「お! いたいた! 召喚士!!」
「あん? ギムレーか」
俺がヴァイス・ブレイブの大広間で雑用をしているとヘクトルとエリウッドに神々の説明をした時にガチで忘れていた(一応)神々の一柱であるギムレーがやってきた。
妙にテンション高いなこいつ。
「どうした? ついに推しがフィギュア化されたか?」
「されないよ!! 一体いつになったらブーディカママフィギュア化されるんだよ!!」
割とそれは作者にも刺さる言葉だ。
とりあえずギムレーはテンション高めに俺の向かい側に座りながら口を開く。
「伝承カム子ちゃんの格好みた!?」
「……ああ、そういうことね」
どうやら伝承装備を手に入れたカム子の姿をみて同人作家ギムレー先生の妄想がハッスルしてしまったらしい。
「もうあの格好たまらないよね!! 素人はつい強調されている胸元に目がいってしまうかもしれないけど、本当に見るべきなのはちらりと見えている脇だよ竜石を持っているときの脇のムチっとした感覚がもう辛抱たまらんし一緒に見えている太ももも健康的なエロスがある上に黒い衣装がカム子ちゃんの白い肌と見事にマッチングしている当然胸元の谷間も良くないよあの格好でヴァイス・ブレイブ学園に行ったら学園の男子生徒が前屈み待ったなしだよ当然我も超絶元気になっちゃって伝承カム子ちゃんで14回もしちゃったよ!!」
「お前ルフレ’sに去勢されてなかったか?」
「我の息子は108本あるぞ!!」
「煩悩かよ」
どうやらこのオタクトカゲは去勢されても再生するらしい。あとでルフレ達に報告しておかなくては。
机の上に置いてあった水を一気に飲むとグラスを机に力強く叩きつけるギムレー。そして真剣な表情で口を開く。
「つまりカム子ちゃんはエロスの塊なんだよ……!!」
「お前またカムイ家臣団に三枚に卸されるぞ?」
「甘い甘い!! カムイ家臣団は今鼻血吹き出して医務室の中さ!! そしてギュンターとフローラも連中のお説教に忙しい!!」
新バージョンカムイが来たにも関わらずカムイ家臣団が静かだと思ったらすでに医務室だったらしい。
ナンナの『殺してでも助ける』の被害者に黙祷。
「あ! 召喚士さん!!」
「ああ、カム子か」
そしてそこにやってくるのは伝承装備を身に纏ったカム子であった。表情は笑顔で腕をブンブンと振って俺のところにやってくる。
とりあえず声なき声をあげて悶絶しているギムレーに蹴りを入れておく。
「どうかしたか?」
「はい!! 召喚士さんに用事があって来ました!!」
俺の言葉に純粋な笑顔を浮かべるカム子。流石は闇落ちしてもその純粋さゆえに闇落ちできなかった英雄。浮かべる笑顔が純粋だ。
「何の用だ?」
「はい!! 結婚してください!!」
「絶無の書ぉぉぉぉぉぉ!!!」
カム子の言葉に大広間から脱出してあることないこと言い触らそうとした脳筋と腹黒を殺しておく。
二人にキッチリ止めを刺してからカム子を座らせる。
「あのなぁ、カム子。お前だったカン男っていう子供を持つ身だろう。自分の都合だけで所帯を持つことを決めてはいけないぞ」
「え? そこらじゅうで養子作ったりファイアーエムブレム・ユニヴァースとかいうところで子供が大量生産されている奴のセリフじゃなくない?」
とりあえず余計なことを言ったギムレーには再び蹴りを入れておく。大広間を綺麗にする人型のモップが出来上がったがお概ねいつも通りである。
「む! 私だって私の一存で決めたわけじゃありません!!」
胸を張りながらそう宣言するカム子。その時に胸がぷるんと震えたのは俺だけの秘密にしておく。
「カンナにもちゃんと聞きました。お父さんにするなら誰がいいかって」
それ暗夜と白夜の長兄’sとかカムイ家臣団が戦争を起こす質問や。
戦争の引き金を軽く引いたカム子はそのことに気づかずに胸を張りながら純粋な笑顔を浮かべながら口を開く。
「カンナも『召喚士だったらいいな』って言ってくれました!!」
「やったね召喚士!! 子供からも気に入られているよ!!」
再び余計なことを言ったギムレーに蹴りを入れておく。
「カミラさんもヒノカさんも全面的に賛成してくれました!!」
その二人も俺の貞操を狙っている危険人物だ(特にカミラ姉さん)
だが、ここでカム子の眉尻がヘニョりと下がる。
「でもサクラさんには反対されちゃいました。なんでも『ダメです!! 召喚士さんの相手はヘクトルさんかエリウッドさんに決まってます!! そこに女性の入る隙間はありません!!』って……」
「反対の理由よ……!!」
あの腐った王女は相変わらず最悪である。
「でもエリーゼさんは賛成してくれましたし、タクミさんも『え、召喚士? いいんじゃない。僕は別に興味ないし……いや待て、奴が来たら美少女や美幼女が付いてくる可能性が……僕は大賛成さ!!』って言って私に協力してくれるそうです!!」
「ロリコン……!!」
ロリコンはどこまでもロリコンだった。まともなのはエリーゼだけか。
(召喚士、召喚士)
(え? 急にテレパシーとかどうしたギムレー)
突如脳内にギムレーの声が響いてくる。これは神々が信者に語りかける時とかに使う権能の一つである。それをちょいと弄って神々同士では通話可能なテレパシーに(パントが)改造したのである。
(いや、我も今気づいたんだけど大広間の入り口見てみ?)
(入り口……うぉ!?)
ギムレーの言葉に従ってそちらを見ると血涙を流しながら俺を睨みつけているマークスとリョウマがいた。
(なにあれ怖い怖い!! 何でナイフで入り口ガツガツ削ってんの!?)
(いやぁ、カム子ちゃんファンクラブは過激派が多いけどあの二人は筆頭だよね)
俺を睨みつけながら入り口をナイフでガツガツ削っているマークスとリョウマ。そしてそんな長兄’sの奇行に気づかないのかカム子は俺の両手を握ってくる。
「召喚士さん!! 私と幸せになりましょう!!」
『ガッガッガッガッッガッガッガ!!!!!!』
((いや、怖い怖い!!))
「私はカンナの他にも子供は三人くらい欲しいです!!」
『ガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!』
もはや工事現場のレベルで扉を削り始める長兄’s。その所業にドン引きしている俺とギムレー。
「ああ、召喚士、こんなところにいたのか」
そこにやってきたのは妙齢の美女の格好をした暗夜の第二王子レオンであった。後ろには同じく女装した息子のフォレオもいる。
「レオン、ちょうどいいところに。あの二人をどうにかしてくれ」
「ああ、もうすぐギュンターとフローラが来るはずだからあの二人は問題ないよ」
あっさりと自分の実兄と白夜の第一王子をカムイファンクラブストッパーに放り投げるレオン(見た目は美女)
「レオンさんはどうですか? 私と召喚士さんの結婚に賛成してくれますか?」
「姉さんの幸せを願うのは弟として当然ですよ」
「わぁ!! ありがとうございます!!」
本当に嬉しそうにレオン(女装)の両手をブンブンと振るカム子。
(ここに来てカム子ちゃんの好感度を稼ぎに来たね)
(ある意味一番の策士かもしれんな。だが、何か条件があるはずだ)
「だけど、姉さん、僕はちょっと条件がある」
(召喚士の予想大当たり!!)
(お前後で闘技場裏な)
妙に嬉しそうなオタクトカゲは後で処分するとして、今はレオン(女装)への対応である。
「なに、僕の条件は簡単なものさ。フォレオ、例のものを」
「はい父上」
そう言ってフォレオ(女装)が出してきたのは一つの箱。
開けてみると女性物の服が入っていた。
俺は半目でレオン(女装)をみると、レオン(女装)は力強く頷いた。
「僕らと一緒に女装をしてくれればいい」
「お前は何を言っているんだ」
「わぁ!! 召喚士さんもきっと似合いますよ!!」
「ほら、姉さんもこう言ってる」
「お前らは何を言っているんだ」
伝承カム子
お前……!! そんな……!! エッチい格好で来ちゃダメだろ……!! ダメだろ……!!!(無色を全力回し)
マークス&リョウマ
後からやってきたギュンターとフローラにしばかれた
レオン&タクミ
自分の本能に忠実
カミラ&ヒノカ
虎視眈々と召喚士の貞操を狙う
サクラ
ホモォの間に女性が入ることは絶対に許さない
エリーゼ
唯一普通の感性の持ち主
カムイ家臣団
伝承カム子の格好に全滅
そんな感じで伝承カム子回です。
今回の伝承無色はブラミ、ミラ、カム子と作者的に狙うべきガチャだったので全力回しをしました。するとどうでしょう。オーブ240個突っ込んでブラミ一人、リンカ(初回無料で無色なしだったので緑を引いた)、スリーズ(無色なしだったので緑を引いた)という結果でした。
半ギレになりながらオーブかき集めてぶっこんだところで伝承カム子ちゃんも引けました。
次のガチャで欲しいキャラは絶対に来ないでくれ(震え
そして余ったリンカのスキルをベレスに食わせました。魔改造開始です。ベレスも10凸したいですけど、なんとかならないですかねぇ。