召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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リンちゃんから遅れること幾星霜……!!

ついに真面目嫁にも召喚士との子供実装です!!


召喚士と真面目嫁の子

 「こっちはこうしたほうがよくないか?」

 「いや、それをやるとこっちの魔法陣とのバランスが悪くなるよ」

 「と、なるとこっちをちょっといじりましょうか」

俺、パント、カナスが食堂でちょっとした魔法陣を改造を練っている。ちょっと血なまぐさいのでパント印の結界を張りずみだ。

え? 研究室でやれって? ははは思いついた時にすぐに討論しないと魚の骨が喉に刺さった感じがするだろ?

そんな感じでヴァイス・ブレイブ自治領が誇る三人のマッド魔術師が机に紙を広げてあ~だ、こ~だと議論をしていると一つの影がやってきた。

 「うわぁぁぁぁん!! お父さん助けてぇぇえぇぇぇ!!!!!」

 「ごぼっふぁぁ!!」

訂正、俺の脇腹に突っ込んできた。

突っ込んできたのはシーダのスタンドを持ち、メカペガサスを駆るペガサスナイトの幻影異聞禄出典のはずのつばさ。

さて、このつばさが俺を父と呼ぶ理由は簡単だ。

ファイアー・エムブレム・ユニヴァース出身で俺とフィオーラの子供だった。

真面目がいきすぎて空回りするところなど母親であるフィオーラをそっくりだ(ドタコン発言

とりあえず俺は片手でつばさを撫でながら起き上がる。

 「どうした? またギムレーにセクハラされたか?」

 「あ、うん。それはされたけどちゃんとお父さんに言われた通りに三枚開きにしてKiriaお姉ちゃんに燃やしてもらったよ!!」

笑顔で恐ろしいことをのたまう我が娘。まぁ、ギムレーに関しては自業自得の部分が強すぎるので放置する。奴のことだから原神で申鶴が実装されたら勝手に生き返るだろう。

 「だったらどうした?」

 「お母さんが酷いの!!」

もうこの時点で俺は関わり合いになりたくなかった。

フィオーラも待ちに待った俺との間の実子が実装である。その喜びは深く、そして同時にある事に目覚めた。

曰く、俺のように人類抹殺ではなく世界平和を考えるような真面目な娘に育てます宣言である。

烈火飲みの時に発表されたその思想方針演説は俺の子供の時点でそれは不可能という大多数の突っ込みを受けつつもフィオーラはめげなかった。

武芸、ペガサスの騎乗術は当然として各種勉強や礼儀作法にも五月蝿く指導するようになったのだ。

そしてその都度脱走しては俺に助けを求めるつばさ。だが、それも無駄である。

 「何度も言ってるだろう。俺がフィオーラに意見できるわけがない」

 「「完全に尻に敷かれてて草」」

 「うわぁぁぁぁん!! お父さんも頼りにならなぁぁぁぁい!!!!」

俺の悟った笑顔での言葉にパントとカナスは指差し嘲笑い付きで突っ込みつばさは泣いた。

 「つばさ!! どこにいったんですか!!」

 「あああああああああああ、お母さんが来ちゃう!! お父さん隠れさせて!!」

 「あ! おい!!」

俺の返答を聞くまでもなくつばさは勝手に俺のローブに入ってくる。

怪しげに人一人分膨らんだローブを着た俺になった。

 『こいつの頭の悪さは本当に俺の血が入ってるのか怪しくなる時があるんだが』

 『大丈夫! 君もヘクトルやエリウッドといる時はそんな感じさ!!』

俺のテレパシーに速攻で突っ込んでくるパント。

そして食堂にフィオーラが入ってきて、俺を見つけると近くにやってくる。

その眼差しは呆れた様子で膨らんだローブに注がれている。

 「召喚士さん、つばさを知りませんか?」

その言葉にわかりやすいくらいびくっと震えるつばさ。正直人身御供でつばさを献上したほうが俺の精神衛生上いいのだが、流石に娘を人身御供に捧げるのは俺の微かな良心が痛むので適当にはぐらかす。

 「あ~、なんだ。つばさだったらKiriaのところにいったぞ」

腹違いの姉妹ではあるが二人が仲が良いのは周知の事実だ。なにせつばさがKiriaと同じお風呂に入って恍惚の表情を浮かべているところを多数の英雄が目撃している。

俺の言葉に一回ため息を吐くとフィオーラは口を開く。

 「いいですか召喚士さん。もう一度だけ聞きます」

そこまで言ってフィオーラは笑顔を浮かべる。

 「つばさは どこ ですか?」

 「あ、ここにいます」

 「お父さぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」

 「許せ娘よ。俺は神の一柱でもあるがリンとフィオーラには勝てないのだ」

 「うわぁぁぁぁぁん!! 頼りにならなぁぁぁぁぁい!!!」

ローブの下から速攻で逃げようとしたつばさはフィオーラによって捕獲された。

とりあえずこのまま見捨てるのはどうかと思ったのでフィオーラに意見しておく。

 「あまり厳しくしすぎるのはどうかと思うぞ」

 「ですが軽く準備運動で敵兵千人斬りをやらせようとしただけですよ?」

 「そんな基礎運動もできないのか、つばさ」

 「リンに隠れているけどフィオーラも大概だよね」

パントの突っ込みもつばさにW説教をしている俺とフィオーラには届かなかった。

 「まあまあ、お二人とも。お小言はそれくらいにしてあげたらどうですか?」

 「カナスおじさん……!!」

 「私個人としてもそんな無価値なお説教をするよりメカペガサスの構想案をつばさちゃんに確認したほうが色々な意味で有意義ですし」

 「カナスおじさん……!!」

友人の娘を平然と兵器の実験台にしましょう発言につばさが戦慄しているが慣れて欲しい。

そんなわけで俺達は広げていた魔法関係の紙の束を異空間に仕舞うと『第三十三式機械天馬初号機』の設計図を取り出して広げる。

そしてつばさはその設計図をみて停止した。

 「お父さん」

 「どうした?」

 「これ、なに?」

 「? 何ってお前がパイロットを務めることになる第三十三式機械天馬初号機の設計図だが?」

 「どうみてもガンダム・センチネルのディープストライカーですけど!?」

 「ほら、みたまえよ召喚士。やっぱりつばさちゃんはデンドロビウムのほうが良かったんだよ」

 「パントおじさん!?」

 「いえ、やっぱりつばさちゃんは若いんですからSEEDのミーティアのほうが良かったのでは?」

 「え? か、カナスおじさん。ミーティアversionもあるの?」

その言葉に異空間から『第三十三式機械天馬弐号機』の設計図を取り出してつばさにみせるカナス。

そしてそれを見てつばさは嬉しそうに俺に振り向いた。

 「お父さん!! 私、ミーティア乗りたい!!」

その言葉に即座に『第三十三式機械天馬弐号機』の改造案を練り始める俺達にフィオーラは呆れた様子でつばさを訓練場に引きずっていくのであった。




つばさ
ファイアー・エムブレム・ユニヴァースからやってきた召喚士とフィオーラの娘。母親に厳しい躾をされては父に泣きつく(でも解決はしない

フィオーラ
ついに実子実装で張りきる真面目系堅物ママ

第三十三式機械天馬
三魔術師が技術と魔術をふんだんに盛り込んだ超兵器。戦場に投入すると敵兵は死ぬ。鍛えていないとパイロットも死ぬ。
ちなみに見た目は初号機がディープストライカー(召喚士案)、弐号機がミーティア(カナス案)、参号機がデンドロビウム(パント案)



ついに召喚士とフィオーラの娘が実装!!
割とつばさちゃんが実装された時からこの案はあったのですが弊ヴァイス・ブレイブにはなかなかやってきてくれず、このタイミングでになりました。

ちなみにつばさちゃんはPUの初回無料で来てくれました。なんていい娘なのでしょう。

原作ではお姉さんもいるようですがこの作品でどうなるかは不明(本当に何も考えていない

そして察しのいい読者ならお気づきかもしれませんが今のところ幻影異聞禄組のKiriaとつばさは召喚士の実子。

つまりエレオノーラと樹くんもまさか……!?(エレオノーラもすり抜けですでにいる
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