召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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金髪、編み髪、女騎士とみてアグリアスを連想したのは作者だけではないと思ってます


召喚士とイングリット

さて、今日も今日とて召喚タイムである。

 「お前、オーブは神階のためにとっておくとか言ってなかったか?」

 「ヘルの奴に使うオーブなどない」

ヘクトルの言葉に即答する俺。なぜヘルなんぞが神階になっているのだ。しかも遠距離反撃、警戒姿勢、祈りとか言う超絶面倒なスキル構成で。

 「でもヘルは君と同じ闇神階だよね。意外と君たち仲がいいオーケー、冗談だからその魔道書をしまおう」

トチ狂ったことを言い出したエリウッドを処分しようと思ったが、瞬時に謝りながらヘクトルを盾にし始めたのだ大人しく魔道書をしまう。

 「それにしても風花雪月水着ガチャか」

 「青一点狙いってことはイングリットちゃんって娘だよね」

俺が召喚作業をしている後ろでヘクトルとエリウッドが会話している。

 「「まぁ、オーブ150個近く使って星5が誰も出ていないが」」

 「黙れ脳筋に腹黒ぉ!! ここですり抜けなしでイングリットが出て『召喚士くん大勝利!!』展開に決まっている!!」

 「「ははは、笑わせおる」」

ヘクトルとエリウッドと三人で中指を立て合うことが発生したがいつも通りである。

 「だがまぁそろそろオーブが100個切るから切り上げるか」

 「バカな……!?」

 「学習しているだと……!?」

脳筋と腹黒がガチ驚愕顔を浮かべているのだがどういう意味だろうか。

とりあえず二人に絶無の書を叩き込んで殺害した後ゆっくりと召喚作業をする。

舞う土煙。浮かび上がるシルエット。

 「イングリット・ブランドル・ガラテアです。目指すは高潔な騎士。たとえ夏の海でもあら、先生。やっぱり生きていたんですね」

 「何故俺の生徒は俺が死ぬことを信じてくれないのだろうか」

俺だって死ぬ時は死ぬのに。

 「とりあえずよく来たなイングリット。ペトラからお前さんは俺の生徒だと聞いている。俺はお前たちの知っている俺じゃないが間違いなく俺だから安心して欲しい」

 「頭は大丈夫ですか?」

おかしい。俺は真実を伝えているだけなのに何故頭の心配をされるのだろうか。

 「まぁ、とりあえずここを案内してやるからついてこい」

 「え? あの、あそこで倒れている二人は?」

 「ただの死体だから安心しろ」

俺が真実を告げると軽く戦慄しているが何かあったのだろうか。

 「イングリット!!」

 「ペトラ!!」

俺とイングリットが召喚室から出ると待機していたペトラがイングリットが抱きついた。生徒達の仲が良くて結構である。

 「軽く説明するとここはアスク王国ヴァイス・ブレイブ自治領」

 「? 独立はしていないんですか?」

 「一応、俺たちはアスク王国を救うために召喚されたって言う建前があるからな。属領だ」

 「でも、事実、違います。アスク、ニフル、ムスペル、治める、しています!!」

俺の言葉にペトラが補足説明すると妙に納得した表情を見せるイングリット。

案内の途中でイドゥン達の世界崩壊一歩手前の(世界が)限界バトルにドン引きしたりしているが、まぁ、新しく召喚された英雄には珍しくない。

 「ところで先生」

 「どうした?」

そして最後の場所を案内しようと思ったらイングリットが話しかけてくる。

 「何故、私はペトラに見張られているんですか?」

イングリットの言葉の通りイングリットの背後にはペトラがぴったりとくっついている。その姿はまさしく見張るようであった。

その言葉に俺は100%(胡散臭い)笑顔を浮かべる。

 「はぐれたら大変だろ?」

 「なるほど、はぐれたら大変だからですか。私はてっきり逃げないように見張っているのかと思いました」

 「ははは、そんなわけないだろう。少しは先生を信用しろって」

 「ははは、もちろん先生のことは信用していますよ」

 「そうかそうか、ははは」

 「ははは」

 「ははは」

 「ははは」(窓から逃げようとする)

 「ははは」(肩をがっちり掴んで逃さない)

 「く!? やっぱり何か企んでいますね!!」

 「おいおい、先生のことを信用しろって」

 「信用しているから信用できないんです!!」

 「そうかそうか。生徒が俺のことを理解してくれていて嬉しいよ。ペトラ、逃すな」

 「はい!!」

 「離してペトラ!! これは絶対に面倒なことを押し付けられるやつです!!」

俺の生徒だけあって俺のことを理解している。

 「安心しろ、案内はここで最後だからな」

俺はそう言いながらとある扉を開く。

 「こっちの書類不備だらけじゃないですか!! すぐに持っていて直させてください!! こっち!! これは計算がおかしいです!! すぐに計算しなおさせて!!」

部屋の中ではヴァイス・ブレイブ学園の制服を着て大量の書類の山に囲まれながらたくさんの文官に向かって怒鳴り声をあげているリシテアがいた。

 「リシテア、増援を連れてきたぞ」

 「あ!! 待ってましたよイングリット!! 貴女は大将軍だったから書類仕事できるでしょう!! こっちからこっちの山をお願いします!!」

俺の言葉に速攻で文官にいくつかの山を開いていた机に置かせるリシテア。俺はペトラに合図してその机にイングリットを(強制的に)座らせる。

 「な!? なんですかこの書類の量は!?」

 「どっかのバカ先生が文官を育てていない結果です」

 「おいおい、褒めるなよ」

 「「文句を言っているんです!!」」

ちょっと何を言っているかわかりませんね。

 「いえ、でもこの量を二人では無理ですよ」

 「大丈夫大丈夫。リシテアが来る前は俺は一人でその量を片付けていた」

 「先生を世間一般的な人と同列にしないでください!!」

イングリットもよく言うものである。

 「マ、マリアンヌはどこですか!? 国政だったら彼女とリシテアの領分でしょう!!」

 「生憎ながら未実装だ」

マリアンヌも俺の生徒らしいから早く実装されて欲しいものである。

 「だ、だったらメーチェ!! メーチェも少しはできるはずです!!」

 「残念ながらメーチェはパオラ神教の仕事をやってもらっている」

 「パオラ神教ってなんですか!?」

イングリットも後でパオラ様に拝謁させて洗礼させなければいけないな。

 「ならペトラ!!」

 「イングリット!!」

イングリットの言葉にリシテアが怒鳴る。そして真剣な面持ちで口を開いた。

 「貴女は本気でペトラに書類仕事ができると思っているんですか?」

 「……」

俺は二人の会話を聞いてショボーンとしているペトラの頭を撫でてやる。

ため息をついてから書類の山に手を出したイングリット。俺はそれを確認してから追加の書類をイングリットの机にのせる。

 「……先生、これは?」

 「リシテアからお前さんは元の世界では大将軍として働いていたと聞いた」

 「ええ、まぁ」

イングリットの言葉に俺はイングリットの肩をたたく。

 「その経歴を見込んでこの世界でも必要な時に軍を率いてもらう。そのために必要な情報が載っている書類だ。目を通しておくように」

俺の言葉にイングリットは机に突っ伏すのであった。

 




イングリット
召喚された途端に大量の仕事の山に放り込まれた可哀想な英雄

リシテア
書類仕事ができる仲間が増えてホクホク。主に自分の仕事量が減ると言う意味で

ペトラ
今日も元気に忠犬活動





この小説のネタ的にヘルなんざイラねぇ!! 俺はグリットちゃんを引くぜ!!
って感じでオーブ150個近く突っ込んでイングリットちゃんを引きました。そして速攻で働かされる哀れなグリットちゃん。それも風花雪月世界で召喚士の生徒になったせい

オーブは月末の神階のために貯めておいたんですが、ガチャを引きたい病にかかって神階発表直前に第二弾水着ガチャに凸って見事に溶かしました。
レア様じゃなくてよかった……

それと今更ですがファイアーエムブレムサイファ始めました。主な目的はリンちゃんとベレスのカードを手にいれることです
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