召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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はっはぁぁ!! たどり着いたぜぇ!! 選べる召喚!! 天井によぉ!!


サイリ引くために無事に天井迎えました(白目


召喚士とサイリ

 「天井は二回目か」

 「いやぁ、天井になるまでにガチで星5がルピナスちゃんだけだったら爆笑ものだったんだけどね」

 「うるさいぞ外野ぁ!!」

脳筋と腹黒がニヤニヤしながら俺に聞こえるように小話をしている。確かに天井までにでた星5はルピナスだけだったが、最後に忠犬の皮を被った狂犬(カアラ)と新キャラのムスタファー将軍がでたからセーフだ。

そして俺は赤オーブを召喚石版に叩き込む。

 「あれ? そういえばこの選べる召喚ってどうやってやっているんだい?」

蠢いている石版をよそに俺はエリウッドに向かって言う。

 「俺とパントとカナスでちょっと石版を改造した」

 「「英雄召喚の触媒を改造するなよ」」

黙れ愚民どもめ。天井のないガチャなど悪意の塊。つまりFGOのガチャはクソ。今年の水着も沼る気配しかない。

 「ほらほら、ガチャのダークサイドに落ちていないでよ。もうすぐサイリちゃんがでてくるよ」

エリウッドの言葉に俺は召喚石版に視線を戻す。

捲き上る土煙。浮かび上がるシルエット。

 「私はソンシンの王女、サイリ。私の剣は邪なるものを許さない。世界を歪める混迷の根は、私が断つ」

 「邪なるものを許さないってよ」

 「召喚士は許されないね」

 「それは貴様らもだ」

俺たち三人は中指を立て合う。

 「あ〜、とりあえず歓迎……する……ぞ?」

俺の言葉は最後は疑問形になってしまう。仕方ない。だってサイリが穴があくくらい俺を見つめてきている。

 「また異世界の召喚士案件か?」

 「いや、過去の女の可能性もあるよ」

 「やかましい!!」

後者に関しては完全に否定できるが、前者に関しては俺が把握できているわけがない。

そしてサイリはクワッとした表情で口を開いた。

 「惚れた!!」

 「「「……は?」」」

突然の言葉に俺たちは呆然とサイリを見る。そんな俺たちに気にすることなく、サイリはずんずんと俺に近づいてきて手を握る。

 「貴殿に惚れもうした!! 私と婚姻を結んでくだされ!!」

 「絶無の書!!」

 「なんの! ヘクトルバリアー!!!」

 「ギャァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

サイリの発言に速攻で情報拡散をしようとした二人を殺すために絶無の書を放つが、エリウッドは当然のように肉壁を使った。

 「グッバイ!! 召喚士!! 地獄に行けよ!!」

嬉しそうに駆け出そうとするエリウッドを見て俺はニヤリと笑う。そしてエリウッドの表情が歪んだ。

 「こ、これは!! グラビティの効果!!」

 「武器錬成で俺の絶無の書につけておいた」

 「なんて卑怯な!! 君にシステムを守る気はないのかい!?」

 「システム無視してるお前のセリフじゃなくね?」

そう言いながら俺は腹黒にトドメをさした。グッバイ腹黒。一時間くらいは覚えておいてやる。

一連の騒動を終えて俺はサイリを見る。

期待したような眼差しで俺を見ていた。

 「あ〜、サイリだったよな?」

 「然り!!」

 「悪いが婚姻……結婚はできん」

主にリンとフィオーラの機嫌を考えて。

 「そ、そんな……」

ひどくショックを受けた表情になるサイリ。その表情を見て俺の数少ない良心が痛む……あれ? 痛んでいるよな? うん、痛んでる痛んでる。

 「そ、それでは……」

そしてサイリは俺の両手を力強く掴んでくる。

 「せめて貴殿の子供を孕ませてくだされ!!」

 「誰かぁ!! 誰かぁ!!」

思いっきり押し倒してくるサイリ。えぇい!! レベル1なのに力強いなおい!! 俺が後衛職だからか!!

 「やめて!! 人が見ているわ!!」

 「ご安心めされ、ここにいるのは婿殿が殺した死体二つしかありませぬ」

 「いやぁぁぁぁ!! なんか勝手に婿にされてるぅぅぅぅ!!!」

 「ソンシン復興のためにまずは子供から作ろうではありませぬか!!」

 「やめろ!! ローブを脱がすな!! そしてお前も服を脱ごうとするんじゃない!!」

 「安心を!! 私も初めてですが姫として殿方を気持ちよくする術は教えられております!!」

 「安心できる要素がないぃぃぃぃ!!」

 「召喚士殿!!」

そして扉が開かれて青少年の若きリビドーを発動させるような格好(つまりエロい格好)をしているカゲロウが飛び込んでくる。

 「助けてカゲロウ!! このままじゃ性的に食われる!!」

 「おまかせを!!」

カゲロウがサイリに飛びかかろうとした瞬間、サイリは真剣な表情で手を開く。その姿にカゲロウも止まってしまった。

 「貴殿に提案がある」

 「何を……このカゲロウ懐柔されるほど落ちぶれてはいない!!」

かっこいいよカゲロウ。だったら普段から忍びの技を駆使して俺をストーキングしていることとか、部屋中に俺の写真を貼っていることはなかったことにしてやるよカゲロウ。

そしてサイリは真剣な表情で口を開く。

 「英雄色を好むともいう。私は側室の存在を否定しない」

 「……つまり?」

 「貴殿も混ざらないか?」

 「ク!? 申し訳ありません召喚士殿!! このカゲロウ!! 召喚士殿に反します!!」

 「めったくそに笑顔だぞカゲロォォォォォォォォォォ!!!!」

めちゃめちゃ嬉しそうに俺を押さえつけてくるカゲロウ。

 「誰かぁ!! 誰かぁ!!」

 「無駄だ、召喚士殿!! 召喚室は防音設備が高い!! 助けは誰も来ませぬ!!」

 「それはいいことを聞いた!! いざ、私たちと一つになりましょうぞ!!」

カゲロウの言葉に顔を輝かせるサイリ。

やばい! マジで食われる!! 俺はリンにガチでやられたことがあるから詳しいんだ!!

しかし、突然召喚石版は爆発する!!

戦闘態勢をとるサイリ(半裸)とカゲロウ(全裸)。そして爆煙の中にはシルエット。

 「ハ〜ハッハッハッハッハッハッッハ!! パパの助けを求める声を聞いてラクチェちゃん、参、上!!」

そして決めポーズつきででてくるラクチェ。

 「ラクチェ!! 助けてくれ!!」

 「あ、それは無理ですねぇ」

 「クソガキィィィィイィィイィィ!!!」

俺の姿を見て爆笑するだけならまだしも写メまでとるとはどういう了見だ。

 「はぁぁぁぁぁぁぁい!! パパに新ルート解禁のお知らせでぇぇぇぇぇぇす!!!」

 「は? 新ルート?」

俺の言葉にラクチェは嬉々として言葉を続ける。

 「大人の事情でサイリさんとカゲロウさんの行為は書かれませんが、ファイアーエムブレム・ユニヴァースはこの事件で『召喚士×サイリ』と『召喚士×カゲロウ』の子供を実装することになりました!!」

 「待って、いろいろ待って」

 「だが断る。ですがサイリさんとカゲロウさんには固有のお子さんは存在しません!!」

そしてラクチェはすごいイイ笑顔になった。

 「そこでいずれかの世界の両親が不明の英雄さんがお二人の子供として実装されます!!」

 「おいぃぃぃぃ!! 世界観はちょっとは守れよぉぉぉぉぉ!!!」

 「パパが言えたことではありませんね!! それじゃあお二人!! いい時間を過ごしてください!!」

 「うっそだろ!? ラクチェお前!! ああ、やめろサイリ、俺の服を脱がすんじゃない!! よせカゲロウ!! そいつは私のおいなりさんだ!!」

 

ちなみに俺に相談があったムスタファーがやってきて助けてくれた。ありがとうムスタファー

 




サイリ
ソンシンの姫侍。出会って即合体。AVかな?

カゲロウ
序盤にちょいちょい名前は出ては召喚士のストーキング(彼女曰く警備)をしていた。ノーマルカゲロウを10凸させたので登場。攻撃上げ個体で獅子奮迅つけているとは言え攻撃61は笑える。暗器とは?

ラクチェちゃん
ファイアーエムブレム・ユニヴァースの使者。パパが襲われているところを爆笑しながら撮影。

ムスタファー
心がイケメンハゲ



そんな感じで無事に天井を迎えたのでサイリを召喚しました。その過程で出てきた星5はルピナスちゃん一人。割と瀕死になりながらちょうど天井のガチャでカアラ、ムスタファーが欲しかったのでついでに緑を回したら星5ムスタファー。やだ、(心が)イケメン……

次回はそんなムスタファー回の予定。微シリアス風味になる予定です。
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