召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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ヴァイス・ブレイブ学園編ですよ


リリーナ様は告らせたい

ヴァイス・ブレイブ学園昼休みの食堂。多くの学生が通うヴァイス・ブレイブ学園には巨大な食堂が作られている。

そこでリリーナ、アルテナ、イシュタル、メルセデスは一緒に食事をとっていた。

召喚された英雄とは言えいるのは年頃の乙女である。会話の内容は当然のように

 「そうなのぉ。アルテナには好きな人がいないのねぇ」

 「い、いえ……その私にはまだ早いと言うか……」

顔を赤くしてゴニョゴニョ言っているアルテナをメルセデスは生暖かく見守る。空飛ぶルカという不名誉な渾名を付けられていてもアルテナだって年頃の乙女だ。恋をしてみたいとも思うがいい人がいない。

メルセデスは次にイシュタルをみる。その視線にイシュタルは顔を赤くした。

 「イシュタルはユリウスよねぇ」

 「え、ええ、まぁ」

イシュタルの言葉に全員の視線が一人の英雄に集中する。

ニノに声かけをして黒い牙に連行されるユリウスであった。

それを見てイシュタルは手で顔を覆い。他の面々は気まずそうに視線を逸らした。

一度咳払いをしてからメルセデスはリリーナを見る。

 「リリーナはわかりやすいわよねぇ」

 「ロイですよね」

 「……そんなわかりやすいかしら?」

アルテナにまで言い当てられてリリーナは思わず首を傾げる。それにメルセデス達は力強く頷いた。

 「なんと言うか視線でわかりますよね」

 「一目で『ああ、リリーナはロイのことが好きなんだ』ってわかりましたね」

イシュタルとアルテナのダブルツッコミに思わずリリーナも顔を顰める。

 「……でも全然ロイは気づいてくれないわ」

リリーナの言葉に全員の視線がヴァイス・ブレイブ学園屈指のイケメン集団になっているロイ達のところに集まる。

何故かど真ん中でラクチェが『親にはぐれた ひなどりも いつかはやさしい ふところに かえるあしたもあるだろう だのに なぜ めぐりあえぬ 父の影 なくものか ぼくは男だ しんじてる しんじてる その日のことを この手で父を だきしめる日のことを』と歌っている。

メルセデスはそのメンバーにその歌はクリティカルヒットではないかと思ったがキチガイに声をかけてキチガイの仲間扱いされるのは嫌だったので無視することにした。

 「告白したらいいんじゃないかしらぁ」

メルセデスの言葉にリリーナの顔は真っ赤に染まる。

 「そ! そそそんなこと!! 断られたら今までの関係もなくなっちゃうかもしれないし!!」

 「ですがラインハルトから聞いた話ですとロイさんは結構告白されているらしいですが」

 「待ってイシュタルさん。その話詳しく」

そしてイシュタルの爆弾発言にリリーナは顔をマジにしてイシュタルに近寄る。イシュタルは顔を仰け反らせ(その時に乳が揺れてリリーナは地味に傷ついた)ながら説明する。

 「ら、ラインハルトがロイさんと仲良いらしく。どうやって断ったら一番傷つけないか相談されたそうです」

ちなみにこの悩みはロイ達イケメン集団全員の悩みである。

イシュタルの言葉にリリーナはう〜んと考える。それにメルセデスは助け舟を出した。

 「惚れ薬が必要だったら先生に言えば用意してくれると思うわよぉ」

 「「「その発想はダメ」」」

あらぁ? と首を傾げるメルセデス。召喚士の下で長く学ぶと常識を失うのが困りものである。

召喚士塾塾生で数少ない常識人であるイシュタルが口を開く。

 「薬を使うのは問題ですが、告白すると言うのはいいのでは?」

 「でも……」

イシュタルの言葉にリリーナはすごく言いづらそうにする。しかし、意を決して口を開いた。

 「告白するより告白されたい……」

 「乙女ねぇ」

リリーナちゃんは乙女だから告白するよりされたいのだ。

 「ですがどうやったら告白されるのでしょうか?」

 「おやおやおやおや? アルテナさんがそれを言うんですか?」

 「「「キャア!!」」」

突如ぬるりと現れたラクチェに可愛らしい悲鳴をあげるリリーナ、アルテナ、イシュタルの三人。メルセデスは半目でラクチェを見ている。

 「気持ち悪い現れ方しないでくれるかしらぁ」

 「やだなぁ、人をゴキブリ見たいに言わないでくださいよメーチェ姉さん」

 「ゴキブリは殺せるからまだマシよねぇ」

 「う〜ん!! ゴキブリ以下扱い!! これって何故ですかねぇ!!」

 「普段の行いのせいじゃないかしらぁ」

テンポの良い会話を繰り広げるメルセデスとラクチェ。と言うのもラクチェは誰にでも容赦なく意味不明な絡みをするが、召喚士の弟子達には特にそれが顕著である。

そしてラクチェは制服のポケットから手帳を取り出した。

 「イシュタルさん21回、アルテナさん11回」

 「? 何の回数かしらぁ?」

 「学生から告白された回数です!!」

ラクチェの言葉にイシュタルとアルテナはゴフゥと吹いた。二人とも顔真っ赤だ。

 「ラ、ラクチェさん!! 何で知っているんですか!?」

 「あま〜い!! この学園でラクチェちゃんに秘密事なんかできないと思ってください!! なんだったらアレスさんとリーンさんが教室で一線を超えた回数まで知っていますよ!!」

とんでもない流れ弾がアレス達の直撃したが、本人達がいなかったのでセーフである。

ちなみにリリーナとイシュタルは『一線を超えた』意味を理解できていなくて首を傾げているが、アルテナは顔を赤くしていた。

そんなアルテナを見てメルセデスとラクチェは同時に口を開いた。

 「「ムッツリアルテナ」」

その言葉に真っ赤な顔を机に伏してしまうアルテナ。

そんなアルテナを無視してラクチェは口を開く。

 「う〜ん、ロイさんは攻略難易度激ムズですからねぇ」

 「や、やっぱり狙っている娘多いのかしら?」

リリーナの言葉にラクチェは手帳のページをめくり始める。

しかし途中でやめて笑顔を浮かべた。

 「いっぱいいますね!!」

 「そうなの!?」

 「ですねぇ。一般生徒だけで行われたヴァイス・ブレイブ学園イケメンランキングではセリスさんと激戦を繰り広げましたからねぇ」

ちなみにアレスは相手がおり、リーフは親がモンペのために意外と順位は低い。

 「や、やっぱり私から告白するしかないかな……でも、もし断られたら……」

リリーナは顔を青くして一人呟く。そんなリリーナの肩をラクチェは力強く叩いた。

 「大丈夫です!! 私にいい考えがあります!!」

 「それは失敗フラグじゃないかしらぁ」

 「メーチェ姉さんはシャラップ!! リリーナさん!! ここはズバリ生徒会です!!」

 「「「生徒会?」」」

ラクチェの言葉にリリーナ達は首を傾げる。それにラクチェは自信満々に頷く。

 「そうです!! ロイさんに生徒会長!! リリーナさんには副会長になってもらいます!! 完全無欠の生徒会長に親が大貴族のリリーナさん!! これは先に告白したほうが負けみたいなラブコメが展開されること間違いなしですよ!!」

リリーナ達は完全に『こいつ何言っているんだろう』と言う視線でラクチェを見ていたが、ラクチェは『こいつはじっとしてられねぇ!! アティ理事長に直談判だ!!』と叫びながらどこかに行った。

無言の空間が広がるリリーナ達。そしてアルテナがポツリと呟いた。

 「え〜と……なんだったんでしょう?」

 

 

 

ちなみにラクチェがアティに生徒会の結成を進言したところ却下されたが、イシュタル、ラインハルト、オルエンの3名が連名でお願いしたところ生徒会が結成されることになった。

 




リリーナ
ロイに恋する乙女

アルテナ
好きな相手で一瞬思い浮かんだのは召喚士だったのは絶対に秘密にしようと決めている。主に自分の命のために

イシュタル
好きな相手は小児性愛者

ラクチェが歌っていた歌
ボルテスVのエンディングである『父をもとめて』。名曲だから皆さん聞いてみてください

アレスとリーンが超えた一線
リンの教えを受けたリーンがアレスを襲った




そんな感じでヴァイス・ブレイブ学園編です。相変わらず好き勝手やってる女剣士がいる気がしますがここでは平常運行。
兎ガチャが来ましたねぇ。作者も無料召喚が久しぶりに仕事をしてくれました。
えぇ、ベレスちゃんがやってきれくれましたよ。まぁ、ベレスだから許すかって感じです。ナーシェンの持ってる槍もフィオーラに没収したいんですが、月末の神階見てから決めます。

それとセルベリア大佐に釣られてイドラファンタシースターサーガを始めました。内容とキャラも結構好きなのでひょっとしたら召喚士がイドラの世界にお邪魔するかもしれません
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