天才・涅マユリの秘密道具   作:筆先文十郎

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この小説はBLEACHの二次創作です。
本編とは違うところが多々あります。
本編と矛盾するところがあるかと思います。
他にもおかしいところはあると思います。
以上のことを了解した上で読んで下さると助かります。

第九話 物真似マイクの後日談とおまけが一つがあります。


第九.五話 物真似マイクその後 その他1つ

(く、くそ……かすれ声一つ出せないぞ!)

布団にうつぶせながら(くろつち)マユリにクズと呼ばれている男は小さな声一つ上げられないほど疲労(ひろう)困憊(こんぱい)していた。

(だいたい何であんなもの作るんだよ、あのバカ隊長は!黒崎(くろさき)一護(いちご)なら『アスタリスク』とか『乱舞のメロディ』とかあっただろう!なんで『ドロロンえん○くん』なんだよ!!)

男は疲れすぎて全身が震える身体を無理やり動かして机の上の水筒に手を伸ばす。

(それに阿散井(あばらい)副隊長なら朽木(くちき)隊長とデュエットだけど『千の夜のこえて』があるだろ!何で『とっとこハ○太郎』なんだよ!?)

男は何とか机の近くまで身体を持っていく。

(大体、藍染(あいぜん)隊長なら雛森(ひなもり)副隊長と一緒だけど『一輪の花』があるだろ!グリムジョー・ジャガージャックやウルキオラ・シファーもそうだ。あいつらには『echoes』や『アニマロッサ』があっただろう。ただでさえ容姿がいい連中に変身してキャラ崩壊させる曲を歌わされたこっちの身にもなってくれよ!)

男は机の上の水筒を手に取ると中の水を一気に飲み干す。

「たくっ」

喉を(うるお)した男は「ふうぅ」と大きく息を吐く。

「あの隊長に付き合うのは骨が折れる……うぉっ!?」

 

 

ギュルルルッ、ゴロゴロゴロッ!ピーッ!!

 

 

男はすぐに腹を抑える。今にも洩れそうなほど強烈な便意。顔からは大量の脂汗が噴き出す。男はくの字になって強烈な便意に耐える。

「な、なぜっ!?」

男は水筒を落とす。そして、なぜ自分が強烈な便意に襲われたのか気づく。

水筒には二頭身の涅マユリがニカッと笑ったイラストが印刷されていた。そのイラストのふきだしには『涅マユリ特製下剤入り』と書かれてあった。

「あ、あのクソたいちょ……おおおぉぉぉっ!」

男に喋る余裕はなかった。少しでも腹の緊張を緩めると洩れそうなところまで来ていた。「……!…………ッ!!」

男は声にもならない声を漏らし、尻を抑え、疲労でプルプル震える身体を無理やり動かしながらチョコチョコ歩きで厠に向かっていった。

 

 

数時間後。廊下で男の無残な姿が発見された。

 

 

 

 

 

 

涅マユリからクズと呼ばれている男はある漫画を読んだようです

 

 

涅マユリからクズと呼ばれている男は、自室でBLEACHと同じように週刊少年ジャンプの看板になっていた、魔界からやってきた魔人が謎を食べるため現代社会に現れて様々な事件を解決するという漫画を読んでいた。

「ふう」

全巻読み終えた男は、魔人がどのように謎を解決していくかではなく、どのように敵を倒していくかではなく、大切な人達のために悪の道を歩むことになった人への感情移入でもなく。こう思った。

「ヒロインの桂木○子(かつらぎやこ)って親近感()くなぁ。S属性の魔人に殺されかけるところとか。涅隊長に殺されかけている僕だから他人事とは思えないわぁ」

 

 




最後のおまけは松井優征先生の『魔人探偵脳噛ネウロ』を読み返してヒロインの桂木弥子って少しクズと呼ばれている男と似ているなぁ、と思って書いてみました。
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