召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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伝承召喚で無事に来たのでユリアにゃんの出番です。


ちなみに猫キャラではありません。


召喚士とユリア

いつもと違い平穏な日。いつもの喧騒はなく、俺の部屋は静かである。

 『ブレンブレンブレンブレン!! ああああああ!!! 邪魔をするな女狐どもぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!』

 『だから召喚士は貴女のものでもないし、ブレンって名前じゃないって言ってるでしょ!!!』

 『いいえブレン!! あの人は間違いなくブレン!! 私のブレン!! あの人を手に入れるためだったら私は神をも殺してみせる!!!!』

 『ダメですリンさん!! ヘクトルさんバリアーがもうもちません!!!』

 『使えないわね、この肉壁!! あ、エリウッドいいところに来たわね!!』

 『待って待って待って!! オルティナさんとリンとフィオーラとか地雷の気配しかしない!!』

 『フィオーラ!! そっち持って!!!』

 『わかってます!!』

 『や、やめてくれ!!』

 『『必殺エリウッドミサイル!!』』

 『ギャァァァァァァァァ!!!!!』

 『クハハハハハ!! この程度で!!!』

外では地獄絵図が繰り広げられているようだが、俺に害がないからセーフである。

 「失礼します、召喚士さんはいらっしゃいますか?」

 「……なんだユリアか」

 「……何故窓から出ようとしているんですか?」

 「ちょっとヤンデレがここまで来たかと思ってな」

俺の部屋にやってきたのは伝承英雄として竜に対して殺意満点なスキル装備で来たユリアであった。

とりあえず俺は脱出を取りやめて、部屋の机に戻り、ユリアの分もお茶を淹れる。それに会釈してユリアはお礼を言ってきた。

 「それで? 何かあったか?」

 「はい。正直に言うとこれは私の使命なので私一人でやるべきなのですが、一応召喚士さんにも話を通しておいた方がいいと思いまして」

 「それは殊勝なこって」

いい子ちゃんのユリアのことだ。どうせボランティアとかでもしたいと言い始めるのだろう。

 「実は私、神の声を聞きまして」

 「………うん?」

 「神です。神様の声です」

聞き間違いかと思ったが、ユリアは心底真面目な表情で言っている。

 「あ〜、あ、そう言うことか。誰のことだ? パオラ様か? 破壊神か? お人好しか? オカンか? のじゃロリか? まさかヤンデレではないだろう?」

 「いいえ、そんな紛い物ではありません」

我がヴァイス・ブレイブにいる神々が紛い物と否定された。

そこで俺は初めてユリアの目に気づいた。

 「あの声こそまさしく神託。私は神のお言葉を聞いたのです」

その目は完全に狂信者の目だった。具体的に言うと俺を見るスリーズの目だった。

 「神は私にこう伝えたのです」

恍惚とした表情で言葉を続けるユリア。

 「竜を殺すべし、と」

 「邪神じゃねぇか」

俺のツッコミにムッとした表情を浮かべるユリア。

 「いいですか、召喚士さん。召喚士さんはいろんな世界に行って竜の脅威を忘れてしまったかもしれませんが、本来、竜とは危険なものなのです」

 『フハハハハハハハハハハハ!!! 流石はユンヌを殺した女傑!! 人の身でありながら私と同等に戦いますか!!!!!』

 『貴様も私とブレンの邪魔をするか!! この邪竜がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

 「そうだな。竜は危険な代物だな」

外で暴れているイドゥンを見ると、否定できる要素は何一つない。

俺の言葉に満足そうに頷くユリア。

 「そうでしょう。だから早速、ヴァイス・ブレイブにいる竜を滅ぼしましょう」

 「ニコヤカに仲間を殺しましょう宣言。サイコパスかな?」

相手が英雄の時点で俺の拒否権など存在しないので、俺はユリアに連れられてヴァイス・ブレイブ内を歩いている。

 「ですが召喚士さん。私もやっていいことと悪いことの区別はつきます」

 「ほう、どのように」

 「流石に仲間の竜を殺しちゃいけないと思うんです」

おお、ちょっと感動した。このヴァイス・ブレイブにいる英雄はみんな我が強いと言うか一癖も二癖もある奴しかいないので、仲間の事を考える人物は貴重だ。

その貴重な人物が竜抹殺の使命に目覚めていなければ俺も素直に喜べたかもしれない。

そして俺達の視界にとある人物が入ってくる。

サナキに声かけしているユリウスだった。

 「召喚士さん、あれは?」

 「邪竜だな」

 「汝は竜!! 罪ありき!!」

 「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

とある竜殺しのような事を言いながらユリウスに至聖ナーガを叩き込むユリア。

ゲームシステム的にユリウスはマムクートではないのだが、まあいいか。ユリウスだし。

 「召喚士!! ユリア!! 何の真似だ!!!」

 「俺は単に犯罪者を見つけただけだが?」

 「は、犯罪者じゃないよ!! 犯罪者だったとしても犯罪者と言う名前の紳士だよ!!」

黒焦げになっていたユリウスは通りかかった治安維持部隊のカチュアによって連行されていった。

 「なかなか幸先がいいですね!! この調子でどんどん邪竜を滅ぼしましょう!!」

 「ああそうだな」

ユリアの言葉にサナキを保護者(シグルーン)に渡しながら俺は答える。

 「召喚士ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」

そして俺に向かって走り寄ってくるギムレー(ルフ子外見)。その手にはニンテンドースイッチが握られていた。

 「ちょっとみてよ召喚士やっとできたよ色違い真作ポットデスこれ生み出すまでに大量のヤバチャが破棄されたけどこれでようやくネタ塗れのネット大戦であるネストボール級に潜れる!!」

 「おお、確かにすごいな」

俺は興奮しているギムレーからニンテンドースイッチを受け取りながらゆっくりと口を開く。

 「ユリア、ここでもトップクラスの邪竜だ」

 「汝は竜!! 罪ありき!!」

 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

先ほどのユリウスとは比べられない威力の至聖ナーガをぶち込まれるギムレー。

 「ちょっとぉぉぉ!! 確かに美少女からの攻撃とか我達の業界ではご褒美だけど、この威力は洒落になってないよ!!」

 「むしろお前は何故生きているのか」

ギャグ漫画のように黒焦げアフロになっただけのギムレー。こいつの生命力はどうなっているんだ。

 「むむむ、これはきっと神の試練ですね!! いいでしょう!! 絶対にこの邪竜を滅してみせましょう!! 具体的にはアクアさんに歌ってもらって!!」

 「うっそでしょ!? この娘バフがけ至聖ナーガを我にぶち込もうとしてるんですけど!?」

 「安心しろギムレー。攻撃力もユリアの方が高い」

 「安心できる要素皆無なんですけど!? こ、こんなところに居られるか!! 我は部屋に帰るぞ!!!!」

 「ユリア、逃すな」

 「幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!!!」

 「ギャァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

 




ユリア
世紀末救世主伝説ユリア。ユリアはヴァイス・ブレイブに降りた救世主である。神の声を聞いたユリアは邪竜を殺す邪竜ハンターとなったのだ!!
ユリアは今日も至聖ナーガといつの間にか手に入れた大剣を手に邪竜を討つ!!

ユリウス
の皮を被ったロプトウス。ロリやショタに対する声かけ事案で職務質問をされる回数はヴァイス・ブレイブトップクラス

ギムレー
ヴァイス・ブレイブ指定駆逐害竜。

オルティナVSリン&フィオーラ
召喚士を巡る限界バトル。なお、この三人では済まない模様。



そんな感じで伝承召喚の時に無事に伝承ユリアを引けたのでユリアちゃん回です。地味にノーマルユリアは持ってなかったので初ユリアちゃんです。
妹が元気に馴染んでくれていて、これにはお兄さんのセリスくんもニッコリ(苦笑)。お父さんは息子と娘の暴走で胃痛になる。

久しぶりにチケットさんが仕事をしてくれてマリータ引きました。HP↑速さ↓のクソ個体ですけど、来てくれただけでもいいですね。
問題はマリータちゃんのキャラが決まらない点。可愛いから出したいんですけどね。
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