けになっていたからだろう、弱点乳は伊達じゃないらしい。痛みこそそれほど無いし刺さった瞬間に筋肉が槍を挟み込んで出血もそれほど無い。が、勢いのままに押し倒されてprprされているとか変態行為が目に余ってとってもいやん。彼女は欲しいし押し付けられている胸もキモチイイが変態はノーせんきゅー。現実逃避で脳がいっぱいですにぃ……。にょわー……。

 そんなふうにされるがままになっているとすぐそばの地面に光が見える。なんぞ?と思っていたら、そこから女性が現れた。……ボンテージファッションの。二人目の変態がログインしたお!

 

 天野と二人目がなにやら言い争っているけどどうせ変態同士の縄張り争いとかその辺りだろう。聞きたくない俺は二人の会話をキャンセルした。最初からクライマックスな露出狂の格好で現れた二人目の女性も美人(美少女)の類である。赤い髪が特徴的な、多分スタイルは天野より上じゃね?というか学校の有名人である。グレモリー先輩なにしてんすか……。

 ああ、帰りたい。帰ってアーシアを抱きしめたい。ソファの上でエッチな意味合い無しに抱きしめてもふもふして癒されたい。聖母に微笑まれたいよぉぉ!んぉぉぉ!トワイライトぉぉぉ!やっべなんか変態混じった。削除削除。義妹には清純なままでいて欲しい。変態成分を迸らせ無い様に注意しないと。

 そんなことに思考を割いていると変態同士のO☆HA☆NA☆SHIは終了したらしい。「あんたなんかにイッセーくんは渡さないんだからね!おまえの魔王末端冷え性ー!」と捨て台詞を残して飛び立っていった天野。というか羽生えてたんだけど。何あれ、人外だったの?というか残ったグレモリー先輩も羽生えてるし。こっちは天野と違って蝙蝠みたいな羽である。天野のほうは黒い翼だったから……カラス天狗?あややーな山の新聞屋と同じだったのか。思い返してみればそっくりな気がする。

 「何がしたかったのかしらあの堕天使……って、それよりもこの子ね」げ。なんかロックオンされている。慌てて立ち上がり光の槍をへし折って距離を取る。このまま良いようにやられてなるものか、変態相手に同じ徹を踏む程間抜けでは無いわ!「ちょ、ちょっと!あなた大丈夫なの!?」あれ?純粋に心配されてる?てっきり捕食されるのかと思っていた過去の自分が恥ずかしくなる。あー、大丈夫です、すぐに回復できますから。そう応えてサマリカームで腹に開いた穴を治療する。大体筋肉で塞がれていたけど。ダメージ多分10も行ってなかったと思うけど。「回復系の神器……?そう、あの堕天使これを狙っていたのね……」セイ……なんだっけそれ。と思考を巡らせたのが悪かった。その隙を突いてグレモリー先輩がにじり寄る。しまった、距離を詰められた!?「ねえ、あなた、確かうちの学校の兵藤くんよね?」あれ、俺結構有名人?いやいやそんな、先輩には適いませんよー。と思わず有頂天。「ハーレムに興味、ないかしら?」えっ。




原典メインヒロインが登場
仕事帰りだとか、堕天使の力を感知したとか、まあそんな理由で

あと原作イッセーがハーレム願望を抱くようになったのはこの人が切欠のような気がしてきた俺がいる

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