召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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異世界の召喚士ってどんなだろうと想像してできた回


召喚士と異世界の召喚士

 「異世界の召喚士ってどんな感じなんだろうな」

俺の部屋で久しぶりにヘクトルとエリウッドと一緒にだらけていたら、ふとヘクトルが呟いた。

ロイの写真の整理をしていたエリウッドも顔を上げて首を傾げる。

 「そういえばそうだね。まぁどこの世界でもキチガイなのは間違いないけど」

 「貴様喧嘩を売っているな?」

俺とエリウッドのガンのくれあいが発生したが、概ねいつも通りである。

 「でもよ、サーナイトとキュウコンには慕われているじゃねぇか」

その言葉に俺達の視線が二匹のポケモンに向かう。

家事をしているサーナイトと、窓辺で日向ぼっこをしているキュウコンである。ポケモン世界の俺の手持ちらしく、ポケモン世界にお邪魔したラクチェが死に際の俺から預かってきたサーナイト。そして数日サーナイトが姿を消したと思ったら今度はキュウコンを連れてきた。テレパシーでサーナイトが言うにはキュウコンも俺の手持ちらしい。

俺達の視線に気づいたのかサーナイトは恭しくお辞儀をしてきた。

なんとなく俺達はそれに頭を下げながらスクラムを組む。

 「召喚士、俺未だにあのサーナイトがイドゥン達クラスとは思えないんだけど」

 「確かに。一見すると完璧なメイドだよね」

 「だがキュウコンと組んだらイドゥンやユンヌ、オルティナ、お姉ちゃん相手に正面から打ち合えていたぞ」

 「「ポケモンってすげぇ」」

多分だがポケモンがすごいんじゃなく、あの二匹が特殊なだけも気がするが。そうでないとポケモン世界が恐ろしいレベルの修羅の世界になってしまう。

 「異世界の俺ねぇ……」

サーナイトが出してくれたお茶を飲みながら考える。

 「人類を滅ぼそうとするか、その世界を混沌に叩き込むかの二択な気がするがなぁ」

 「流石はパパ! 自分のことをよく理解していますね!!」

 「「「ラクチェ」」」

そして天井裏からエントリーしてきたのは我がヴァイス・ブレイブ混沌筆頭のラクチェであった。

天井からヒラリと回転しながら降りてきながらラクチェは席に座る。

 「大道芸かよ」

 「パパの縁者だったらできて当然ですよ!!」

 「待て二人とも。俺を可笑しな者を見るような目でみるな」

ラクチェの言葉にヘクトルとエリウッドが『ああ、やっぱりこいつに関わるとおかしくなるのか』と言った視線を向けてきている。

 「それで異世界のパパですが」

そして懐から一冊の手帳を取り出す。

 「え〜と、まずはコードギアスの世界のパパですね」

 「コードギアスにお前とかろくなことにならそうだな」

 「黙れヘクトル」

ヘクトルの茶化しに俺は突っ込む。

 「簡潔に言うとその世界をパパは滅ぼそうとしました!」

 「君のその『あ、今回のルートは人類滅ぼすか』ってノリどうにかならない?」

 「割と自覚している」

エリウッドの言葉に俺も頷く。異世界の俺も色々あると思うが、最終的にその世界の主人公格に協力するか敵対して人類滅亡ルートのどちらかである。

 「惜しかったんですよねぇ。ヴィレッタさんとモニカさんがもうちょっとパパの好感度を上げてくれたら主人公協力ルートに入る可能性もあったんですけど」

 「女の好感度で滅亡か共存が決まる存在」

 「それだけ聞くとこいつクズだよね」

 「黙れ、バカ二人」

 「ちなみにコードギアスの世界ではシュナイゼルはパパの愛弟子でしたが、人類を滅ぼすのは拒否してルルーシュ方につきました! そして最終的に地球に落とそうとした崩壊するデススターの中で死にました!!」

 「スナック感覚で死ぬ召喚士」

 「簡単に死にそうにないけど割とあっさりと死ぬよね、君」

 「そら、俺だって人間だからな」

 「「ハハ、ワロス」」

 「ぶち殺すぞ」

胸ぐらを掴みあう俺達三人。それを無視してラクチェは手帳のページを捲る。

 「次は銀河英雄伝説の世界のパパですね」

 「帝国か同盟か、それが問題だ」

 「待つんだ召喚士、フェザーンの可能性もあるよ」

 「地球教の可能性もあるだろ」

ラクチェの言葉に俺達三人は真剣な表情になる。俺達の言葉にラクチェはう〜んと悩む。

 「帝国兼フェザーンルートですかね」

 「どう言うこった」

俺の言葉にラクチェは説明を続ける。

 「まず銀河英雄伝説のパパはメルカッツ提督の同期で皇帝から男爵に叙されました。叙された理由も帝国だけじゃなく、フェザーン、同盟の全ての経済を握り、事実上宇宙を支配していたからです」

 「「お前はなんでそうやって支配するの?」」

 「一番血が流れないだろ?」

俺の言葉に納得するバカ二人。

 「それでまぁフリードリヒ皇帝からアンネローゼとラインハルトのミューゼル姉弟の後見役を命令されまして」

 「こいつに教育させるとかやばそうだね」

 「お! エリウッドさんは流石ですね。ラインハルトくんは見事な獅子帝になって、アンネローゼさんもブラスター片手に宇宙をかける女傑になりました」

 「「「女傑の皇帝の寵姫」」」

なんと言うパワーワード。

 「ちなみにパパには珍しくこの世界では人類を滅ぼそうとしていません」

 「そうしたらゴールデンバウム王朝ルートか?」

ヘクトルの言葉にラクチェはチッチッチと指を振る。

 「パパは地球教のテロで死んで、それが引き金で地球教が壊滅させられました」

 「……オーベルシュタインの気配がする」

 「流石はパパ。そのテロの裏を引いたのはオーベルシュタインでした。パパもそれに気づきながら地球教の脅威を考えて大人しく死にました」

 「こいつ死ぬのか?」

 「そりゃ俺だって人間だから死ぬさ」

 「わぁ、信用できない」

ヘクトルの言葉に俺が答えると、エリウッドが突っ込んできた。

 「それで最後にガールズ&パンツァーの世界ですね」

 「「「まさかのガルパン!?」」」

驚きの世界である。

 「こいつそんなに平和な世界にいられんの?」

ヘクトルの言葉は最もである。我ながらあんな平和な世界に溶け込めるとは思えない。

 「その世界もパパはちょっと頭がイっちゃってまして」

 「「え? こいつこれで普通なの?」」

 「お前ら喧嘩を売っているな?」

ヘクトルとエリウッドが超絶失礼なことを言っている。

 「ガルパン世界のパパは『人類の可能性がみたい』ってイドゥンさんみたいなことを言っていまして、大洗に無茶苦茶な条件つけて戦わせて、それをみぽりんがことごとく突破したらテンション上がって高校生連合&大学選抜VSパパの試合を仕組みました」

 「勝ち目なくない?」

 「パパが使ったのはヒルドルプです」

 「「お前世界線守れよ」」

 「ヒルドルブはギリ戦車」

 




コードギアスの召喚士
皇帝の側近として辣腕を振るった。シュナイゼルやコーネリアを教育した。若本皇帝死後に独立し人類の滅亡を目指す。最終的に人類の滅亡に否定的だった側近のヴィレッタとモニカに殺害された。ヴィレッタとモニカも召喚士殺害後自害した。
ヒロインはヴィレッタ&モニカ

銀河英雄伝説の召喚士
メルカッツ提督の同期で男爵に叙された。宇宙の経済を支配した存在。ラインハルトの覇道の手助けをしたが、最終的に地球教に暗殺された。ちなみに不老なので人外扱いされていた。弟子はファーレンハイト、メックリンガー、ミュラーがいた。

ガルパン世界の召喚士
日本の財務大臣。人類の可能性を夢見た男。頑張って廃校を阻止したみぽりんをみてテンションアップ。経済の理由から戦車道の廃止を提唱する。それを阻止させるために高校生連合&大学選抜VS召喚士の試合を組んだ。ちなみに最終的にみぽりんが頑張って勝った。
弟子にミカがいる。

召喚士のサーナイト&キュウコン
二匹が組めばイドゥンやナギクラス





そんな感じで異世界の召喚士紹介です。どこの世界でもやっていることは悪役。むしろこいつが正義の味方をやっている姿が想像できない不具合。
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