召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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「あ〜、ついにFEHも定期販売に乗り出したか。まぁ、買う気ないしいいか」

リンちゃんの新衣装

「……クッソぉ!!」(グーグルプレイカード購入)


リンとマッド魔術師

 「新しい服ですって?」

リンは召喚士とカナスが持ってきた服を顔を顰めながら見る。そしてリンは召喚士とカナスを睨んだ。

 「今回は何をやったの?」

 「おいおいリン! 俺達が常に何かやらかしていると思われるのは心外だぞ!」

 「そうですよ! 僕達は常に規則正しい魔術師生活を送っているだけなのに!!」

 「魔法の実験で死の国の国土崩壊」

 「「こいつがやりました」」

リンのツッコミに速攻でお互いを売るマッド魔術師達。

お互いの頬を引っ張り合う召喚士とカナスを見ながらリンは呆れたようにため息をついた。

 「これを着てどこに行けばいいの?」

 「お、流石はリン! 話が速い!」

 「それじゃあ外の訓練場に来てくださいね」

 「やっぱり普通の服じゃないのね……」

 

 

 

リンは召喚士とカナスに渡された服(途中であったフィヨルムからニフル風の服であったことを知った)に着替えてから訓練場に向かう。するとそこには胡散臭い笑みを浮かべた召喚士と怪しげに空間ディスプレイを浮かべたカナスがいた。

 「おぉ、リン。よく似合ってるぞ」

 「これが貴方達が用意した服じゃなかったら素直に喜べるのだけどね」

 「言われてるぞ、カナス」

 「君のことですよ」

 「貴方達両方よ」

 「「心外な!!」」

召喚士とカナス。どちらかが渡してきたら素直にプレゼントとして喜べた(特に召喚士の場合他のライバルにマウントを取れる)のだが、二人で渡してくるとそれはプレゼントではなくて実験台になれという意味だ。烈火時代も主にセインが実験台にされていた。

 「それで? これはなんなの?」

 「まぁ、説明するより実際にやってもらった方が速いか。カナス、術式は?」

 「ちょっと待ってください……はい、大丈夫ですよ」

 「よし、それじゃあリン。軽くジャンプしてみてくれ」

会話の節々にある不穏な気配を感じ取りながらもリンは言われた通りに軽くジャンプしてみる。

50メートルくらいの大ジャンプになった。

 「おぉ、成功だ!」

 「召喚士、見てくださいよこの数値!」

 「やっべ! この数値だったらうちが誇る戦闘ジャンキー共とも戦えるんじゃね!?」

 「これはやばいですね! 間違いなく行けますよ!」

真顔でスーパーヒーロー着地を決めるリン。実験データを見て狂喜乱舞するマッド魔術師二人組。

 「こ・れ・は・な・に?」

 「待て待て待てリン!! まだ術式解いてないから頭掴まないで!」

 「割れちゃいます!! 僕らの優秀な頭脳が割れちゃいます!!」

そしてリンは握りつぶす勢いで二人の頭蓋を掴む。

とりあえずリンは二人を正座させて事情聴取する。

 「それで? これはなに?」

リンの言葉に召喚士が手をあげる。それに発言の許可を出すリン。

そして召喚士はキメ顔で口を開いた。

 「君へのプレゼンっ!?」

 「発言には気をつけなさい? 今は冗談の時間じゃないわ?」

発言の途中で容赦のない前蹴りが召喚士の顔面に決まる。召喚士は200メートルほど吹っ飛んで地面に倒れ伏している。

それを見てリンは首を傾げた。

 「身体能力が上がっている?」

 「流石は戦闘民族サカの民出身者のリンさん。その通りです!! その服は僕と召喚士が特注で作り上げた服!! 言わばパワードスーツです!!」

マッドの発言でリンちゃんの胃がマッハ。

 「ちょっと待ちなさい、パワードスーツですって?」

 「その通りです。それは服の繊維一本一本に僕と召喚士が術式を組み込んで作り上げた一品です。世界観に合わせて言うならパワードスーツじゃなくて神装兵装とでも言いましょうか」

リンの頭痛が止まらない。このマッド共は並の魔術師だったら一生をかけて研究する代物を共同で開発することによって完成させてしまったのだ。

 「ちなみにメインで編み込んでいる術式は身体能力向上ですが、他にも」

そして嬉しそうな表情でリンが着ている服の説明を始めたカナスをリンは無視する。むしろ「理論上はユンヌの一撃を耐えられるはずです」と言う発言を意識的に無視した。そうでないとこのマッド共は実験をしかねない。

 「召喚士、これは大量生産できないの?」

戻ってきて律儀に正座をしている召喚士にリンは言葉をかける。それはこれを大量生産して治安維持部隊に配備しようと思う人間の発言であった。

 「あ、それは無理だ。さっきカナスが言った通り、それは繊維一本一本に術式を組み込んでいるから恐ろしく手間がかかる上に、その編み込む術式も着る本人に合わせて作らなきゃいけないから大量生産には向いていない。まぁ、一点ものだな」

 「そう。ちなみに失敗していたらどうなる予定だったの?」

リンの質問に召喚士とカナスは小声で話こむ。そしてカナスが手を挙げた。

 「怒りませんか?」

 「八つ当たりはギムレーにするわ」

 「「失敗した場合ヴァイス・ブレイブが消し飛んでいました」」

マッドの発言にリンは頭痛が痛い。マッド達に常識は通用しないと思っていたが、まさかここまでとは思っていなかった。

 「まぁ、成功したからいいよな!!」

 「そうですね!!」

 「もし失敗していたらどうするつもりだったの?」

 「「魔術の発展に犠牲はつきものデース」」

 「ダイジョーブ博士……!!」

マッドに常識は通用しない。

リンは呆れながら首を振る。

 「まぁいいわ。今回の実験が上手くいったんだったら、今後も大丈夫でしょうしね」

 「流石はリン!! 話がわかる!!」

 「やっぱり初手リンさんは成功でしたね!!」

 「調子に乗らない。それで? いつも一緒になってやってるパントは?」

リンの言葉に召喚士とカナスは首を傾げる。

 「パントの奴は個人で研究したいことがあるからって不参加だぞ」

 「なんか『これが成功したらヴァイス・ブレイブはもっと楽しいことになるぞぉ!!』って張り切っていましたよね」

召喚士とカナスの言葉にリンの嫌な予感が強まる。パントが張り切る? それはやばいことの前兆だ。

 「待たせたな諸君!! ついに完成したよ!!」

 「「「パント!!」」」

そして転移魔法で三人のところにやってくるパント。いつものイケメンスマイルを浮かべながらパントは爆弾を落とす。

 「ついに召喚士の絆を結べる相手を三人まで拡張できる魔術を開発したぞ!!」

それは新たな戦争の幕開けであった。

 




リンちゃん
パワードスーツ(マッド特性)を手に入れた。

神装兵装
言うところの神装英雄

マッド魔術師
召喚士、カナス、パントの三人組。日夜怪しい魔術実験を繰り返す。

パント印の絆英雄拡張
完全に大炎上案件




リンちゃんに新しい衣装? それは買うしかねぇ!!
そんな感じでフェーパスを購入した作者です。そしてステータスアップの理由も我が作品が誇るマッド達による実験の成果と言う独自設定。
アンドロイドの作者はメンテが終わったツイートを見た瞬間にFEHを起動してフェーパスを購入→まさかのエラーで半ギレし、普段はしない公式へ『エラーが出たぞ』(原文ママ)を送りました。
その後に無事にリンちゃんが来たのでうちのリンちゃんは10凸、花凸、絆、神装の完全究極体リンちゃんになりました。
飛空城と闘技場の防衛に置いて自慢しておきます(完全に自己満足)


え? 増えた絆枠? 誰に使うかまだ決めてないよ。
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