召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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サンタニノ引けた!(素振り

サンタニノ引けた!(素振り

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サンタ降臨編

 「諸君、待ちに待った超英雄が来た」

俺の言葉を大人しく聞いているオーディエンス。

 「我々は知っている。彼女は現世に舞い降りた天使であると。戦乱渦巻く世において全ての癒しを司る存在であると」

俺の言葉に深く頷くオーディエンス。

そして俺は両手を高く広げて大きく叫ぶ。

 「諸君、サンタ大天使召喚の時である!!」

 『ウォォォォォォォォォォォォオォォ!!!!!!!!』

俺の言葉に力強く答えるジャッファとニノを除く烈火メンバー。

 「当然のようにリンとフィオーラも引くまで退くなという指示が出た。いいか、諸君!! 諸君が欲しいのはなんだ!!」

 『ニノ!! ニノ!! ニノ!! ニノ!!』

 「そうニノだ!! しかもサンタニノだ!! 天使かな? 天使だったな。行くぞ!! 石版起動!!」

浮かび上がるのは青1つに無色3つ、緑1つ。これがそこらの召喚士であったなら『チ、緑1つかよ』と言ってソティスの緑に突撃するのだろう。

だが、我々はよく鍛えられたニノを愛で隊なのだ。

 「当然のように青いったぁぁぁぁぁぁぁく!!!!!!」

 『ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!』

舞う土煙。テンション上がる俺達。浮かび上がるシルエット。さらにテンションが高まる俺達。

そこにはやっちまった表情を浮かべたツバキがいた。

 「て……てへ!!」

 「インバース、ブルーニャ。拷問してから送還だ」

 「「承知」」

 「お慈悲を!! お慈悲をぉぉぉぉぉぉ!!!!」

インバースとブルーニャに連れていかれる罪人が何やら叫んでいるが俺は無視する。奴の罪は俺達のテンションが最高潮の時に出てしまった事だ。

 「まぁ、最初から出るとは思ってないしな」

 「143個あるんだから気長に行こうよ」

 「まぁ、あまりゆっくりしてると黒い牙連中が何するかわからんけどな」

ヘクトルの言葉に俺達が黒い牙組に視線を向けると全員が武器を構えて俺をみていた。

 『召喚士、次は?』

 「オーライ。サクサク行こう」

そして流れ作業のように召喚を始める。

舞う土煙。浮かび上がるシルエット。出てくるヒーロー。この時点で身長がニノではなかったので黒い牙の視線は早く次をしろと急かしてくる。

 「あれぇ? みんな集まって何してるの?」

そして脳みそが足りていない言葉。魔法少女ティルテュちゃんであった。

 「召喚中だ。早く降りろ」

 「うん、わかったぁ」

俺の言葉にペカーといった雰囲気の笑顔で返してくれるティルテュ。このヴァイス・ブレイブの数少ない癒し枠である。

 「ティルテュちゃんも10凸目指すって言ってなかったっけ?」

 「今のでちょうど11人目なんだよなぁ。羽の使い道もないから凸らせてもいいんだけどな」

エリウッドの言葉に返しながら俺は石版に青オーブを叩き込む。

舞う土煙。浮かび上がるニノくらいの身長のシルエット。晴れる土煙。そこにはキョトンとした表情を浮かべた大天使がいた。

 『キタァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!』

一瞬にして俺達のテンションは振り切れた。

 「召喚士、今回ばかりはよくやった!!」

 「兄貴の言う通りだぜ!! 普段はクソで鬼畜で外道だけどニノのことだけは褒めてやるよ!!」

 「ははは、今は気分がいいから許してやるが、言葉遣いには気をつけろよリーダス兄弟」

俺とロイドとライナスは中指を立て合うが、リーダス兄弟はラガルトとウルスラにチヤホヤされているニノのところに速攻で行った。

 「まさかすり抜けなしとはな」

 「普段の召喚士だったら考えられないよね」

 「お前ら、今回の召喚相手は大天使だぞ?」

 「「納得」」

すり抜けなしで来てくれるとかニノちゃんマジ天使。

 「そういや召喚士!! 二ノがサンタだったらトナカイ役が必要だろ? なんだったら俺と兄貴がやってもいいぜ!!」

 「何を言ってるんだライナス。サンタは一晩で全国を回らなきゃいけないんだぞ? だったらトナカイに必要なのは素早さだ」

 「は? ラガルトも何を言っているのかしら? こんなに可愛いニノの隣に立つのよ? むさい男はお呼びじゃないわ」

そして始まる黒い牙の内乱。ニノから見えない位置で拳が飛び交っている。

だが、そんな彼らに俺は残酷な現実を突きつけなければならない。本当は言いたくないのだがしょうがないのだ。

 「今回のニノのサンタ役はジャッファだ」

俺の言葉に無表情になる黒い牙。だがすぐに笑顔になってニノと視線を合わせる。

 「悪いな、ニノ。ちょっとやらなきゃいけないことができた」

 「え? う、うん。ロイドお兄ちゃん。私も手伝おうか?」

 「ニノはせっかく可愛い服をもらえたんだ。それを汚しちゃいけねぇよ」

 「も、もう!! ライナスお兄ちゃん!! 私だってもう大人なんだよ!!」

ニノの『私はもう大人』発言の可愛らしさに鼻血が溢れる黒い牙。

 「そう言う君も出てるからね」

 「エリウッドもな」

 「ヘクトルもだけどな」

当然のように流れ弾は俺達にも着弾した。

 「それじゃあ召喚士、ニノをよろしくね」

 「安心しろ、結晶の貯蓄は十分だ」

俺の言葉にサムズアップしてくるウルスラ。俺も笑顔で返す。そして笑顔のまま部屋から出て行った。

 『死神の野郎!! 今日こそぶち殺してやる!!!』

 『待ちなさいライナス!! まずは生まれてきた事を後悔させてやってからよ!!』

 『見つけたぞジャファァァァァル!!!!』

 『ラガルトはそのまま回り込め!! 俺とライナスとウルスラで追い詰める!!!』

外では一瞬にして狩が始まったようである。

俺はその喧騒が聞こえないようにニノの耳を塞いでおく。それにニノは不思議そうに首を傾げた。

 「どうかしたの、召喚士さん」

 「「「なんでもないよ」」」

俺達の微笑みがとても優しいものだったと供述したのは烈火メンバーで唯一正気を保っていたレイヴァンだけであった。

 




大天使ニノエル(サンタ)
待ちに待った超英雄大天使。しかもサンタ。無課金で来てくれるとか天使かな? ああ、天使だった。

黒い牙の皆さん
超絶可愛い大天使の姿にご満悦。

ジャッファ
火刑に処されたそうだが、そのような記述がアスク王国ヴァイス・ブレイブ自治領の公式文書にそのような記載はない。



そんな感じで超絶可愛い大天使が我がヴァイス・ブレイブに降臨しました。無課金で来てくれるとか天使かな? ああ、天使か。
当然のように修練の塔という危険な場所でレベリングとかできないので結晶でレベル40に。ついでに奥義も持っていなかったのでクソみたいに余っているクロムの本を使って天空をプレゼント。あとはSP稼ぎだな。

え? 個体値? 女神と大天使には個体値とかねぇから。
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