本編とは違うところが多々あります。
本編と矛盾するところがあるかと思います。
他にもおかしいところはあると思います。
以上のことを了解した上で読んで下さると助かります。
見えざる帝国との戦いが終わった10年後のif要素のある物語です。
+切り替え式時間望遠鏡というドラ○もんの切り替え式タイ○スコープとよく似た秘密道具で見たifです。楽しんでいただければ幸いです。
「あぁ~、この服。もう着ないんだけど思い入れがあって捨てられないのよね」
大量の衣服や帽子、アクセサリーを見ながら十番隊副隊長、
「そんな時はこれ!」
そう言いながらテレフォンショッピングのように唐突に現れた十番隊第三席、
「 これは物質縮小装置。名前の通り対象物を小さくすることができる機械でこのようにライトを当てると……」
粕人は 乱菊が思案に暮れていた品々に向けて光を当てる。すると光を当てられた品々はみるみるうちに小さくなっていく。
「わーすごい!!」
実際に小さくなった品々を見て、乱菊は歓喜の声を上げる。
「……」
その様子を偶然副隊長室を通りかかった十番隊隊長、
翌日。
「日番谷隊長、どうかなさいましたか?」
突然呼び出しを受けた粕人は神妙な顔で 椅子に座る 日番谷冬獅郎に問いかける。
「葛原、お前を呼び出したのは他でもない。実は昨日お前が松本の衣服を小さくするところを目撃してな」
そう言いながらゆっくりと立ち上がり、粕人の方へと歩み寄る。
「物を小さくすることができるなら、逆に大きくすることもできるんじゃないかと思ってな」
そう言って粕人の肩に手を置く。
「できるか、葛原?」
言葉こそ疑問形だが、力強いその言葉は「お前なら出来るよな」と言う期待と信頼に満ちたものだった。
「……日番谷隊長!」
冬獅郎の真意に気付いた粕人はなぜ大きくしようと考えたのかその理由を聞かず「お任せください日番谷隊長! この葛原粕人、隊長の期待に必ずや答えてごらんにいれます!!」と言って一礼すると隊長室を後にした。
翌日。
「葛原……これは?」
冬獅郎の手には物質縮小装置とは異なる懐中電灯に似た物が握られていた。
「それはドラ○もんのビッ○ライトを参考に作りました
「……なるほど。じゃあ少し試してみるぞ」
そう言うと冬獅郎は机の上に置いてあった筆に光を当てる。すると筆は光があたった時間に比例して大きくなった。
「おぉっ! すごいぞ葛原! よくやってくれた!」
二倍ほどの大きさになった筆を持ちながら冬獅郎は礼を言う。
「いえいえ。隊長の役に立てて何よりです」
そう言って粕人は冬獅郎の期待に応えられたという満足感を抱いたまま部屋を後にした。
「……よし!」
粕人が部屋を出たことを確認すると冬獅郎は自分自身に光を当てた。その時間に比例して冬獅郎の身体は大きくなった。
頭一個分大きくなった自分自身の姿を鏡で確認して、冬獅郎は普段の真面目さからは想像もできない子供のような笑みを浮かべる。
「よし、もう少しだけ大きくなって」
物質拡大灯のスイッチを押した。
ガチッ!!
「え?」
冬獅郎は固まる。スイッチがオンの状態から戻らなくなってしまったのだ。
「あわわっ!?」
パニック状態になった冬獅郎は物質拡大灯の光を自分に当てないようにするなどの対応策を考える余裕もなく、そのまま自分自身に当ててしまう。
巨大化していく冬獅郎の身体はドンドン大きくなっていき、ついには天井を突き破る。
「……あぁ、ああぁっ……」
巨大化が止まった頃には見上げるほど高い隊舎がおもちゃの家になるほどになっていた。
「ひ、日番谷隊長!!」
まだ部屋からそこまで離れていなかった粕人は、巨大化した冬獅郎を確認するや否や慌てて物質縮小装置で小さくする。
数秒後。巨大化したことが嘘のように冬獅郎は隊長室の床に腰を落としていた。
「日番谷隊長、何があったんですか!?」
「いや。誤って自分自身に光を当ててしまってな……すまん」
自分のコンプレックスである背の低さをどうにかしようとしたとは言えず冬獅郎は目を逸らす。
「まあ、隊長にお怪我がなくて何よりです」
ホッと安心したのに粕人は微笑む。
「まさかとは思いますが。日番谷隊長、もしかして自分の身長の低さを何とかするために僕に物質拡大灯を作らせたんじゃ──」
「卍解……
次回
『日番谷冬獅郎&猿柿ひよ里 VS 葛原粕人&仏宇野段士&兵間義昭(仮タイトル)』を予定してます。気長に待っていただけると幸いです。
てかこれ最初から勝負にならない……。