召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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祝・大天使ニノエル10凸!!


大天使覚醒の時

ヴァイス・ブレイブにある覚醒室は緊迫した空気が流れている。集まっているのは俺の他に黒い牙の面々である。

 「召喚士、ついになのね……」

 「あぁ、ついにだ。羽も集まり、他に優先して上げるべき英雄がいない今、好機だ」

ウルスラの言葉に俺は頷きながら答える。

 「召喚士、早く、早くやろうぜ」

 「ああ、俺は我慢しきれねぇよ」

ロイドとライナスも興奮を隠しきれていない。

 「待ち望んでいた時がようやく来たか」

ラガルトも感慨深げに頷いている。

 「では行くぞ。覚悟はいいか? 俺はできてる」

 『早くしろ!!』

俺の言葉に怒りがこもった返事をしてくる黒い牙の面々。

そして俺は部屋に入っている英雄の星5の本をセットする。

そして限・界・突・破!

部屋の中から溢れ出てくる光。歓声を挙げる黒い牙。

部屋から出てくる限界突破した英雄がオドオドした様子で出てくる。

 「え〜っと、うん! 限界突破したよ!!」

 『ニノォォォォォォォォォォォォ!!!!!!』

大天使ニノエルがついに星5の10凸である!!

 『ニノ! ニノ! ニノ! ニノ! ニノ! ニノ! ニノ!』

 「あ、こら!! みんなに迷惑だから騒いじゃダメだよ!!」

 『はい!!』

騒いでいた俺たちを嗜めてくるニノ。その姿に俺たちの鼻から愛が溢れる。

 「召喚士!! よく……よくやってくれたわ……!!」

俺の肩を力強く掴んで頷くウルスラ。ロイドとライナス、ラガルトはニノを可愛がっている。

 「配信開始から幾星霜……私達黒い牙の悲願をついに……!!」

ウルスラの目には涙が溜まっている。ガチで感激しているようだ。

 「安心しろウルスラ。ニノの10凸は烈火組にとって最優先事項だ。マシューとレイヴァンがまだ星4だが、それは本人達も認めていることだ」

マシューは仕方ないなと言った雰囲気で、レイヴァンは何かを恨んでいた様子だが、無視する。ニノの前に奴らの言い分などない。

 「あとはスキル構成ね」

 「一応A欄に鬼神の一撃3、Bに攻め立てをつけているけどな」

 「足りないわ……!! 圧倒的に足りないわ……!! ニノはもっとも可愛くかつ最強でないといけないわ……!! どうせだったら鬼神明鏡の瞬撃もつけなさい……!!」

 「まぁ、確かにわざマシンなら余っているからつけることはできるが、下手に強化すると戦場に出ることになるぞ、否、俺は出す気はないがニノ本人におねだりされる可能性がある」

 「そんなの貴方が拒否すれば済む話でしょう!!」

 「ニノのおねだりだぞ!! 断れると思うか!?」

 「断れないわね!! 知ってるわ!!」

あんまり強化しすぎると、ニノが他の英雄に気を使って出撃したがる可能性がある。ニノが危険な目にあうことは絶対に許されない。

 「とりあえず目下の目的はニノをいかに戦場から遠ざけるかだ」

 「それに関しては同意よ。ニノは戦場に出してはいけない」

ウルスラの言葉に俺は頷く。

 「「全てはニノのために……!!」」

 




大天使ニノエル
ついにノーマルを10凸させた我がヴァイス・ブレイブ

黒い牙
悲願達成で歓喜の嵐(尚、ジャッファは処刑された)



そんなわけで大天使ニノエルを10凸させました。羽は無くなったけど後悔はない。あとはスキルも何か食べさせてあげたいけど何も思いつかないんですよね。やっぱりティバーンのわざマシンを食わせるべきか……

スラシル? 奴は未実装だよ

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