召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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オーラロードが拓かれてウル様堂々参戦!!


召喚士とウル

今日も今日とて神階段英雄召喚ガチャのために召喚室へとやってくる。いつもの通りバカ二人がついてきている。

 「今日は何回引くんだい?」

 「オーブは11個あるからな。連続青一個だとしても二個はいける」

エリウッドの言葉に俺が答えると今度はヘクトルが首を傾げる。

 「でもよ。よくこの使い方をリンとフィオーラが許してるな。総選挙に向けて貯めろって言われていただろ。バレたらやばいんじゃないか?」

 「リンとフィオーラを含む口やかましく言う連中は対ニザヴェリル戦線にだしている。つまりこの間は俺は自由だ……!!」

 「つまり俺達がチクればいいわけだね」

 「さっそくパント印の通信機の出番だな」

 「愚か者どもめ。貴様等にはすでにこのことを『リンとフィオーラに喋ろうとしたら死ぬ呪い』をかけてある」

 「「鬼!! 悪魔!! 召喚士!!」」

貴様等を問答無用で呪殺しないだけマシだと思って欲しい。

後ろで口やかましいバカ二人を無視しつつ俺は召喚石板を起動する。

その時俺に電流走る……!!

 「この気配……星5がくるぞ……!!」

 「すでに確立10%くらいだもんね」

 「まぁ、来てもおかしくないな」

 「シャラップ」

バカ二人の茶々を無視しつつ俺は右下の青のオーブを召喚石板に叩き込む。

吸い込まれるオーブ、舞い上がる土煙、浮かび上がるsilhouette。

 「我が名はウル…かつて聖戦士と呼ばれし何故貴様が生きているぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」

 「ヘクトルバリアー!!」

 「ぐわぁぁぁぁぁ!!!!!」

名乗りの途中で俺を見て怒髪天をつく怒りの表情になったウルから放たれたイチイバルの矢をヘクトルで防ぐ。

 「く、相性有利で守備が低かったら即死だった」

頭に矢が刺さった状態で世迷言を言っているヘクトルを無視して俺は興奮しているウルに話しかける。

 「また異世界の俺案件?」

 「また!? 異世界の俺案件!? まさか貴様惚けるつもりか!!」

 「その辺どうなの召喚士。なんかめっちゃ恨まれているみたいだけど」

エリウッドの言葉に俺は考える。

 「ああ、ひょっとして三丁目の花子ちゃん。すっかり美人さんになっちゃって」

 「惚けるな貴様ぁぁぁぁぁぁ!!!」

 「ヘクトルバリアー!!」

 「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

今度は固有スキルが発動して追撃が発生したために天に召された脳筋。そろそろ現況でもやっていけるスキル構成にする必要があるかな。あ、駄目だ。緑重装はお姉ちゃんがいる。

 「脳筋、そのまま死んでくれていいぞ」

 「酷くね?」

ぶっちゃけヘクトルとエリウッドは死んでくれても問題ないどころか俺を殺そうとする人間が減るのでいいことしかないと思ってる。

そんな心温まる俺達のやりとりを聞いても怒りが収まる様子がないウル。

 「貴様がロプトを利用してしようとしたこと……人々が忘れたとしても我ら聖戦士は決して忘れん!!」

 「マジで君何をしたの?」

 「いや、聖戦世界はイシュタル達の家庭教師とか天馬騎士団の教官くらいしかやっていないからマジで心当たりがない」

エリウッドの言葉に俺は首を傾げる。聖戦世界はイシュタル達の家庭教師とかしかやってないから心当たりがない。

するとウルがずびしと俺を指差す。

 「貴様が人類を選別し、そのうえで選別された人類を管理、運営しようとしたこと……我は決して忘れぬ!!」

 「あれ? 異世界の君が全人類を滅ぼすのは珍しくないけど、そんな面倒なことをするなんて珍しくない?」

 「さっきからその赤毛は何を言っているんだ!?」

 「人類の選別とその管理運営……そんな面倒なことを俺がやるか? 異世界の俺ながら何を考えているかわからんな」

 「そして貴様も何を言っているんだ!?」

俺とエリウッドの普通の会話に驚愕するウル。その驚愕顔も美人さんで大変よろしい。

 「まぁ、待てウル。落ち着いて聞いて欲しい。おの異世界の俺は間違いなく俺だがこの世界の俺とは違う俺なんだ」

 「貴様は何を言っている!?」

 「異世界に自分の同位体がいるなんて神々には珍しくないだろ?」

 「そんなことあるわけないだろう!!」

なんて頭の硬い奴だ。人間からの成神はこれだから困る。他の神々の連中は異世界の自分ウォッチングも趣味にしている奴が多いというのに。

ちなみにイドゥンは異世界の自分に喧嘩を売りにいきその世界を崩壊させてドーマやナーガに頻繁に説教される。

 「俺は決して嘘はついていない。この瞳をみてくれればわかる」

 「む……」

ウルの背後で『鬼畜クソ外道』のボードを掲げているエリウッドは後で殺すとして、俺はしっかりとウルをみつめる。

そしてウルが俺の瞳を覗きこんだ瞬間に叫ぶ。

 「邪眼フラッシュ!!」

 「ぐわ!!!!」

完全に油断していたウルは俺の邪眼フラッシュが直撃して気を失う。そしてそれをみていたエリウッドが胡散臭げにみてくる。

 「君、何をしたの?」

 「まぁ、みていろ」

エリウッドにそう返しながら俺はウルを起こす。

頭痛を抑えるようにウルは起き上がった。

 「う……ここは……」

 「ようこそ聖戦士ウル。俺は召喚士。どうやら君は召喚のショックで気を失ったようだ。どこか身体に不調はないか?」

 「そうか……いや、すまない。改めて自己紹介をしよう。我が名はウル…かつて聖戦士と呼ばれし者。人の子よ、万悪に立ち向かう心あるならば我が聖弓にて、共に敵を討ち果たさん」

 「ああ、期待している。フローラ」

 「こちらに」

 「ウルを部屋に案内してくれ」

 「かしこまりました」

頭を抑えながらパーフェクトメイドに連れられて召喚室からでていくウル。

それを黙って見送ってからエリウッドは口を開いた。

 「君、なにしたの?」

 「邪眼で俺関係の記憶を封印した」

 「君は本当にクソだな!!」




ウル様
オーラロードが拓かれた聖戦士。神話時代に異世界の召喚士と戦っていた模様。

召喚士
異世界に自分が多すぎて自分でも把握しきれていない邪神

邪眼フラッシュ
召喚士が自分の目を邪眼に改造した結果生み出された必殺技。主に面倒な相手が現れた時にその記憶を封印する。



そんな感じでウル様召喚編です。

最初はウル様ともフラグ(恋愛)をたてようとも思ったんですが「そんなギャルゲーじゃあるまいし」ってことでフラグ(仇敵)をたてました。

しかし、そのフラグ(仇敵)を即座にへし折る召喚士マジでクソ

ウル様は予告動画がきた時から胸を射抜かれたので絶対に引こうと思っていたのですが自分に課した「推しキャラ以外には課金しない」というゲッシュのおかげで引くまでに時間がかかりました。

そしてスーパー強いウル様マジ聖戦士
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