召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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なんか書いた結果この作品でも屈指の最強キャラになってしまいました


召喚士と聖女エリミーヌ

いつものように召喚室に召喚をしにやってきた。

 「でも珍しいな、お前がそこまで召喚を嫌がるなんて……いや、珍しくないな」

 「また女性問題かい?」

ヘクトルの言葉にエリウッドが続く。俺に対して超失礼であるが前例がありすぎて困る。

 「いや、今回は俺の女性問題じゃない」

 「じゃあ、なんでそこまで嫌がるんだ?」

ヘクトルの言葉に俺は表情を顰める。

 「いいかお前ら」

 「「なんだ」」

 「俺は止めたからな」

 「「ちょっと待て」」

俺の念押しに二人が止めてくる。

頭痛を抑えるように言ってくる二人に俺は黙って先を促す。

そしてエリウッドが口を開く。

 「戦闘民族系かい?」

 「違う。というか仮にも聖女だぞ? 争い事は嫌いだ」

 「だったらナンナ系か」

 「確かに人助け系ではあるが殺してまで助けるというバーサーカー思考じゃない」

仮にも聖女から女神になった人物なので戦闘民族ではないしバーサーカーではない。

 「じゃあ、何が問題なんだい?」

 「うん、まぁ、召喚したらわかる「召喚士!!」ドーマ」

俺が石板を起動しようと瞬間に召喚室の扉が開き、エプロンをつけて神格者ドーマが焦った様子でやってきた。デフォルメされた犬のワッペンがかわいらしい。

そんなエプロンをつけながらドーマは叫ぶ。

 「エリミーヌを召喚するのはよせ!! 彼女は人類には毒だ!!」

そう言った瞬間にドーマの顔の横に神々用の啓示板が現れる。

 『ドーマ!! 食事の支度の最中ですよ!! 早く戻ってきなさい!! 鍋が吹きこぼれるでしょ!!』

 「いや……だがナーガ……エリミーヌが……」

 『エリミーヌがどうしたって言うんですか!! 彼女が来たら食事のレパートリーが増えて喜ぶべきでしょう!!」

 「いや……しかし……彼女は人類には……」

 『いいから早く戻ってきなさい!!』

 「は、はい!!」

おかん・ナーガの怒声にドーマは慌てた様子で走っていく。それを黙って見送る俺達。

そしてヘクトルが口を開く。

 「あのドーマが召喚するなって言ってたな」

 「俺もあまりおすすめしない」

 「じゃあ、なんで召喚するんだい?」

わかりきった質問をするな、エリウッド。

 「セーなんとかさんに『召喚しないと性的に襲ってリンにバラす』と脅されてな」

 「あいつ自分の貞操をなんだと思ってるんだ?」

俺のそう思うがあの目はガチの眼だったので俺に拒否権はなかった。

 「まぁまぁ、セーなんとかさんも自分が信仰する女神が召喚されるとわかって正気じゃないんだよ」

 「むしろ烈火組でニノ以外に正気の奴いないだろ」

エリウッドの言葉にヘクトルが笑いながら言う。

そして三人で真顔になった。

 「あれ? マジで烈火組にニノ以外に正気の奴いなくね?」

 「まずいね、どこの世界でも必ず複数人は正気の人がいるんだけど」

 「うちの世界は召喚士とパントとカナスのせいで狂気度高いしな」

俺とヘクトルの罵り合いに発展したが残念ながら烈火でも平常運行である。

とりあえず一通り罵り合った後に召喚石板を起動する。

そして召喚石板起動三回目。

 「ぐはっ!!」

 「「召喚士の不幸で飯がうまい!!」」

見事に無色がなかった。

 「まぁ、まだ8%だし星5でないだろ」

 「「フラグ乙」」

バカ二人を無視して俺は赤オーブを叩き込む。

舞い上がる土煙、浮かび上がるシルエット。

 「コンスタンツェ=フォン=ヌーヴ「風花雪月警察だ!! 君を修練の塔に連行する!!」え?」

現れた二重人格の少女は風花雪月警察のベレトによって素早く連行されていった。

 「いつまで風花雪月のキャラはでないんだい?」

 「風花雪月の俺が死ぬまでじゃないか?」

 「異世界とは言え自分が死ぬって平然と言うか?」

だが事実なので仕方ない。

そしてしばらく召喚を続けて順調にパーセンテージが上がって10%まで上がった時に事件が起こる。

 「む、無色も赤もないだと……!?」

 「とういか二重人格ちゃんもでたから赤引く必要ないだろ」

 「緑と青だね。どっちを引くんだい?」

 「開花ぴよちゃん欲しいから緑にするか。というかそろそろ星5でるだろうから他の色引きたくないんだよなぁ」

 「「フラグ乙」」

 「ははは、まさか出るわけないだろう」

そして俺は緑オーブを叩き込む。

舞い上がる土煙、浮かび上がるシルエット。

 「兄さんがいるのはここかぁ!!!!!!!!」

 「連れていけ」

 「な、なにをするだぁ!!」

でてきたヤンデレブラコンは俺の合図でフローラによって連行されていった。

 「使うのかい?」

 「使用予定はない」

 「でもレギンは喜ぶんじゃないか?」

 「いいかお前ら」

俺は真剣な表情でエリウッドとヘクトルに告げる。

 「俺は無償で他人の喜ぶ真似をしない」

 「「主人公とは思えないクズ発言」」

何を今更。

 「それでどうするんだい? もうすぐオーブ100個きるけど」

 「とりあえず無色で一人星5がでたら撤退するつもりなんだがなぁ。だけどそろそろやめておくか」

 「それでなんで石板起動してんだろ」

こ、これは身体が勝手に!!

とりあえず二つ無色があったので一つ目を叩き込む。

そして一つ目は無事にジョーカーになったので速攻で秘伝書にする。

 「ジョーカーさんの扱いが雑で草」

 「フェリシア、それを言うためだけにここに来たのか?」

 「その通りです!! あ!! ジョーカーさんの秘伝書とかカムイ様達によくないので燃やしておきますね!!」

笑顔でジョーカーの秘伝書を持ち出していくフェリシア。俺達はそれを見送って二個目の石板を起動する。

スパークする石板、舞い上がる土煙、浮かび上がるシルエット。

 「これは神階英雄がくるぞ!!」

 「アスタルテ」

 「駄目だね、同じじゃ賭けが成立しない」

 「シャラップ!!」

そして煙の中からでてくる英雄。

 「大いなる導きを得て。隣人を癒し、魔を滅ぼす光と共にーーー。私はエリミーヌ……あなたの心に、輝きを」

 「久しぶりだな、エリミーヌ」

 「あら、ブラミモンドじゃないですか」

俺と聖母スマイルを浮かべて会話するエリミーヌ。

そしてその会話を聞いていたバカ二人は恐れおののいていた。

 「な、なんだこの心の暖かさは……!?」

 「これは僕らが久しく忘れていた優しさの心……!?」

その会話が聞こえていたのかエリミーヌはバカ二人をみる。

そして圧倒的聖女スマイルを浮かべる。

 「今まで頑張りましたね、もう大丈夫です。安心しなさい、私は……エリミーヌはここにいます」

 「「ま、ママぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」

 「ち、やはり人類にはまだ早かったか」

エリミーヌ、彼女はそのバブみで人から神に至った超絶聖女である。




エリミーヌ
その溢れ出るバブみで人から神に至った聖女。彼女の前ではどんな狂暴な英雄も赤ちゃんとかす。まさしく平和の化身。

エリウッド&ヘクトル
この後それぞれの奥さんに正気に戻された

二重人格さん
育成はする予定ですが小説への出演は未定です

オッテル
何故きた



そんな感じでエリミーヌ編でした。

最初から無色の星5が一人でたら撤退するつもりでした。

なんということでしょう、150個以上のオーブが吸われたではありませんか

まぁ、オーブ150個で星5三人だったらいいほうでしょう

そしていそうでいなかったガチの聖女キャラ。エリミーヌの前では全ての争いがなくなり全ての人が赤ちゃんになる。

つまり(ある意味)最強キャラ。
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