本編とは違うところが多々あります。
本編と矛盾するところがあるかと思います。
他にもおかしいところはあると思います。
以上のことを了解した上で読んで下さると助かります。
見えざる帝国との戦いが終わった10年後のif要素のある物語です。
数日前に起きた自分のコピーの反乱鎮圧に尽力してくれたお礼として、粕人は自分を慕っている四人の女性、擬人化した
なぜ朽木兄妹の個展なのか。
まず一つは粕人が第二十席という決して軽くない役職で、かつ技術開発局雑用総責任者兼
そして朽木白哉が隊長を務める六番隊と朽木ルキアが隊長を務める十三番隊に、
朽木兄妹の作品を見たことがある粕人は行きたくなかった。しかし彼女達へのお礼とお世話になった先輩二人の誘いを無下に断るほどの理由がなかった。
朽木邸個展会場
「相変わらずでかいな」
粕人は四人の女性を連れて風格ある門をくぐり個展会場に向かう。
「……」
(相変わらずだな、あの六番隊の朽木隊長のセンスは……)
粕人は入り口近くに掲げられた置物に唖然としていた。入り口近くに置かれていた物、それは幼稚園児が描いたようなわかめに手足と目、鉢巻をつけた謎の海草。
ワカメ大使
クール系の
(こんな意味不明なものの人形焼を作らされた
現世での出店で各隊が売り出した売り物を思い出した粕人はそんなことを思いながら足を進めて、止める。
「……」
(あぁ、あの兄にしてあの妹ありかぁ……)
目の前にあったイラストを見て、粕人は苦笑する。
そこには幼稚園児が描いたウサギをより人間に近づけたようなウサギのようなもの。
チャッピー
可愛らしい容姿をした才色兼備の女性、朽木ルキアのお気に入りの謎のマスコットだった。
そのまま歩を進めて、粕人は見上げた。それは自分が今まで酷評してきたワカメとウサギの甘く見積もっても20メートルはある巨大彫刻があった。
(こんなアホらしい物をこんな大きさで作るなんて……四大貴族っていうのはこんなヘンテコなものを美と感じるセンスばかりなのか?)
「ん?」
唖然として見上げていた粕人は気品のある足音に気づく。
「これは朽木両隊長!」
声をかける前に粕人は頭を下げる。
先ほどまでボロカスに言っていた朽木白哉とルキアだった。
「ん?」
粕人は気づく。後ろにいる四人の女性が固まっていたことに。
おい、六番隊の朽木白哉隊長と十三番隊の朽木ルキア隊長だぞ。挨拶して!
そう言おうとした粕人だったが、彼女らの次のセリフにその言葉は霧散した。
「あ、あなた方が。こ、このような素晴らしい物を作った方ですか!?」
(……何を言ってんだ、竹馬棒?)
「確かに。これらの作品を作ったのは私と隣にいる義妹のルキアだが?」
その言葉に竹馬棒だけではなく他の三人の女性も涙を流した。まるで今まで会いたくて仕方がなかった有名人に会えたことを喜ぶファンのように。
その後の朽木兄妹に駆け寄りあれこれ尋ねる彼女達の行動は理解できなかった。
どのようにすればあのような素晴らしい美が集約された作品を作ることができるのか。あのワカメ大使という力強さと凛々しさが両立する作品を生み出せるのですか?あの歓声が研ぎ澄まされた可愛らしいウサギはどのようなに作られているのですか?
彼女達の質問に、気持ちよさそうに答える朽木兄妹。
自分には理解できない物を絶賛する女性達に、粕人は突っ込みを入れた。
「お前ら正気か!?あんなへんちくりんなものをべた褒めするなんて――――ッ!!??」
粕人は急いで口を塞いだが、遅かった。目の前には
「
「
自分に向けて刀を抜く兄妹の姿があった。
その後粕人はルキアに氷付けにされた後、白哉に窒息死するかしないかの直前まで薄く削られた彫像にされた。
朽木兄妹は殺す気はなかったのに卍解を使ったのはおかしいと思ったので始解に直しました。
ご指摘してくださった方にこの場を借りて感謝の言葉を述べさせていただきます。