召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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ガチャ実装初日に引いてネタはあってもずっと書いていなかったカリンをようやく登場させられました。

さぁ!! 召喚士と誰の子供かな?


異世界放浪天馬騎士・カリン

 「え?」

ヴァイス・ブレイブの食堂でカリンは思わず呟いた。カリンが注文したのは何が美味しいのかわからなかったのもあって日替わり定食。普通の定食屋であれば量も味もいい定食がでてくるであろう。しかし、ここかヴァイス・ブレイブである。普通ではない。

それは肉というにはあまりにも山であった。皿に溢れんばかりの肉。米の上にも肉。本来スープが入ると思われる器にスープはなく、そこにもやはり大量の肉があった。

 (いや、どう考えても量もおかしいし何より野菜がない)

そんなわけで(何故か食堂で働いている)ナーガに声をかける。

 「あの、すいません」

 「なんですか!? 足りないんですか!?」

否定する間もなくカリンの持っているトレーにクソほど肉が乗った皿が追加された。

 「ほら!! 受け取ったらさっさと行く!!」

ナーガに怒鳴られてすごすごとカリンは肉しかないトレーを持って席に着く。椅子に座ってカリンは改めて持ってきた定食をみる。

肉しかなかった。

 「いやいや、おかしいでしょ」

父を探して異世界を旅していた時にできた友人のウマ娘であるオグリキャップなら食べきれるだろうが、残念ながらカリンは人耳の人娘だしそのオグリキャップもこの場にはいない。

とりあえずカリンは米を探そうと茶碗の肉の山を持ち上げる。

そこにも肉がでてきてカリンは軽く絶望した。

 「カリン姉さま!!」

 「あ、ロリルバ」

そして自分の料理(お子様ランチ)を持って嬉しそうにカリンに駆け寄ってくるミネルバ(ロリの姿)。その後ろにはパオラ、カチュア、エストのロリペガサス三姉妹も料理(お子様ランチ)をそれぞれ持って慌てた様子でやってくる。

 「カリン姉さま、私も一緒に食べていいですか!!」

 「うん、もちろん」

ヴァイス・ブレイブに来た当初は腹違いの姉妹がいっぱいいることに驚いたカリンであったが、キチガイだらけのうえにカリン本人にもその素養があったのですぐに慣れた。

なによりロリルバが純粋でいい子だったのも大きい。今もロリルバの頬についたソースを紙ナプキンでふき取るパオラ(ロリ)、口の回りをソースでぐちゃぐちゃにしているエスト(ロリ)の世話をしているカチュア(ロリ)。その光景は微笑ましさしかないし、発狂した紳士(ロリコン)は治安維持部隊によって連れていかれた。

 「ねえ、ロリルバ」

 「うん? なんですかカリン姉さま!!」

元気のいい返事に『私の腹違いの妹可愛いなぁ』とシスコン思想をしながら疑問に思ったことを聞く。

 「私のこれ日替わり定食だよね」

 「はい!! それを注文するなんてカリン姉さまはすごいです!!」

注文しただけで勇者扱いされる日替わり定食ってなんだと思いながらカリンは言葉を続ける。

 「このメニューは今日だけだよね?」

 「はい!! 日替わり定食ですからね!! 明日になったら変わります!!」

 「うんうん、そうだよね」

 「はい!! 今日は豚肉ですけど明日は牛肉だったはずです!!」

 「んんんん?」

ロリルバの言葉にカリンは首をのけぞる。それに苦笑しながらパオラが口添えしてくる。

 「ここの日替わり定食はサカの民の方々の『草を食べるのは偽善』という強めの肉食文化があるので、日替わり定食は牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉のローテーションで回っています」

 「草は?」

 「茶碗の底のほうに3粒あるはずです」

言われた通りカリンは茶碗の肉を皿に乗っている肉(山もり)のほうに移しながら確認してみると、米1粒は確認できたが他2粒は確認できなかった。

 「カリン姉さまカリン姉さま!!」

 「うん? なにロリルバ?」

とりあえず山になった肉を食べ始めたカリンにロリルバが話しかけてくる。

 「カリン姉さまはお父様を探して異世界を旅していたんですよね?」

 「うん、まぁ」

最初の目的は父を探してだったが、旅の途中で面白くなって父を探すのはほっぽりだして遊んでいたのだがそれは置いておく。

 「何か異世界のお話をしてください!!」

ロリルバの言葉にカリンはちょっと困る。何せ子供には刺激が強い異世界が多い。数少ない喋れそうな異世界はウマ娘の世界だが、あそこには馬という生物がいないのでペガサスの存在が軽く騒ぎになって結論として死にかけたので喋りたくない。

 「そうだなぁ、私が行った世界にテイワットって世界があるんだけどね」

 「はい!!」

カリンが喋り始めるとロリルバは眼をキラキラさせてみてくる。パオラ、カチュア、エストのロリ三姉妹も気になっているようでちらちらとカリンをみてくる。

内心で会話のハードルが上がったと思いながらカリンは言葉を続ける。

 「とっても綺麗な世界で旅のし甲斐のあるいい世界だったんだけどね。魔法がなかったり『神の目』って呼ばれる魔法に似た力を扱える道具があったりで」

カリンの言葉にロリルバはふんふんと頷いて聞いている。

 「まぁ、でもそこの世界の神様が基本的に問題しかなくって」

雷神ヒキニートとか飲兵衛放浪者風神とか民なげっぱなし岩神とかである。

そしてテイワットで友人になった蛍やその他大勢との思い出話を語っていると入り口が騒ぎが起きている。

カリンが気になってそっちをみると母親であるマーニャとディートバが言い争いをしていた。

それをみてカリンは目元を手で覆って天井を見上げる。そんな二人をみながらロリルバはにこにこしながら口を開く。

 「マーニャ母様とディートバ殿は仲良しですね」

 「うん、まぁそうだよね」

実の娘であるカリンにとって母であるマーニャは色々と面倒な存在だ。特に知るわけないのに執拗にレヴィンとフュリーのなれそめを聞き出そうとしても困る。知るわけがない。

そして二人が興奮して武器を取り出して治安維持部隊に逮捕されて自分とフュリーが身元引受人として詰所まで迎えに行くことになることもすでに数回経験している。

なので席から立って小走りでマーニャ達のところに向かう。

 「お母さん!! 食堂で騒がないで!!」

 「け、けどカリン!! ディートバが王子はヘタレ受けだって!! 王子は絶対にフュリーに対しては鬼畜攻めなのに!!」

基本的に仲の良いマーニャとディートバだがレヴィン×フュリーなのかフュリー×レヴィンなのかで論争を起こして武器を取り出す騒ぎにまで発展する。

だからカリンは大きな声で宣言する。

 「あの女性をすけこましておきながらろくに女性経験のない王様が攻めなわけないでしょ!!」

 

食堂の片隅にいたシレジアの王子が完全に流れ弾で吐血したのをみたのは、王子を介抱してくれたドーマだけであった。




カリン
シレジアのペガサスナイト見習い。父に召喚士、母にマーニャを持つ。フュリーは叔母だしセティなどとは従兄妹。どうやら父の異世界召喚体質を引き継いで色々な世界を旅していた模様。

ロリルバ
腹違いの姉妹がぽこじゃか増えても気にせずに慕う天使

レヴィン
なんとなくすけこましの印象が強いんですよね(風評被害

草を食うのは偽善
By 神々のいない星でより

テイワット(原神世界)
カリン 星4 武器:長柄 元素:闇



そんな感じでカリン編です。

ガチャの動画みた時から引こうと思ってたカリン、とりあえず1凸はしたのであとはゆっくりと10凸していきます。スキルどうしよっかなぁ

そしてマーニャと召喚士の娘という設定を付与。これによって原作に存在していた姉がいる設定がどうなるかは不明です。

というか聖戦かトラキアにカリンの姉ってでてきましたっけ

そして今年もやってきたロリショタガチャ。作者はあまり引く気はなかったので無料の赤を引いたところロリワユ参上。

君は誰の子だろうねぇ!!
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