天才・涅マユリの秘密道具   作:筆先文十郎

41 / 192
この小説はBLEACHの二次創作です。
本編とは違うところが多々あります。
本編と矛盾するところがあるかと思います。
他にもおかしいところはあると思います。
以上のことを了解した上で読んで下さると助かります。

今回は少しホラーです。苦手な方は見ないことをお勧めします。


番外編 卯ノ花隊長と葛原粕人が二人きりに・・・

数ヶ月前。

四番隊隊舎の縁側。

十二番隊に配属されることになる男は書類を持って上司である卯ノ花(うのはな)(れつ)を探していた。そして縁側で何かをしている隊長の姿を見つけた。

「そちらにおられましたか、卯ノ花隊長。お忙しいところ申し訳ございません、荻堂(おぎどう)八席からこちらの書類に目を通して頂きたいと。あぁ、すき焼きですか」

書類を持ってきた男の目の前には大人数でも食べられる大きな鍋があった。そこには隊長の卯ノ花烈の他に副隊長の虎徹(こてつ)勇音(いさね)、三席の伊江村(いえむら)八十千和(やそちか)の姿もあった。

「ちょうど良かったです。葛原(くずはら)さんもどうですか?」

「え?僕なんかがいいんですか?」

「えぇ。もちろんです」

優しく微笑む上司に男は「それではお言葉に甘えて」と準備の手伝いを率先して行う。

「材料持ってきました」

そう言ってカゴに大量の荷物を背負って七席の山田(やまだ)花太郎(はなたろう)が現れる。花太郎はカゴの材料を下ろす。

「山田七席。僕が食材を切りますよ」

「あ、そうですか。じゃあお願いします」

男は上官からカゴを受け取ると材料を切り分けるため奥にある台所に向かった。

 

 

数分後。

「じゃあ入れますね」

食材を切り分けた男はグツグツと()き立つ鍋に食材を綺麗に入れていく。

「あら」

鍋を見て女隊長はあることに気づく。

「お肉が見当たりませんね」

「あぁ……」

肉を買い忘れ顔を青ざめる花太郎に女上司はとがめる様子もなく優しい笑みを浮かべる。

「忘れたのですね。でも私がすぐに準備しますので」

そう言って女性隊長は立ち上がる。

「葛原さん。ちょっと来てくれませんか?」

「え?は、はい……」

奥へ向かう女上司に手招きされた男は先を歩く上司と共に奥の部屋へと消えた。

 

 

 

数分後。

「はい、お肉ですよ」

そう言って奥から一人出てきた卯ノ花隊長はどこからか用意した肉を鍋に入れていく。

肉がいい感じに火が通り、四番隊の面々は美味しそうにすき焼きを頬張っていく。

「あれ。そういえば葛原隊士は?」

先ほどまで率先してすき焼きの準備をしていた葛原(くずはら)粕人(かすと)の姿がないことに気づいた眼鏡をかけた真面目な三席が、一緒に奥へと下がった上司に尋ねる。

「ふふっ」

その言葉に女上司はキラキラという効果音がつきそうな微笑で返した。

「「「ま、まさか……」」」

三人は青ざめた顔で(はし)でつまんだ肉を見た。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。