召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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霧亜ではありません。Kiriaです


召喚士とKiria

 「偶像に魂を入れる作業みるのって初めてだよね」

 「いつも召喚士が勝手に終わらせているからな」

さてさて、今回の偶像の天楼も無事に終わり、久しぶりに登り切ったのでせっかくなので余っているので偶像に魂を入れることにした。

そこにどこで聞きつけたのかバカ二人が野次馬にやってきたのだ。

 「それで? 誰に魂を入れるんだい?」

 「霧亜だ」

エリウッドの言葉に俺が返すと、ヘクトルが不思議そうに首を傾げる。

 「飛空城とかでナギで雑に受けてぶち抜かれる事故の原因のつばさちゃんじゃねぇの?」

 「彼女が来るともれなくお姉ちゃんがハッスルする」

 「「それは駄目だ」」

自分を倒せる英雄(しかし異界の存在である)が来てしまうとお姉ちゃんがちょっと本気を出してしまって世界がピンチになるのでスルー安定である。

そして俺は用意していた今回作った偶像に霧亜の魂を入れる。

すると地響きが起き、部屋の中は煙で充満し、そこに雷が連続でスパーキングする。

 「え!? なになに!? 偶像に魂を入れるのってこんな危険だったの!?」

 「いや!! 前回のうぬ様までは普通だった!!」

 「じゃあ特殊な召喚演出かよ!! どうなってんだ!!」

ヘクトルの怒鳴りと共に地響きとスパーキングが収まる。

そしてこつこつと室内を歩く音が響き、人影が煙から出てきながらマントを翻しながら高らかに宣言する。

 「私はロルカ族リンを母に持ち、忘れ去られた神であるブラミモンドを父に持つ霧亜……そう!! 私こそが神々にblessing(祝福)されし者……その名もKiriaよ!!」

 「「「……は?」」」

俺達は一瞬だけ唖然とする。そしてとりあえず俺はヘクトルとエリウッドに落ち着けジェスチャーをしてから霧亜に声をかける。

 「あ~、霧亜?」

 「No、違うわ父さん。霧亜じゃないわ……Kiriaよ!!」

もうこの時点でものすごく頭が痛いのだが、我慢して言葉を続ける。

 「俺と誰の娘だって?」

俺の言葉に不適な笑みを浮かべる霧亜もといKiria。

 「ふ、もう一度私の登場シーンをみたいのね……いつもだったらそんなexcuse(失礼)なencore(アンコール)は拒否するところだけど、他でもない父さんからのask(頼み)だからやってあげる」

その言葉に再び地響きが起こり、部屋の中に煙が充満し、雷が連続でスパーキングする。

俺達も今度は慣れているので黙ってみている。

そして再び地響きと雷がやみ、足音と共に人影が現れる。

煙の中からマントを翻しながらKiriaが再び高らかに宣言する。

 「私はロルカ族リンを母に持ち、忘れ去られた神であるブラミモンドを父に持つ霧亜……そう!! 私こそが神々にblessing(祝福)されし者……その名もKiriaよ!!」

 「「「……なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」」」

 

 

 

そして場所を移して今度は俺の部屋である。部屋には急遽呼び出したリンと、核ミサイル並の爆弾発言をしたKiriaである。

リンは頭痛を抑えるようにしながら口を開く。

 「え~と、霧亜だったわね」

 「NO、違うわ母さん。Kiriaよ」

 「……」

 「無言で俺を見るな。知らん。拘りなんだろ」

リンの半眼に俺が答える。

一度ため息をついてからリンは口を開く。

 「あなたが私と召喚士の子供だっていうのは本当なの?」

リンの言葉に霧亜は不適に微笑む。

 「ふふ、疑っているのね。いいわ、みせてあげる!! これが私がロルカ族のblood(血)を引いているevidence(証拠)!!」

そう言いながらKriaが見せてきたのは肩にある太陽の痣。

 「その痣は……!!」

 「……あれ? 確かリンも胸元に同じ痣があったよな?」

俺の言葉にリンは頷く。

 「ええ、この痣はサカの民の族長に現れる証……この証を持った者はエレブ大陸を支配するとサカの民には伝わっているわ」

 「……最高に厄い話を聞いたんだが」

 「安心しなさい。私はエレブ大陸の支配とか興味なかったから軍勢を起こさなかったわ」

 「もし起こしてたらどうなってた?」

俺の何気ない疑問にリンは真顔で答える。

 「全サカの民がエレブ大陸に出ていたわ」

 「リンがエレブ大陸の覇権に興味なくてよかったわ」

心からの言葉である。

 「しかし、私の本当のpower(力)は母さんから受け継いだswordsmanship(剣術)やNomadic horse race(遊牧騎馬民族)としてのtemper(気性)だけじゃないわ」

そう言ってKiriaはつけていた眼帯をとる。

そして俺は驚愕した。

 「神眼だと!?」

 「召喚士、神眼ってなに?」

リンの問いに俺は答える。

 「そのまま『神の眼』だ。人が神の力を手に入れた時、体の一部に変化が訪れる。並の人物だったら神の力に耐えきれず発狂して死ぬんだが……」

俺の言葉にKiriaは笑みを浮かべる。

 「そう、母さんの持つevil eye(魔眼)に父さんの持つauthority(権能)が融合し、このgod eye(神の眼)がbirth(誕生)した……!!! みなさい!! 私が両親から受け継いだこのpower(力)!!」

そう言ってKiriaは神の眼じゃないほうを掌で隠しつつ大きく叫ぶ。

 「真の英雄は眼で殺す……!! Rods from God!!」

その言葉と同時に眼からちょっと尋常じゃないくらいの魔力量のビームが出て俺の部屋の壁を撃ち抜く。幸いなことに外に向かって撃ったので被害は出ていない。

 『え!? なになに!? 私普通に飛んでいただけなのに残機減ったんだけど!!』

 「ちぃ!! まだ残機があるかヘル!! Kiria!! もう一発だ!!」

 「ふふ、destoruction(破壊)とdisappearance(消滅)のrondo(輪舞)を父さんは望んでいるのね。いいわ、encoreよ!! Rods from God!!」

 『え!? なに!? もういっぱああああああああああああああああああああ』

ヘルの断末魔に俺はガッツポーズ。Kiriaも満足そうに眼帯を直した。

そしてリンは頭痛を抑えるようにこめかみを叩いている。

 「え~と、なんて言うべきか……」

 「意外だな」

 「なにがよ」

ギランとリンに睨みつけられる俺。それに気にせず俺は言葉を続ける。

 「いや、お前だったら実の娘が実装されたらそれこそフィオーラ相手にクソ煽りしそうだったからな」

 「あのね、身に覚えのない娘が突然できたら驚くわよ」

 「「身に覚えのない?」」

 「え? 何よ二人して」

リンの言葉に俺はKiriaと顔を見合わせてから口を開く。

 「抵抗する俺を無理矢理」

その言葉に納得した表情をするリン。

 「あったわ。めっちゃ身に覚えがあったわ」

 「お前最悪だな!!」

 「いいじゃないの。お互い初めてだったからセーフよ」

リンの相変わらずのジャイアニズムに軽く戦慄する。

 「それでKiria。私の娘としての最終試験よ」

 「ええ、perfect(完璧)なanswer(答え)をしてみせるわ」

Kiriaの言葉にリンは真剣な表情で口を開く。

 「気に入らない相手は?」

 「斬り殺す」

 「欲しいものは?」

 「奪い取る」

 「仇討ちに来た相手は」

 「笑って殺せ」

リンはKiriaの言葉に満足したのかがっちり握手する。

 「この娘は間違いなく私の娘よ……!!」

 「確認の仕方が最悪だよ!!」




Kiria
ファイアーエムブレム・ユニヴァースからの刺客。まさかのリンと召喚士の子供。サカの民特有の世紀末騎馬民族思想と神々の力を受け継いでしまった決戦兵器。その実力は神々連中に対抗できる。つまり世界の危機。頑張れアルフォンスくん
ちなみに彼女は霧亜ではなくKiriaである。間違えないように

リン
逆レしたことをすっかり忘れていたメインヒロイン(重要)

召喚士
今度は誰との娘だと身構えたらまさかのリンとの子供で仰天。前には出さないがこの男、リンとの子供ができて喜んでいる。

ヘル
日課の空中散歩をしていたら残機が減った



そんな感じでKira編です。

今回の偶像の天楼で「せっかくだからよくナギをぶち抜いてくるつばさちゃんをもらおうかなぁ」と思っていたんですが、Twitterで霧亜のほうをお勧めされたので彼女をもらうことに。
そして天楼を昇っている途中でふと気づきました。

あれ? リンちゃんと髪の毛の色同じじゃね?

そこから妄想がスパーキングした結果、ファイアーエムブレム・ユニヴァースからの刺客となりました。公式で親の設定があるのかもしれませんが、この作品での両親は鬼嫁と外道です。

ちなみにところどころに英語が混ざるのはキャラを作っているわけではなく素です。つまり素で厨二病
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