召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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感想で旭日の剣と相性激化の効果が重複しないと教えてもらったのでパオラさん回です


召喚士とパオラ

俺はパオラさんを自室に呼び出していた。

 「召喚士さん。パオラです。入ってもよろしいですか?」

俺の部屋に入ってくる時に確認をとる時点でかなりいい人だということがわかる。ヘクトルとかエリウッドだと勝手に部屋に入ってお茶とかお菓子を漁った挙句にエロ本を置いていったりするからな。

俺が了承すると、パオラさんが部屋に入って来た。

 「突然のお呼び出しですけど、何かありま……キャッ!!」

 「大変申し訳ございませんでした!!!」

俺の渾身の三回転捻りジャンピング土下座にパオラさんは酷く驚いていた。そして土下座を続ける俺を必死に起こしてくれた。

俺も起き上がってパオラさんのために用意した最高級紅茶(ジョーカーが残していったもの)を淹れてパオラさんに出す。パオラさんも恐縮した様子で飲み始めた。

 「あの……それで何のごようですか?」

 「うん。実は謝りたいことがあってな」

俺の言葉に不思議そうに首を傾げる。

 「スキル継承で意味のないスキルをつけてて申し訳ない」

旭日の剣と相性激化の効果が重複しないことを知らなかったので、スキル継承が実装された時にスキル継承させた相性激化が無意味だったことを教えてもらったのだ。

だが、そんな俺に対してもパオラさんは穏やかに微笑むだけだった。

 「大丈夫ですよ。私は気にしていません」

 (女神か)

天使(ニノ)と女神(パオラさん)がいるかと思えば、悪魔(エリウッド)とか修羅(アイラ)がいる混沌の世界がヴァイス・ブレイブである。

 「パオラさんならそう言うと思っていたけど、初期から飛行剣で活躍してくれたパオラさんに対して申し訳ないから、お詫びに何か好きなスキルを継承させてあげるよ。例えば」

そこまで言うと俺は指を鳴らす。すると隠し扉からエリウッドが簀巻きを担いで部屋に入ってきて、それを俺とパオラさんの前に落とした。

 「なんなら遠距離反撃を継承させてもいい」

 「き、気持ちは嬉しいですが、ヘクトルさんは主力の一人ですし……」

おやおや? 何故かパオラさんの微笑みが引きつっているぞ?

白目をむいて痙攣しているヘクトルを引きつりながらも心配そうに見ている。女神(パオラさん)に心配かけるとか万死に値する。

 「エリウッド。ヘクトルはニフル王国にある湖にでも沈めとけ」

 「わかった。樽に重石をつけて沈めておくね」

エリウッドがニコヤカに笑いながらヘクトルを引きずりながら出ていった。

パオラさんが何か言いたそうにしているが、間違いなくヘクトルに関する扱いだろうからスルーする。

 「それだったらアイオテの盾とかか? それだったら星3ミシェイルを星4にして継承させてもいいが?」

 「あの……流石に主の兄君を犠牲にするのは……」

本当に申し訳なさそうに言ってくるパオラさん。

 「それに私は防御力がそんなに高くないので、それらのスキルをいただいても活躍できないかと……」

つまりパオラさんより守備も魔防も低い剣魔(笑)さんは前衛職として致命的ということか。

 「それに折角サナキさんから教えていただいた相性激化ですから」

 「うん? 今、私の名前を呼んだかの?」

パオラさんの言葉にお菓子を集りにきたであろう幼女皇帝(サナキ)がペロペロキャンディを片手にやってきた。

 「いやいや、サナキは優秀だなって話をしていたんだよ」

 「うはは。そうであろう! そうであろう! もっと褒めても良いのだぞ!!」

俺の言葉に上機嫌になった幼女皇帝。相性激化に高火力魔法なので緑に対しては圧倒的な強さを誇るのが幼女皇帝である。我がヴァイス・ブレイブではお菓子をもらって素直に喜ぶ姿が可愛いと評判なので皇帝(笑)状態なわけだが。

姉属性が強いパオラさんも幼女皇帝を可愛がっている側の人間なので、微笑みながら幼女皇帝に話しかけた。

 「サナキさんは何か欲しいスキルとかありますか?」

 「うん? スキルかの?」

幼女皇帝はお菓子片手に少し考えていたが、すぐに思いついたのか笑顔で言い放った。

 「奥義が欲しいのじゃ!!」

驚愕した表情で俺を見てくるパオラさん。俺も慌ててサナキの資料をみる。そんな……赤魔の双璧(もう片方はサーリャ。バフで威力が上がるのは素晴らしい)であるサナキに奥義をつけてないとか

 「……あ」

 「し、召喚士さん?」

まさかのスキル継承させるのを忘れていたことが判明した。

俺とパオラさんに無言の空間が広がった。それを幼女皇帝が不思議そうに首を傾げている。

 「サ、サナキ。クライネがお菓子を作ったみたいだから、貰いに行ったらどうだ?」

 「本当かの!? 早速もらいに行ってくるのじゃ!!」

嬉しそうに部屋から飛び出して行ったサナキを見送る俺とパオラさん。まさかの事態に俺もちょっと反応に困る。

 「あの……なんでしたら私が月虹をお教えしましょうか?」

 「いや、月虹は他にも継承させたい相手がいる……うん? 月虹?」

考えてみたら月虹のチャージは2。だから連射が可能だから使い勝手がいい。

 「召喚士さん?」

パオラさんは速さが31あるから、そこそこの発動率がある。だが、最初から二回攻撃が可能だったら……!?

 「あの? 召喚士さん?」

 「勇者の剣だよ! パオラさん!!」

 「きゃ!!」

俺はパオラさんの肩を掴んで話す。

 「最初から二回攻撃できる勇者の剣を持てば、パオラさんは月虹の連射が可能だ!! そしてサナキからスキル継承させた相性激化も無駄にならない!!」

 「あ、あの……ですが、勇者の剣+を持っている方が……」

 「大丈夫!! 初期の頃に出てきたのに全く育成されていないオグマがいる!!」

初期に出てきた星5にも関わらず未だにレベル1なオグマには犠牲になってもらおう。

 「あの! ですが、それはオグマさんが犠牲になるのでは!?」

 「星4が二人もいるから大丈夫!! よっしゃ! スキル継承に行くぞパオラさん!!」

 「し、召喚士さん! 落ち着いてください!!」

パオラさんの声を俺は聞き流すのであった。

 




パオラ
ペガサスナイト三姉妹の長女。心優しい女性。新・暗黒竜と新・紋章では軍神・バーツと並んで作者の主戦力だった。この世界では召喚士を慕いながらも貞操までは狙わない常識人。エリンシアの加入によって出撃が減ったために、召喚士の護衛を主に務めるようになった。

サナキ
幼女皇帝。暁とか蒼炎で特に思い入れはなかったけど、FEHで最初の星5赤魔だったので重宝してます。そして奥義のスキル継承をガチで忘れていて、スキル一覧を見て『あ』ってなった。



旭日の剣と相性激化の効果って重複しないんですね。なのでパオラさんで1ネタ思い付きました。そして犠牲になるオグマ。許しは請わない、恨めよオグマ。ちなみに星4ミシェイルは速攻でカミラ姉さんにアイオテの盾を奪われました。聖印でアイオテの盾が来るなんて聞いてないですよ……

それと何の気なしに暁ガチャを回したらミカヤが出ました。なんか最近ガチャ運が良くて、死ぬんじゃないかと思っています。

ファイアーエムブレム世界からの転生者と噂のジャック・チャーチルがファイアーエムブレム世界に転生してバグパイプ吹きながらクレイモアを振り回す小説を誰か書いてくれないかしら
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