本編とは違うところが多々あります。
本編と矛盾するところがあるかと思います。
他にもおかしいところはあると思います。
以上のことを了解した上で読んで下さると助かります。
見えざる帝国との戦いが終わった10年後のif要素のある物語です。
+切り替え式時間望遠鏡というドラ○もんの切り替え式タイ○スコープとよく似た秘密道具で見たifです。楽しんでいただければ幸いです。
十番隊隊舎 廊下。
「ふぁ~、眠っ」
自室である隊長室に向かって歩いていた十番隊隊長、
いつもならば昼寝をする時間なのだが、この日の冬獅郎はやらなければならない仕事が山のようにあった。
「しょうがねぇ、昼寝は諦めるか」
そう呟き、もう一度大きなあくびをした時だった。
「お困りのようですね、日番谷隊長」
背後からの声に冬獅郎は振り返る。そこに立っていたのは十二番隊から異動し、今ではなくてはならない存在になっている十番隊第三席、
「葛原か」
何か言いたそうな部下に冬獅郎は言葉を待つ。
「実は日番谷隊長が今抱えている悩みを解決する物を作ったんですよ」
ニコッと笑いながら胸を張る粕人は懐から缶詰を取り出すと冬獅郎に手渡した。
「なんだこれは?」
缶詰を怪しい目で観察する冬獅郎に粕人は嬉しそうに説明する。
「それは缶詰カンヅメという某国民アニメの○詰缶というものを参考に作りました。それを開けると開けた人間が快適に暮らせるほどの大きさに変化し、その中に入ると時間の流れが遅くなります。缶での1時間が外では24時間というように。
またその缶の中では出前を注文できたりマッサージチェアがあったりなど快適に過ごせる設備が豊富に揃っております」
「ふ~ん」
(この缶詰がねぇ)
疑心暗鬼の冬獅郎だったが、昨日の光にあてたものを大きくする
「ありがとう、早速使わせてもらうぞ」
一言お礼を言うと冬獅郎は自分の部屋へと歩いた。
数分後。
隊長室へと帰った日番谷冬獅郎は手渡された缶詰カンヅメを開けた。
すると缶詰カンヅメは説明した通り日番谷冬獅郎が余裕で入れるだけど大きさへと変化した。
開いた缶詰の中に入り缶の蓋を閉じると日番谷冬獅郎は缶の中を見る。そこには自分の体にフィットする適度な反発性を持ったベッド、アイスやジュースなどが入った小型の冷蔵庫、マッサージチェアがあった。
「あいつの言っていた通りだったな」
部下の言葉が本当だったとわかると、安心した冬獅郎はベッドに向かってバタンと倒れそのまま眠りについた。
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「ん? 今何時だ」
熟睡し、目を覚ました冬獅郎はベッドに置かれていた目覚まし時計を見る。
床に着いて1時間が経っていた。しかし粕人が言っていたように缶の中が1時間でも外では24時間ならばまだ数分しか経っていないはずだ。
そう思い缶の蓋を開けて外に出る。
「え…………」
目の風景に日番谷冬獅郎は放心した。
そこは厚く黒い雲に覆われ、十番隊隊舎をはじめとする建物が朽ち果て荒廃した
「ど、どうなってやがる!?」
これじゃあまるで浦島太郎じゃねぇか!!
そう言おうとした時、一枚の紙が冬獅郎の目に入った。そこには
『日番谷隊長へ。この缶詰カンヅメは缶の中では1時間でも外の世界では数億年経過するというとんでもないものでした。ごめんなさいテヘペロ』
と書かれてあった。
「ごめんなさいで済むか!!!! あとテヘペロって何だ!!!!」
自分以外いない世界で全ての怒りをぶつけるかのように叫ぶ冬獅郎。その時だった。
タッタタ~~~!!
軽快な音楽とともに、荒廃した風景がいつもの隊長室の風景へと変わる。と同時に『ドッキリ大成功』と書かれた プラカードを持った副隊長、
「…………え?」
状況を把握しきれていない日番谷冬獅郎に粕人が説明する。
「実は隊長が見た荒廃した尸魂界は
「…………」
申し訳なさそうに説明する粕人の言葉を聞いても、何を言っていいのか分からず固まる冬獅郎。それを見ながらキャッキャと笑う乱菊。
「しかし放心する隊長の顔、すごく面白かったですよ!!」
先ほどの日番谷冬獅郎の姿を思い出し、声を出しながら笑う乱菊。
「わ、笑っちゃダメですよ。松本副隊長」
そう言いながらも笑いをこらえている粕人。
「てめぇら……」
静かにそしてゆっくりと、冬獅郎は斬魄刀に手をかけた。
「覚悟しろよ」
そう言って斬魄刀を抜いた。
「卍解!
ドラえもんの二次創作を読んでいたら思い付いたネタです。
楽しんでいただければ幸いです。