召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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おいおいマーニャとディートバ実装ってマジかよ!!

無事に天井しました(白目


召喚士とマーニャとディートバ

 「いやぁ、やるねぇ」

 「かなりの腕前じゃねぇか」

俺とエリウッドとヘクトルは訓練場で訓練している二人の天馬騎士を眺めている。

片や緑髪のロングヘアーを靡かせ剣を振るうマーニャ。

もう片や緑髪の短髪を持ち槍を振るうディートバ。

力強い踏み込みの一撃を槍の柄で流しながら体を回転させて、槍先をマーニャに叩き込もうとするディートバ。その一撃を踏み込みの勢いそのままに躱すマーニャ。

今度は勢いのままに刺突を繰り出すディートバ。しかし、マーニャは剣でそれを弾き、その振り上げた勢いのままに剣をディートバの頭に叩き込む。

しかし、ディートバもバックステップでそれを華麗に躱す。

そしてお互いに距離を保つ。

10秒……20秒……

お互いに隙を伺うマーニャとディートバ。

訓練場には他の英雄だけでなく、一般の兵士もいる。

そして一人の兵士が剣を落としたのが合図であった。

あった間を一瞬でつめる二人!!

 「そこまで!!」

俺の合図に二人は武器をその場で止める。

マーニャの剣はディートバの頭で止められており、ディートバの槍はマーニャの腕を捉えていた。

 「マーニャの勝ちだ」

俺の言葉に小さくガッツポーズをするマーニャ。ディートバは少し悔しそうに槍を引いた。

 「いや、やるねぇ」

 「たいしたもんだ」

そしてエリウッドとヘクトルが拍手しながら二人に近づく。マーニャは二人に頭を下げながら口を開く。

 「ありがとうございます。これでも私はシレジア四天馬騎士筆頭を務める身。そして教官の教えを最も受けた者でもございますので、これくらいは」

 「それだよ」

マーニャの言葉にエリウッドは相槌を打ち、俺を見てくる。

 「君、武芸なんてからっきしでしょ? 武芸なんて教えれるの?」

 「武芸も体の使い方の一つ……と認識すれば、教えられないことはないな。だが、まぁディートバもだいぶ動きがよくなってる」

 「は! ありがとうございます!!」

俺の言葉に礼儀正しく腰を折るディートバ。

 「お前が教えたのは二人だけか?」

 「いや、一応シレジア天馬騎士団の全員は鍛えた。そのうちのマーニャ、ディートバ、パメラは成長が良かった三人だな」

 「フュリーちゃんは違うのかい?」

 「フュリーの奴は泣いてばっかりでなぁ」

 「いえ、泣いているフュリーに対して『泣く余裕があるならまだいけるな!』ってさらに過酷な鍛錬を課してギャン泣きさせた教官は控え目に言って鬼だと思います」

 「姉の身でありながらそれを止めるどころかむしろ率先して鍛えていたお前に我はドン引きしたけどな」

俺の言葉にマーニャが突っ込み、さらにディートバが突っ込む。

それを聞きながらエリウッドとヘクトルは頷く。

 「「なるほどキチガイか」」

 「失礼な」

俺は文句を言うが、肝心のマーニャとディートバはどっちがより酷いか言い争っていた。

 「んで、お前から見て四天馬騎士はどんな感じなんだ」

ヘクトルの言葉に俺は昔を思い出しながら口を開く。

 「武勇のマーニャ、軍略のディートバ、両立したパメラ……ってところか」

俺の言葉に口笛を吹くヘクトル。

 「お前がそこまで言うんだったら相当だな」

 「個人の武勇という点を評価されてマーニャが筆頭になったみたいだがな」

 「ええ!! その通りです教官!! このマーニャが筆頭なのです!!」

どこか勝ち誇ったようにディートバをみながら俺に言ってくるマーニャ。だが、ディートバもこめかみに青筋を立てながら口を開く。

 「だが、我は結婚して子供もいるからな」

二人の空間が氷点下になった。速攻で逃げるバカ二人。とりあえず二人を呪殺しておいて俺はマーニャに向き直る。

 「マーニャ、女性の幸せは結婚出産だけじゃないからな」

 「そ、そうですよね」

 「ミーシャはとても可愛いが?」

俺のフォローむなしく速攻でマーニャを煽るディートバ。そしてマーニャがぶちぎれた。

 「はぁぁぁぁぁぁぁ!? どうせ男は騙した癖によく言えるわね!?」

 「うん? 羨ましいのか? ああ、すまないな。貴様は『マーニャ様は美人だけどちょっとな……』って男性から避けられていたからな」

 「あああああああああああああ!!!!!! 言ったな!? 触れてはいけないところに触れたな!!!!!!!」

 「うん? 悔しいか? 悔しいだろうなぁ!! 悪いなぁ、シレジア四天馬騎士のナンバースリーで結婚しているうえに子供までいて完全勝ち組で本当に悪いなぁぁぁぁぁ!!!!!!」

ディートバの胸倉を掴みながらぶちぎれるマーニャ。だが、胸倉を掴まれながらもディートバは煽ることをやめない。

 「くっそぉ!! こっちはパメラと二人で『やっぱり教官がいいよね』とか言っているうちに婚期を逃したというのにぃ!!!!!」

 「あははははははははは!!!!!! 悪いなぁ!! 戦争の駆け引きに関しては二人より圧倒的上で申し訳ないなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

地面を力強く叩きながら悔しがるマーニャと、その周りを指さし嘲笑しながら回るディートバ。

それを見ながら俺は呟く。

 「お前ら本当に仲良いよなぁ」

その言葉にマーニャは立ち上がり、ディートバも回るのをやめて俺をみてくる。

 「まぁ、なんだかんだで教官の地獄を一緒に潜り抜けた戦友ですからね」

 「その戦友と容赦のない殺し合いになったと聞いたが?」

 「超簡単な罠にかかるざぁぁぁぁぁぁぁぁぁこ!!!!!!!」

 「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? その状態から私一人に部隊を壊滅状態にされたのはどこの誰ですかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

ディートバの容赦のない煽りに全力煽り返しをするマーニャ。

そして結婚という単語で俺は思い出す。

 「そういえばマーニャはレヴィンに告白されたんだろ? それ受けてれば婚期逃すってことはなかったんじゃないか?」

 「教官!!」

 「なんだ」

俺の言葉にめっちゃ真剣な表情を浮かべながら俺の両肩を掴むマーニャ。

そして真剣な表情のまま口を開く。

 「レヴィン×フュリーが至高」

 「それな」

マーニャの言葉にディートバが同意し、二人はハイタッチを決める。

 「もう二人が繰り出すアオハル空気にお姉さん悶えちゃう!! あの空気だけでご飯三杯は行けるわ!!!」

 「わかる!! もうお互いに意識しているのに最後の一歩が踏み出せない空気感が最高!!」

 「ちなみにうちにはレヴィンとフュリーがいて、かつフュリーの子供であるセティもいるんだが」

 「なにそれ超みたい!!」

 「こうしちゃいられないぞマーニャ!! すぐに観察だ!!」

 「合点!!」

そして二人は訓練場から走り去っていくのであった。




マーニャ
シレジア四天馬騎士筆頭。武勇のマーニャ。婚期逃し騎士。婚期のことに触れるとぶちぎれる。『レヴィン×フュリーを見守る会』の会長

ディートバ
シレジア四天馬騎士ナンバースリー。軍略のディートバ。武勇の実力ではマーニャに勝てないが、既婚、子供在りという点で完全勝利を決めている。『レヴィン×フュリーを見守る会』副会長

レヴィン×フュリーを見守る会
通称シレジア四天馬騎士団



そんな感じで久しぶりの更新です。
実装を諦めていた大好きなマーニャとディートバ実装で歓喜している作者です。引くか迷ったんですがディートバが大英雄戦というのを見て「これはマーニャも引くしかねぇ……!!」と思って天井しました。

確立収束回しでフュリーも出たので今回のガチャは勝ちだと思っておきましょう。
パメラも実装されたらシレジア四天馬騎士部隊を組むよ……

そして何度か書いて消していたんですが、FE風花雪月のオリ主×ベレス先生の同人誌を出しました。
結局メロンブックスさんに委託することにしたんで、欲しい方はメロンさんで惟宗書房(サークル名前)または『ああ!ベレス先生!』(同人誌タイトル)で検索してみてください。ちなみに作者が確認した限りではまだ出品されていませんでした。

そして今後の同人誌はTwitterでのみアナウンスするので興味のある方は作者のアカウントをフォローしてください
惟宗正史/コレムネタダシ
@TadashiKoremune
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