注意!このシリーズには以下の項目が含まれます。
・パロディネタ
・昆虫の妄想が爆発したシリーズ
・キャラ崩壊の可能性
・ピエレル生存
以上の項目が大丈夫だ、問題ないと言う方はどうぞお楽しみ下さい。
キャディ「....え?なんですこれ?」
え?昆虫の昆虫による昆虫の為の番外編ですが何か?
キャディ「分かりました取り敢えず殺虫スプレーがご所望で?」
止めて下さいそれやられたら昆虫が死んでしまいます。
キャディ「知りませんよんな事」
インセクト「いや作者が死んだらこの作品投稿されなくなるぞ」
キャディ「...あぁ確かに」
あ、ご理解して頂けましたか?ではでは番外編始ま--
キャディ「じゃあ半殺しで妥協しますか」
...こんな所で死んでたまるか!!砂潜り!
インセクト「あ、逃げた」
キャディ「ちょっ、逃がすわけないでしょうが!待ちなさいコラァ!」
逃げるんだよぉ~~~!
インセクト「はぁ...改めて番外編始まるぞ」
ある生物について話をしよう。その生物の名はナイフ・キーカー。『
しかし、これにはデメリットも存在し、意思以外の感覚も本体と共有出来るようになってしまった。これによってキーカーは分離体を介して何度も擬似的な死を体験する事になってしまうことになる。そんなキーカーには
これはそんなキーカーの性別に関するお話...。
◇◇◇◇◇◇
『組織連盟』会議室。窓はなく、蛍光灯だけが円形のテーブルを照らしている。そのテーブルの周りにある席には、既に四つの組織連盟のリーダー達が集まっていた。
『スカベンジャー』リーダー
鋼蟲(スティール・インセクト)
『マシンナーズ』リーダー
デウス・エクス・マキナ
組織連盟の数少ない協力者
フローレス
そしてこの『組織連盟』の創始者にしてボス
ピエレル・ディーレ
その四人が席を埋め、お互いの顔を正面から見ている状態だった。しかし、本来話し合いをする為に開かれたこの会議室では現在話し合いが行われていない。
その理由は、主にピエレルの後ろにいるキャディ・マディルが、負のオーラ全開でピエレルの膝上を凝視していた。その視線の先には緑色のローブを着た美少女がやや頬を赤く染めた顔で座っていた。少女はピエレルの膝の上でもぞもぞ動き、自らの背をピエレルの体に更に密着させようと試みている。
瞬間キャディは無言で仕込み杖から得物を抜こうとしたが、近くにいたインセクトが寸での所で止めに入る。
「落ち着け!仲間攻撃しようとしてんじゃねよ!」
「止めない下さい!私には、私には殺らねばならぬ者がぁ!」
「んな物騒な事俺等が許すわけねぇだろ!」
「そこは皆様の寛大な対応で!」
「あるか馬鹿野郎!てかアイツ俺の部下なんだぞ!?知ってて攻撃させる馬鹿!」
「あぁ!馬鹿って二回も言いましたねインセクト!」
「言ったからなんだキャディ!まず大体二回位言わないとお前理解しないだろ!?」
「はぁ!それじゃあまるで私が難聴みたい物言いじゃないですか!?これでも毎月ある健康診断じゃオールAなんですよ!」
「身体的に健康でもお前の場合精神的に問題があるじゃねぇか!」
「そんなの意味ないし関係のない話の筈です!」
「大ありだわ!」
インセクトの高度な拘束術の中でひたすら藻掻き続けるキャディ。二人の不毛な口喧嘩を、我関わらずを貫きながら自らの頭部の球体を入念に手入れしているフローレス、それを見ながら湯呑みに注がれたオイルを啜っているデウス。
キャディの暴走のせいで、最早この空間で話し合いが出来るような状態が。キャディが何度も暴走する原因は十中八九ピエレルの膝元に乗っている少女なのは明確だった。
「はぁ...。取り敢えず拘束を解いてくださいインセクト。そろそろ疲れました」
「お前...変な事すんなよ」
「しませんしやる気も無くしました」
「....」
インセクトは、やや不審に思いながらもキャディを拘束から解放する。両腕の自由が戻ったキャディは腕を解すように回しながら大きく溜め息を漏らすとゆっくりと少女に向き直る。
キャディの気配を察知した少女はまるで楽しみに水を差されたかのようにキャディに向かって顰めっ面をする。その顔を見て再び殺意に駆られるキャディだったが、なんとかぐっと堪えて少女を見据える。
「それで?何があったんですか、キーカー。正直に話してください」
「...」
「なんで無言で無視するんですか!?聞こえたんですよね!でなきゃそんな露骨な無視出来ませんよね!そこは無視しないで必要最低限何か喋りましょうよ!」
真面目に聞いたきたキャディに、キーカーをそれを無言で無視する。キャディは再びキレ、キーカーに掴み掛かろうとした。当然他のメンバーによって阻止される。
そんな彼女を見かねたピエレルはそっと彼女の頭に手を置き、優しい口調で尋ねる。
「キーカー。何故そうなったのか私や他の皆に教えてはくれないか」
「...ボス」
この場で始めて喋ったキーカーの声は、ほんの一言ではあったものの、とても澄みきった綺麗な声だった。聞く者を聞き惚れさせることが出来るのではないかと疑われるほどに。
その証拠に、ピエレルを除く全員がほんの一瞬だが聞き惚れてしまった。そんな声を間近に聞いていたはずのピエレルはピクリとも反応せず、その微笑んだ表情を保ったまま、キーカーとの会話を続ける。
「私にも教えてくれないのか?」
「イエ!アノ、ソノ...」
ピエレルの言葉を片言で否定したキーカーだが、顔は浮かばれず、何かを言い淀んでいるように見える。それでも彼女は意を決し、顔をピエレルに向ける。
しかしピエレルの整った顔を直視した直後に顔を一瞬にして赤らめ、またモゴモゴとなってしまう。この間にキャディが憤怒のオーラを纏いながら刀を降り下ろそうとしているのだが、これもやはりインセクト達の手によって阻止される。
「ボスニ、コンナワタシノ、キミワルイ声ヲ、聞イテ欲シクナカッタカラ、デス。ゴメンナサイ」
「謝ることはない。寧ろ私はキーカーの可愛い声が聞けて嬉しいよ」
「カ、カワっ!」
ピエレルの言葉に、頭の上から蒸気が噴出したのではと錯覚されるほど顔を真っ赤にするキーカー。勿論ピエレルは口説く気で褒めた訳ではなく、ただ大切な部下を心配すると言う意味合いで褒めたのであった。
「それにお前が危惧してるほどお前の声はそんなに気味悪くもないぞ。なぁお前達」
「そうだぞキーカー。不意打ちで聞いたとはいえ、可愛い声だったじゃねぇか」
「確かに。それに可愛いの他にも君の声はとても澄んで聞こえた。出来ることならその美声をもう一度聞かして貰いたいものですね」
「いや、それは流石に気持ち悪いぞお前」
「おや、そうでしたか。それは失礼しました」
「...で?お前はどうなんだキャディ」
「えぇ。非常に、非ッッッ常に不本意ではありますが、とても可憐で澄んだ美声でしたよ」
「おいおい。素直じゃねぇなぁお前は」
「うるっさいですねぇ。私だって本当は認めたくありませんでしたよ。でも彼女の声をピエレル様が称賛したのですから、そこは素直に認めせざるおえません」
「オ前ニ、言ワレルト、キモチワルイ」
「はぁ!?何でですか!なんで皆揃いも揃って私にだけ毒吐くんですか!?あれですかいじめですか!?泣きますよ!私泣きますよ!大の大人が大人気なくここで泣き喚きますよ!!」
「それはそれで迷惑だから泣くな。泣いたら五回殺す」
「なら私は君を三回殺そう」
「ワタシ、十回」
「何その物騒で理不尽な脅迫!私そんなにいないんですど!てか何気にキーカーだけ多いんですけど!?」
「お前達、そろそろ止めないか」
全員から弄る中、流石にこの状態を見かねたピエレルが止めに入る。その言葉によって全員はキャディを弄る事を止める。クスンクスンと嘘泣きをしていたキャディも、また何時もの調子に戻ると、再びキーカーに問い掛けた。
「それでキーカー、大体予想出来ますけど結局誰のせいでそんな体になったんです?」
「スロッグ」
「ですよねぇスロォォォォォォォォッグ!!」
予想通りの人物の名前に、キャディは男の名前を叫びながら俊敏な動きで会議室から出ると、猛ダッシュで廊下を駆けて行った。その二分後、キャディとは別の叫び声が廊下から聞こえてくるのを聞き、ピエレルは苦笑、それ以外は大きな溜息を漏らすか、頭を押さえる動作をしていたのであった。
如何だったでしょうか?
自分で書いててキャディ不憫過ぎる。でも昆虫は書いていてとても楽しかったです。でも冒頭が自分の書きたかった感じにならなかったのが不思議でなりません(白目)
前書きでも書きましたが多分シリーズ化していきます。
今回も閲覧して頂きありがとうございます。
今後とも何卒宜しくお願いしますm(__)m
評価・感想お待ちしております!