召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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本人と絡ませたかったのですが、思いつかなかったのでいつものメンバーです


召喚士と(ステが)微妙な英雄

 「俺、死ぬかもしれない」

 「お、ついにリンに浮気がバレたのか?」

 「Nice Boat.案件かい?」

 「少しは心配とかできねぇの?」

俺が重大そうに言っても、悪友二人はいつも通りの返しだった。

 「んで? 何かあったのか?」

ミカンの皮を剥きながらも話を聞いてくれるヘクトル。なんだかんだで人がいい。だから、後で奥さんのフロリーナにエルフィとデート(筋力トレーニング)していたことをチクってやろう。

 「いやな、活動報告でちょっと書いたんだけど、カミラ姉さん(晴れ着)とドルカスが同時に来たんだよ」

 「そうだね。そのおかげでどっかの脳筋ジェネラルは戦禍の連戦から外されてドルカスが入ったしね」

 「速攻でこき使われているせいでドルカスの目が死んでるけどな」

武器に遠反があって、ステータスが高いのが悪い。

 「その日の夜に『ひょっとしたら出るんじゃね?』と思ってアクア(晴れ着)狙いで一回回したんだよ」

 「その結果がクリスマスガチャだったと思うんだけどね」

クリスマスガチャなんてなかった。

 「……一発でアクア(晴れ着)が出たんだ」

俺の言葉にヘクトルは食べようとしたミカンを、エリウッドはお茶の入った湯呑みを落とした。だが、俺はさらに続ける。

 「そんな、まさかと思って今度はFGOの福袋ガチャを回したら、欲しかった英霊がピンポイントで来たんだ」

 「……ありえない」

思わず呟いたエリウッドの言葉に俺は頷く。

 「流石にもう出ないだろうと思って、友人から聞いた無料で10連をひけるキャンペーン中のデレステを引いたんだ」

そこまで言って一度言葉を切る。ヘクトルとエリウッドも真剣な表情で俺を見る。

 「担当アイドルのSSレアが出た」

 「嘘だろ……」

 「この世の破滅じゃないのかい?」

相変わらず失礼なエリウッドである。

 「その後に『乗るしかない、このビックウェーブに!』って思いながら作者はバンドリの10連を引いた」

 「「結果は?」」

二人の真剣な表情に俺は力強く頷く。

 「爆死した」

 「「ですよねぇ」」

そう上手くはいかないってことです。

 

 

 

さて、そんな新年のガチャ状況も済んだところで本題である。

 「二人に見て欲しいのはこの英雄だ」

俺はそう言って一人の英雄の情報を見せる。

 「フィル……だったよな」

 「バアトルの娘とは思えないよね」

フィルはきっとカアラに似たんだろう。

 「正直に言おう。ステータスとスキルが微妙」

俺の言葉にヘクトルとエリウッドは同時に顔を背ける。

何が可哀想って攻撃、速さ、守備が完全にアイラのほうが上。頼みの魔防はリンとヨシュアのほうが上というところである。能力で考えたらアイラかヨシュアを素直に使ったほうがいい気もする。

 「そこで肝心なスキル構成だが、魔防の高さを生かせる氷華はいい。だが、他が速さとすり抜けって……」

敵をすり抜けられて味方に回復されても、返しのターンで36しかない攻撃力のせいで相性有利の斧を殺しきれず、ぶち殺されたこともある。

 「武器も原作で持ってた倭刀を持ってきてくれればいいのに、何故キルソードなのか……」

 「そこはほら、伯父さんに気を使ったのかもしれないよ?」

それでも素直に倭刀を持ってきてくれ。

 「そこで二人にもフィルにあったスキルを考えて欲しい」

俺の言葉にヘクトルとエリウッドが同時に考える。だが、すぐにエリウッドは口を開いた。

 「単純に火力を上げるんだったら鬼神の一撃はどうだい?」

 「うちにクレインはいない」

無色を回しても全く出てこないクレイン。なんでや! スキル継承の素材にされるだけやぞ!!

 「鬼神の一撃2で我慢するしかないんじゃないかい? 幸いホークアイは何人かいるわけだし」

 「それだと+4で40にしかならないんだよなぁ。他の赤剣にも届かない」

ちなみに赤剣でフィルに次いで低いのはカレルである。エイリークにも負ける剣魔(笑)。

 「他に攻撃力を上げるんだったら、獅子奮迅とか死線とかかなぁ」

 「獅子奮迅じゃあ攻撃力40いかないし、死線だと生命線の魔防も下がるからなぁ」

エリウッドの意見に俺は首を傾げる。ぶっちゃけ俺は火力厨なので攻撃力が高いほうがいい。だからスリーズにわざわざバフ効果で攻撃力が上がるニノ砲を継承させたわけだが。

 「あとは攻撃の覚醒くらいかい?」

 「HP50%以下とか調整をミスる自信があるぞ」

 「そんなことでドヤ顔しないでくれるかい?」

闘技場とかで何回配置ミスって負けそうになったことか。

そこでずっと黙っていたヘクトルがようやく口を開いた。

 「だったら相性激」

発言の途中でヘクトルにデュランダルが叩きつけられる。相性激化=ロイ星4の犠牲なんだから、この親バカがやらせるわけないだろうに。学習しない男である。

 「だったら、獅子奮迅に差し違えで殺られる前に殺れの精神かな」

親友に対して致命傷の一撃を叩き込みながらも、平然と会話を続けるエリウッド。

 「確かにドタコンのバアトルなら喜んで犠牲になるだろうけどな」

俺も無視して会話を続けるけどな!

リンには獅子奮迅の待ち伏せ、武器錬成もしたので攻め立ての効果も追加された(と信じてる)スキル構成なので、住み分けは可能か……?

 「まぁ、どっちにしてもこの会話は本人には聞かせられないな」

 「そうだね。せっかく星5レベル40になって憧れのカアラに近づいたって喜んでいたからね」

俺とエリウッドが笑いながら会話をしていると、扉がガタリと揺れた。

俺とエリウッドは目線を合わせて、お互いに頷くとゆっくりと扉を開く。そこには涙目になったフィルがいた……って!?

 「フ、フィル!? いつからそこに!!」

 「その……くりすますがちゃと言っていたところから……」

最初からじゃないですかやだぁ。

 「す、すいません。私、漆黒の騎士さんに鍛えてもらってきます!!」

 「黒の月光覚えたら面白いかもしれないけど落ち着け!!」

ちなみにこの後フィルを泣かせたということでバアトルと鬼ごっこになったのは言うまでもない。

 




フィル
封印の剣士。バアトルの娘なのにバアトルに全く似ていない。真面目キャラのイメージが強すぎてキャラが崩せず、メイン回でありながらメインでなくなってしまった。本当にすまない。ちなみにスキル継承で悩んでいるのはガチです。何を継承させればいいんだ……

FGO福袋ガチャ
聖杯転輪中のジャンヌ・オルタちゃん

デレスレ担当アイドル
中の人はFEHではシーダをやっています。花嫁シーダが欲しくて回した結果出てきた3人の花嫁シャーロッテ。

バンドリ
紗夜の星4プリーズ!!



どのキャラでもそんなんですけど、スキル継承悩みますよね。作者は現在、カミラ(ノーマル)にニンジンの斧を継承をさせたことで、カミラ(ノーマル)を育成し直しています。そしてそれぞれ別バージョンが3人づついるリン、カミラ、アクア。リンちゃんパーティを目指していたら、カミラとアクアもリーチなったゾ!


活動報告の方でも少し書かせていただきましたが、タグに出番の多い『ヘクトル』と『エリウッド』を追加しようか悩んでいます。追加したほうがいいと思う方は活動報告にそれ用の場所を作っときますので、そちらに意見等を送ってください。タグの例でもいいですよ。例えばデブ剣(エリウッド)みたいな感じで。
それと書いて欲しい英雄がいれば同じ活動報告に投げてください。投げるだけならタダです。書けるかはわかりませんが。
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