召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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ずっと書きたかったラクチェちゃん!!

待ってたよ!!


カオスの権化・ラクチェ登場

恐ろしく気が進まない召喚である。それと言うのも我がヴァイス・ブレイブの修羅筆頭アイラが今回のガチャに自分の娘がいることを知ったからだ。

 『私の娘であるならば強いに決まっている。ぜひとも死合ってみたい』

修羅筆頭の発言である。

正直なところこれ以上の修羅のログインは勘弁して欲しかったのだが、アイラによる『ふむ、召喚してくれないのならば私が産むしかないな。召喚士殿、覚悟しろ』と言う完全な逆レイプ宣言に俺は白旗をあげるしかなかった。

赤オーブを石版に叩き込む作業。途中で二回ほど出てきたシャナンくんは即座に修羅であるカアラとアテナに連れていかれて召喚室まで届くくらいの悲鳴をあげている。

突然修羅の世界に連れてこられたシャナンくんに黙祷。

 「いやぁ、なかか出ないねぇ」

 「召喚士が目当ての英雄を簡単に引けるわけないよな」

笑いながら超絶失礼なことを言ってくるバカ二人。こいつらは後で地獄に落とすとしよう。

ちなみに今回はリンとフィオーラもきている。なんでもアイラが俺に(性的に)襲いかかることを防ぐためらしい。

俺は姫かな?

そんなどうでもいいことを考えながら赤オーブを石版に叩き込む。

巻き起こる土煙。浮かび上がるアイラを子供にしたようなシルエット。

 「わたし、ラクチェ! こう見えても、一人前の剣士よ。役に立ってみせるんだから!」

 「お、すり抜けなしだね」

 「ある意味でシャナンがすり抜けかもしれないけどな」

 「うるさいぞ、バカ二人」

まぁ、可哀想なラクチェちゃんはこのまま母親に強制連行されて修羅道場に放り込まれるのだろう。

しかし、そのラクチェは驚愕した様子で俺を見ている。

 「なんだ?」

 「パパ!!!」

その瞬間に俺はリンとフィオーラの斬撃の襲撃にあうのであった。

 

 

 

 

 「それで? 俺をパパ呼びとはどういうことだ?」

 「う〜ん、この明らかに殺されるレベルの斬撃を受けても生きている感じクマムシ並の生命力だね!! パパ!!」

 「パパはやめい!!」

なにせ俺のことをパパと呼ぶたびに俺を性的に狙ってくる女性英雄達からの視線がやばい。

 『抜け駆け……』

 『やっぱり薬で……』

 「すっごい不穏なこと言っている人いるけど、パパ大丈夫?」

 「貴様が素直に呼び方訂正してくれたらいいだけなんだけどなぁぁ!!!」

俺の叫びを笑って流すラクチェ。

 「あ、やばい。今の笑い方に召喚士の面影を見た」

 「ヘクトルもかい? 僕も同感だよ」

完全に対岸の火事なので愉悦の表情を浮かべるバカ二人。

ちなみにラクチェの爆弾発言はあっという間にヴァイス・ブレイブに広がり、所属する英雄の大半が大広間に集まっていた。

 「それで? なんで俺が父親なんだ?」

 「父親じゃないですよ? パパです」

 「意味は一緒だろうがぁぁ!!」

 「気分の問題なんだけどなぁ。ほら、パパの方が可愛くないですか?」

その発言に多数の親バカ英雄が自分の子供にパパ呼びさせるという事件が発生したが完全に余談なので流すことにする。

 「それじゃあ、召喚士さんがパパであることを説明する前に私の出典世界の説明からしなくちゃいけませんね」

 「? 聖戦じゃないのか?」

俺の言葉にチッチッチと指を振るラクチェ。

 「いいですかパパ。FEシリーズには結婚出産システムにより多彩なバリエーションのカップリングがあります」

 「なんだ、説明が始まった時点でものすごい地雷臭がするぞ」

 「パパの発言は無視しますね。そこで問題になってくるのが子供達の能力です。親によってスキルや能力が違う。これは色々なシリーズをやったエムブレマーなら当然の事実です」

まぁ、その通りである。そのせいで片親不明の子供英雄がヴァイス・ブレイブには溢れているわけだが。

 「そんな無限にもある子供達世代が集まった場所。それが『ファイアーエムブレム・ユニヴァース』です」

 「ユニヴァース」

 「具体的な場所を言うと京都市南区鳥羽鉾立町11番地1です」

 「……それって任天堂本「ファイアーエムブレム・ユニヴァースです」……ユニヴァース?」

 「ユニヴァース」

ユニヴァース。

 「説明を続けるとそこには様々なカップリングによって発生する子供達が登録されています」

 「だとするとお前さんが俺の子供だと言うのはどう言うことだ? 俺の出身世界は烈火だぞ?」

俺の言葉にラクチェはうんうんと頷く。

 「わかります。なんでパパ見たいな人間の屑から美少女ラクチェちゃんが産まれたのか謎なんですね。はぁぁぁぁい!! 疑問に思う人ぉぉぉぉぉ!!」

 「はい!! 我、超気になる!!」

 「ユリア。殺れ」

 「汝は竜! 罪ありき!!」

ラクチェのノリに乗っかった愚かな駄竜は竜殺しに処分させておく。

 「うんうん、ノリが良くって大変結構。それじゃあ答え合わせです!!」

じゃかじゃん!! とノリノリでホワイトボードを出してくるラクチェ。そこに図を書きながら説明を始めた。

 「実はファイアーエムブレム・ユニヴァースは結婚・出産システムがある世代だけじゃなく、親と子供世代に繋がる出典、わかりやすい例で言うと烈火と封印ですね。これのCPの子供達も存在します」

 「つまり僕がウルスラ以外と結婚したロイも存在しているわけだね」

エリウッドの言葉にラクチェは頷く。

 「そうは言ってもエリウッドさんとウルスラさんが結婚する世界線なんて存在しなかったはずなんです。ですがパパの登場で色々狂います」

こんな感じですね〜と言いながらラクチェはホワイトボードをぐちゃぐちゃに書き潰す。

 「はい、現在のファイアーエムブレム・ユニヴァースは完全に混沌になって狂ってるんですよね。主にパパとFEHのせいで、今まではある程度決まっていたカップリングが完全に自由になってしまいました。そのせいでパパとアクアさんの子供のシグレさんもできてしまったわけですね」

その発言にガタッとした歌姫がいたが、即座に息子にステイさせられていた。

 「あ〜、つまり?」

 「私の場合ですと『FEHに結婚出産システムが実装されてアイラが召喚士に逆レイプを仕掛けた結果産まれたラクチェ』と言うわけです」

なんだか頭が痛くなってきた。

 「簡単に言うと?」

 「認知して、パパ!!」

 「できるかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

俺の叫びに心底楽しそうに笑うラクチェ。そしてさりげなくラクチェの隣に座っていたアイラが口を開く。

 「ふむ、よくわからんがお前は私と召喚士殿の子供なわけだな」

 「そうだよ、ママ!! ライバル達から一歩リード!! やったね!!」

 「そんなことはどうでもいい」

アイラの言葉に泣き真似しながら俺に泣きついてくるラクチェ。

 「パパ聞いた!? 娘のことをどうでもいいって!!」

 「正直、俺もどうしていいかわからない」

 「いつも混乱に落とす方だから落とされるのに慣れてないんだねぇ」

ぶん殴ってやりたいこのガキ。

 「うむ、お前が私の娘というのならその証を見せてみよ」

そう言ってエクスカリバーを抜いて宝具を発動しようとするアイラ。そして即座に大広間から逃げちる英雄達。

よく訓練されている。

しかし、そんなアイラを見てもラクチェの余裕は変わらない。

 「ふふふ、ママ。武器の継承は子供システムの基本だよ? そんなわけで……」

そして見覚えのありすぎる剣を二本取り出すラクチェ。

 「じゃじゃ〜ん!! エクスカリバーにと〜りゅ〜!!」

 「ちょっと待て!! 何故二本も持っている!?」

 「やだなぁ、パパ。ファイアーエムブレム・ユニヴァースにいる別の私からパクってきただけだよ」

 「どういうことだ!?」

全く説明になっていない説明をするラクチェ。しかし、我らが修羅筆頭は止まらない。

 「フハハ!! いいだろう!! 娘よ、この一撃を受けてみよ!!」

 「みんなには内緒だよ? 秘密カリバー!!!!!」

 「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

そして脱出に失敗した俺は見事に爆弾に巻き込まれるのであった。

 




ラクチェ
この作品でも屈指のキャラ崩壊を起こした少女。もはや原型をとどめていない。パパは召喚士、ママはアイラ。鬼畜クソ外道と修羅筆頭から産まれたカオスの権化

アイラ
娘が強くて満足

召喚士
まさかの血の繋がった娘がいた事実に驚愕を隠しきれない。

ファイアーエムブレム・ユニヴァース
任天堂本社ではない。ファイアーエムブレム・ユニヴァースだ。



そんな感じで確実にラクチェファンに怒られるであろうラクチェ編です。このラクチェちゃんは初期から構想はありました。具体的に言うとアイラ実装の時点で。でもなかなか実装されなかったのでついに書くことができて作者は嬉しい。そしてラクチェファンはごめんなさい。うちのラクチェちゃんはカオスの権化です。クラスはきっとフォーリナー

そういえば正月ガチャでキヌを引きました。ノーマルキヌですけど。なんとこのキヌちゃん攻撃不得意で守備得意という愛玩動物としてしか価値がないキヌちゃんです。
今度はこのキヌちゃんで一本書きたいところ。
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