忙しい人のための赤竜亭   作:おーり

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 今更ですがこの作品のコンセプトは内容の短さ(スピード)と展開の前倒しです。なので情景の詳しい描写や詳細を語るのは極力控えさせていただきます
 あまり意味の無いクロスやストーリーのカオス化は作者自身の趣味が多分に入っています。詳細を語って欲しいという方や好みで無いという方若しくは、こんなもん読むかよクソが、とおっしゃられる方は速やかに御引き返し下さい。え?もう遅い?ざまぁwww


アーシアをプロデry

 しばらくはアーシアのサッキュバスコスが堪能できそうだということが判明し夜の八時。俺らはともかく中学生の塔城ちゃんが出歩いていていい時間帯ではない。急いで帰るためにパソコンを使った電霊技術に挑戦してみることにした。ネミッサだったっけ?がやったような電脳空間へ実体のままに侵入するというデビルサマナーが存在するこの世界なら悪魔ならば出来そうな離れ業。一応俺も悪魔の端くれだったはずだし、やりかたわからんけどレッツとらい。マニトゥマニトゥマニトゥ……。

 「きゃああああ!?誰ですかあなたはあああ!?」成功した。誰だか知らんが美少女の部屋へとやってこれたらしい。しかし妙に広いし薄暗い。美少女の部屋というよりは倉庫のような場所である。パソコンの液晶から顔を出した俺に驚いた金髪美少女は部屋の隅へ逃げ去りダンボールに逃げ隠れてがたがた震えている。なんだあの箱入り娘。驚くにしたって芸人以上のリアクションを実際に取られると反応に困ってしまう。しかもちらっと見えたけどまたちっぱいかよ。ちっぱいに呪われているのだろうか、俺は。「……ぎゃーくん?」え、塔城ちゃんの知り合い?

 

 なにやら言いづらそうにしている塔城ちゃんの話を総合すると人見知りの引き篭もりだという金髪美少女。悪いことをしてしまったかも知れん。先ほど堕天使を倒したときにストックしたマンダラメロンをせめてものお詫びに切り分ける。せっかくなので一緒に食べようぜー、と誰も得をしないスネークごっこを辞めさせるように声をかけワルイコトシナイと全力アピール。ちっぱいでも美少女は希少だ。

 なんだかんだで一緒の卓につく事に成功した金髪美少女。名前はギャスパー。しかし引き篭もりの割には着ているのは我が駒王学園の女子制服である。そしてここはどうやら駒王の旧校舎らしい。どういうことなの。「……ぎゃーくんも、リアス先輩の眷属」ま た グ レ モ リ ー か。この娘もハーレムの一員とは余りにも世は無常。どちらかというと女子の比率が多そうなグレモリーハーレム。バイかと思いきや実はレズっ気のほうが強いのか。駒王らしい女王様である。男女の比率が1:9のためか、うちの学校ってレズ系が多いらしいんだよね。男の夢だとかいう言葉に騙されて進学した俺は悪くないが、しかしアーシアまで染めてしまうのには抵抗があるのも事実。いっそ転校も視野に入れたほうがいいのかもしれない。なんだかからす天狗のストーカーまで憑いてるし、本気で引っ越しも進言したほうが良いのだろうか。スプーンで一口ずつあむあむメロンを食べるギャスパーちゃんを眺めながらそんなことを思考していた。

 塔城ちゃんは学園のほうが家に近いらしいので此処でお別れ。帰り際、魔獣狩りが愉しかったらしくまた参加しても良いかと服のすそをつまんで尋ねられる。わかってらっしゃるこの小猫。俺の後輩はこんなにあざとい。断れるわけがなかった。それにしても、何故塔城ちゃんはギャスパーちゃんのことを君付けで呼んでいたのだろうか。謎が謎を呼ぶ展開である。みすてりー。

 

 たまに由美子さんに投げ飛ばされ関節技を極められこのままでは本当に暴力系ヒロイン認定されてしまいそうだと気が気でない一週間。からす天狗あややーもとい天野は家にまで押しかける気は無いようで一安心である。この一週間は念のためにアーシアを引き連れて家のパソコンから駒王のパソコンへと電脳ジャンプで登下校を繰り返していたのだが、その心配も杞憂に終わりそう。顔を出すたびに驚いていたギャスパーちゃんだったが、土曜になる頃にはそれほどおどおどした様子も無くなっていたのでこちらも一安心。やったねアーシアちゃん!友達が増えたよ!しかし未だにクラスへ顔を出す木場には慣れないようだ。お陰で呼び出したがっているらしいグレモリー先輩のところへ連行されずに済んでいるのでいっそこのままでも構わないのだが。

 明日は一緒に狩りにゆくということで、いっそ泊まりに来た塔城ちゃん。一体何が始まるんです?急遽お泊まり会が我が家で始まるらしいです。そんなにあのハントが気に入ったのか。グレモリー先輩には俺に関することは別段報告していないとまで言質を取れてしまった。何が彼女をそこまで掻き立てているのだろうか。階層を上がれば強い魔獣も出るらしいが自身の力量に適したところまでしか上がれないバトルタワーな件の狩場。純粋に戦うことに何某かの目標でも見出しているのかもしれない。その証拠に本日持ってきたのはメリケンサック型のボクシンググローブという微妙に殺伐とした実践向けの武装。確認をする塔城ちゃんの様子からするとキャッキャウフフなパジャマパーティは涅槃の果てにうっすらと見える程度らしい。

 

 おまえらにはフレッシュさが足りない。殺伐とした武装確認で一晩過ごすわけでないのはよかったが爆弾男や粉微塵兄弟で時間を潰すのが正しい女子の夜の過ごし方ではないと俺は断固として抗議したい。もっと女子会やろうぜ。紅茶を飲んで魔歌論とか嗜んだりしてさ。あれ、なんか違う。

 よし、ダンスを覚えよう。そんで四人組になってご町内の幸せをゲットしよう。この際引き篭もっているギャスパーちゃんを引っ張り出してでもこのプリキュアもどきに組み込ませてやる。今後の目標が決まったので明日も早いから眠ることにした。

 

 さて、今回の目標はアーシアに適正率の高い『審判』のカードを作ることである。その為には『天使』と呼ばれる人型の魔獣が出る上階に出向く必要性も出てくるだろう。恐らくは下階よりずっと強くなる。俺も参戦することを視野に入れるべきかもしれない。そのときになったら、よろしく頼むぜ相棒。『ああ任せろ。赤龍帝の実力、見せてやる』いや、しゃべらなくていいから。お前じゃなくって剣のことだし『えっ』




〜マンダラメロン
 網目が曼荼羅模様に見えるメロン。呪われている

〜ギャスパーくん登場
 こいつが四人目のちっぱい四天王だ・・・
 おそらく勝てるのは秀吉か幼女くらいだとおもわれry

〜いざというときは・・・
 イッセーくんは剣だけで戦う所存
 ドライグが涙目過ぎる

評価に必要な文字数制限を解除したらすぐに星一つって理由を言ってよ理由を
そう思った俺は悪くない
なんか狙ったようにつけられましたし、ね?
やっぱり詳しく知っておきたいので再び文字数制限
星を回すには言葉が要るぜ・・・?

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