あれから暫くたち本日はIS学園の入学式兼初日。俺とスノー、シャルロットはと言うと…
「まさか、俺用のラボに特例の三人部屋。社長には感謝しないとな」
「これで三人仲良く過ごせるね」
「父さんがやりすぎている気がするけどね」
俺、スノー、シャルロットの順番にそう言うとあちこち部屋をを見て回る。入学式には出ずに俺達が何をしてるかと言うとIS学園の整備室に追加されたカードキーで入れる俺専用のラボに来ていた。このラボは最初は整備室の一角を借りて依頼されたメンテナンスとカスタマイズをするつもりだったのだが社長が、
「娘とスノーちゃん、新夜のISに細工をされては困る。学園にいってる間も新夜には依頼が来るし、依頼品を預かることだし専用の部屋と搬入口をIS学園に作る」
と言い出し急遽作成したそうだ。ただその時…
「新夜を整備スタッフとして学園に送るつもりだったからちょうどいいか…」
と呟いていたが聞かなかったことにしよう。作っておいた保険も持ってきたし…ある程度ラボを見て回って頼んでいた荷物。4つのコンテナもあるのを確認した後俺は、
「起動させるか…」
部屋のすみに置いてあった荷物から伸びた銀色のコードが付いたコンテナ4つを俺の手持ちのスマホにすべて繋ぎ、
「ラミ、起動させてくれ」
『了解、マスター♪』
スマホに話しかけると紫髪の女の子が画面の中で敬礼してきた。スマホは実はカラミティーの待機形態で俺の右腕にはダミー用の紫のガントレットがしてある。これはISで護衛するにあたって相手はISの奪取もしくはISの無力化をするだろうと判断。カラミティーのISのコア人格のカラミティー。長いので通称ラミに相談すると待機形態を元々は首輪のようなチョーカーにするつもりだったらしいが変更しスマホになった。最初は変えられるのかと驚いたがある程度ならISに不可能はないらしい。
『起動は問題なく完了だよ』
そう言うと、置いていたコンテナが煙をあげながら開いていくと一つにつき一機狼のような黒い機体が見えてきた。
「ありがとう。ウルフコマンド、ウルフリーダーどうだ?」
『問題ない』
『問題はありません。子機も問題なく、これなら何時でも戦闘が可能です』
答えながらコンテナから出てくる。
「これからお前達は俺達からの指示があるまでここの防衛をしてくれ。ウルフコマンドは俺。ウルフリーダーと子機はスノーが指揮権を持つ」
『『了解』』
「ウルフリーダーは学校の行事で呼び出されるだろうが頼むぞ」
『はい、不甲斐ない戦いはしません』
ウルフリーダーはそう答えると俺の目の前でお座りの体制をとってくる。首をかしげると俺の右手に頭を擦り寄せてくる。撫でてやると機械ながら気持ち良さそうに頭と尻尾がゆらゆら動いていて本当の犬を撫でてるようにほっこりしてくる居ると左手にも何が当たる。ウルフコマンドだった。同じように撫でるとこちらは合成音声でゴロゴロと喉がなる音がしている。話によると俺が猫を撫でて可愛がっていたからなるようにしたそうだ。何で狼のお前が…と思ったが俺の事を思ってのようなのでほっとく事にした。暫く撫でていると…
「むー…構え~!!」
スノーが背中に抱きついてくる。
「なら僕も…」
シャルロットもウルフ達の間に立ち恥ずかしがりながら正面から抱きついてくる。
「俺は動物に好かれる動物学者か?」
この騒ぎは一時限目前の朝礼前まで続いた。