天才・涅マユリの秘密道具   作:筆先文十郎

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この小説はBLEACHの二次創作です。
本編とは違うところが多々あります。
本編と矛盾するところがあるかと思います。
他にもおかしいところはあると思います。
以上のことを了解した上で読んで下さると助かります。

見えざる帝国との戦いが終わった10年後のif要素のある物語です。

この話はこんなのを出してみては?という提案をきっかけに作りました。提案してくださった方にこの場を借りてお礼申し上げます。


新章第十三話 粕人はとある浴室と自室を入れ替えられたようです

 兵間(ひょうま)義昭(よしあき)は考えていた。葛原(くずはら)粕人(かすと)に一泡吹かせる方法はないかと。

「というわけでドラ○もんの『へやこ○かんスイッチ』を参考に部屋交換スイッチという道具を作ってみた。この部屋交換スイッチは、部屋を別の部屋と交換するスイッチで、これを交換元の部屋の壁に取り付けて、交換先の部屋がある方角と距離を指定してスイッチを入れると、互いの部屋が空間を越えて入れ替わるというもの。ちなみに室内の人間と、その人が身につけている物は転送されない。というわけで」

 兵間は粕人の部屋に誰もいないことを確かめるとビデオなどのリモコンに似た道具を壁につけると、とある部屋を指定すると部屋を後にした。

 

 

 

 一時間後。

「ふう、疲れたなぁ」

 仕事を終えた粕人は自室の扉を開けて、固まった。そこは浴室だったからだ。

「……どうなってんの、これ?」

 パニックになりかけつつも粕人は浴室をくまなく調べ、壁に何かあったのを確認する。

(こ、これはドラ○もんに出てくる『へやこうかんス○ッチ』じゃないか!?何でこんなのが僕の部屋に!?)

 そしてふと気づく。床に髪の毛が落ちていることに。

 粕人はその髪の毛を拾う。長くはないが短くもない青に近い黒髪。

「……」

 粕人は瞬時に理解した。この浴室が誰の物であるかを。

 死を覚悟した粕人は部屋交換スイッチの解除ボタンを押した。

 部屋を戻した粕人は逃げ出すように十二番隊隊舎を出た。

 その数分後。

「葛原!!貴様と言う奴は!!」

 そこには髪をぬらしたままの二番隊隊長兼隠密機動部隊総司令官、砕蜂(ソイフォン)が粕人の部屋の扉を開いた。

 自分が来ることを察知して逃げ出したことを悟った砕蜂は最低限の人員を残して動ける隠密機動を動員して粕人を探させた。しかし情報収集に特化した隠密機動を持ってしても葛原粕人を発見することは出来なかった。

「おのれ!あのすけべめ!どこに姿をくらました!!」

 

 

 

 その頃。地下特別監理棟。

「葛原さん。何であんたがこんなところに」

 囚人服を着たハゲ頭の大男、両角(りょうかく)は目の前で資料作成をする小柄な男に呆れながら声をかけた。

「ちょっとほとぼりさめるのを待ってね。口止めに協力してくれたら……」

 そう言って粕人は懐から一冊の本をチラッと見せる。そこには砕蜂に良く似たくの一が四楓院(しほういん)夜一(よるいち)に良く似たくの一に服を脱がされようとしている表紙があった。

「そ、それは!?くの一凌辱シリーズ『くの一快楽調教!これを味わってもうてはもう里は抜けられまい』の続編!!」

「他にもあるよ。『金髪むっちんぷりんのお姉さんが(いや)してア・ゲ・ル♥』、『白衣の巨乳ナースの夜のご奉仕』、『真面目なメガネ秘書が社長と二人きりで・・・』他にもそろえているよ」

 

「流石は葛原さん!」、「俺達が求めるものを持ってきてくださるなんて!!」、「流石は俺達の神、葛原粕人!!」

 

 蛆虫の巣に収容されている囚人たちが賞賛の声をあげて(たてまつ)る。

「それじゃあほとぼりさめるまで、お願いしますね」

 こうして蛆虫の巣の囚人の協力もあり粕人は葛原粕人捜索隊が解散されるまで見つかることはなかった。

 無断欠勤したことでマユリに説教をくらったが、蛆虫の巣にいる間に今まで出来なかった大量の資料をまとめ報告書を作成していたため一ヶ月の減給で済んだ。

 

 

 

 ちなみに諸悪の根源、兵間義昭は一週間謎の腹痛に襲われた。

 

 

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