召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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水着ガチャ第二弾

レア様の正体を平然とネタバレしていますのでお気をつけください


召喚士と水着と時々レア様

さて、例年通りの水着ガチャ第二弾である。俺はこの日のために貯めたオーブを持って召喚室へとやってきた。当然のように野次馬根性で見物に来たのはヘクトルとエリウッド。

 「水着ガチャかぁ。第一弾のセライナまさかのことがあったからな」

 「おい脳筋、今貴様セライナに不埒な劣情を抱きやがったな。死ぬか?」

 「思ってねぇよ!」

 「思ってないとかうちのセライナに女性的魅力がないとでも言うつもりか!? いい度胸だな!! 訓練中に貴様が事故を装ってアルテナを押し倒したことをフロリーナとリリーナにチクってもいいんだぞ!!」

 「めんどくせぇなぁ!! このシスコン!!」

セライナの魅力がわからないとか人生の9割は損していると言っても過言ではない。

 「まぁまぁ、セライナちゃんのことはとりあえず置いといて」

 「セライナ以上に優先すべきことなんかないだろう!?」

 (笑顔でボディーブロー)

 「グフッ!!」

あまりの痛みに悶絶しそうになるが、セライナの綺麗な顔を思い浮かべて根性で耐える。

セライナ、お兄ちゃん頑張るよ……!!

 「師匠! 師匠!」

 「おう、ペトラ、大丈夫だ」

 「師匠、ドロテア、召喚、する、しましょう!」

 「う〜ん、まさかのお友達優先で師匠はちょっぴりショック」

 「「ハハ、笑わせおる」」

喧嘩を売っていた脳筋と腹黒とメンチを斬り合った後に、召喚石版を起動する。

 「狙いは何色だ?」

 「無色と赤」

 「ドロテアちゃんって子と、ベレスちゃんの比翼英雄だね」

 「その通り。ドロテアに関してはペトラの親友らしくてな」

 「お前ペトラに甘くねぇか?」

愚かな、ヘクトルはわかっていない。

 「お前はこの純粋な瞳で頼まれて断れるか?」

 「それは無理だわぁ」

 「?」

不思議そうな表情で首を傾げるペトラだが、親友と会えるのが嬉しいのか雰囲気が柔らかい。

それからしばらく召喚作業が続く(途中でリアーネがすり抜けて俺が吐血、バカ二人がガッツポーズ)

そして浮かび上がった無色のオーブを召喚石版に叩き込む。

舞う土煙、浮かび上がるシルエット。

 「ドロテア=アールノルトよ今は「ドロテア!!」キャア!! ペ、ペトラちゃん!?」

なにやらセリフを言おうとした水着美人はうちの忠犬が抱きついたことでカットされた。

 「ドロテアとか言ったか、ようこそヴァイス・ブレイブへ」

 「あら、おじさん。やっぱり生きていたんですね」

 「普通に死んだことが信用されていない件について」

 「「プギャーm9(^Д^)wwwwwww」」

とりあえず指差して嘲笑ってきたバカ二人の指をへし折っておく。なんか自動モップが出来上がった気がするが放置で。

 「俺は確かに俺だがお前の知っている俺ではない」

 「おじさん、頭大丈夫ですか?」

 「うん、言っていて俺もなにがなんだがわからなくなった。まぁ、簡単に言うとお前の知っている俺ではないが、間違いなくお前の知っている俺と言うことだ」

 「おじさんは簡単と言う言葉の意味をきちんと理解して」

う〜む、改めて俺のことを説明するのが難しい。

するとペトラがドロテアの耳元でゴニョゴニョする。

 「なるほど、理解しました」

 「マジでか!?」

まさかのペトラの説明で理解である。やはり友情って偉大だね! 俺にそんな友人いねぇけど!!

するとドロテアは谷間を強調させながら悪女の笑みを浮かべて俺に近寄ってきた。

 「それだったらこの世界のおじさんを私がとっちゃってもいいってことですよね」

 「ドロテア!!」

 「は、はい!!」

俺の真剣な怒鳴りに背筋を伸ばすドロテア。

 「いいかドロテア。俺はペトラから君は異世界の俺に育てられた存在だと聞いているので娘に対する忠告をしておく」

 「なんですか? 親子の間に子供は禁忌とかつまらないこと言うんですか?」

なにやら不満そうなドロテアだが、これだけは言っておかないと命に関わる。

 「俺に対する色仕掛けはやめろ。それをやられると女性陣が戦争を起こしてヴァイス・ブレイブが崩壊する」

 「なにそれ超楽しそう!! ちょっとペトラちゃん、詳しいこと教えて!!」

 「はい!!」

完全に忠告が裏目った気がするが、まぁいいか。ペトラ喜んでいるし。

するちようやくバカ二人が起き上がった。

 「イッテェ」

 「君さ、パント印の薬があるからって平然と指折るかい?」

 「お前らに対しては命があるだけ有情だと思ってる」

中指を立て合いながらも召喚作業を続ける俺。ドロテアが出たことによって赤だけ狙いである。たまに赤がなくて死にそうになるけど。

 「そういやなんで水着ベレスも狙うんだ?」

 「あ〜、それな。今回のベレスの相方の比翼英雄いるだろ?」

 「レアさんだっけ? 綺麗な人だよね」

 「あれ、俺とお姉ちゃんの知り合いなんだわ」

 「「なんだ、キチガイか」」

 「超絶失礼じゃない?」

俺とお姉ちゃんの知り合いだったらキチガイとはどう言うことだ。

そして舞い上がる土煙、浮かび上がるシルエット。

 「うん? この格好は……」

その素晴らしいプロポーションを見せつけている水着ベレスが召喚された。無言でハイタッチを決める俺たち三人。

 「先生、これかい? 新しい装備というのは?」

 「そういうことだ」

自分の服装を確認しているベレス。ちなみに水着の格好の羞恥心は一切ない。

 「あれ? 一人だけかい?」

 「いいじゃねぇか、エリウッド。目の保養になるんだったらなんだってオーケー」

ヘクトルがそう言いながらベレスに話しかけようすると。

 「可愛いベレスに色目使ってんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

 「グッハァァァアッァアァァァァァァァァァァア!!!!!!」

召喚から流れるようにドロップキック!!! あまりの威力にヘクトルが扉をぶっ壊して飛んでいった。

 「いけません!! いけませんよベレス!! なんども教えたでしょう!! 男はケダモノなのです!! 具体的に言うと歩く下半身なのです!!」

 「レア様、下半身は最初から歩くためのものだ」

飛び出てきた水着美人に肩をガックンガックンされてもクールフェイスを崩さずに答えるベレスはある意味大物かもしれない。

 「よぉ、セイロス」

 「うん? ああ、グラーフじゃないですか。やっぱり生きていたんですね」

 「どうしようエリウッド。誰も俺の死を信じてくれない」

 「君のことをよく理解している証拠だと思うよ」

俺だって死ぬ時は死ぬのに。

 「いやぁ、でも焦りましたよ。私が召喚されようとしているのに比翼英雄……あ、ここ強調ですよ『比翼』英雄の相方であるベレスがいなかったんですから。そしたら今まさにケダモノに襲われそうになっていたんですから」

 「そんなセイロスに朗報だ」

 「なんです?」

 「さっきのお前の同僚になるから」

 「大司教にだってミスはありますから」

 「この反省しない感じが実に君の友人って感じだよね」

 「「失礼な」」

俺だって反省する。例えば100%俺が悪い時には。0.1%でも相手に非があったら反省しないが。

 「それとセイロス、もう一つお前に報告な」

 「今はレアですからね。なんです?」

 「ここにはソティスもいる」

 「なん……だと……!?」

劇画調で固まるセイロス。そして鼻血を垂らした。

 「お母様がいてベレスがいる……楽園はここにあった……」

 「とりあえず鼻血を拭け」

 「こうしちゃいられねぇぜ!! お母様ぁぁぁぁぁぁ!!!! あなたの娘が今行きます!!!」

そして召喚室から飛び出していくセイロス。俺たちはそれを黙って見送るとベレスが口を開いた。

 「レア様も元気だな」

 「「元気で済ませていいのか?」」

 




ドロテア
水着でやってきた歌劇団の歌姫。外道、フォドラに立つルートからやってきた。召喚士のことをおじさんと呼び(主に召喚士の女性関係で)トラブルを起こして愉悦の笑いを浮かべる愉悦部員

ペトラ
親友がやってきて超嬉しい

ベレス
水着? 随分と頼りない防具だな

レア様
みんな大好き大司教。レア様も外道、フォドラに立つルートからやってきた。お母様がいてベレスがいてベレトがいる。このヴァイス・ブレイブは彼女にとって楽園である。召喚士とはヘクトルやエリウッドと同じような関係。




そんな感じで水着ガチャ結果です。本当は初日に引いていたんですが、執筆できなかったので今日更新。
作者はドロテアは風花の中でもトップクラスで好きで、一番好きなベレスとトップクラスに好きなレア様の比翼英雄とか引くしかないと思って赤、無色狙いで回したところ課金なしで無事に来てくれました。
ちなみに作者はドロテア×イングリッドではなくドロテア×ペトラ派です。

え? レア様のキャラ? それは外道、フォドラに立つを読んでくれとしか言いようがないですね。
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